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【裳華房】 メールマガジン「Shokabo-News」連載コラム 
裳華房 編集子の“私の本棚”

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第15回 ドーナツを穴だけ残して食べるには?

『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』(大阪大学ショセキカプロジェクト 編,大阪大学出版会)

 編集者のDです.突然ですが質問です.
 「Q:ドーナツを穴だけ残して食べるには?」
 なぞなぞのような,やればできるような,はたまた哲学のようなこの質問.どんな答えが考えられるでしょうか?

 もともとはネット掲示板で有名なものであったこの問いに,大阪大学の先生方が“結構本気で取り組んでみた”のが今回ご紹介する『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』です.経営学・工学・美学・数学・精神医学・歴史学・法学などの各分野からのアプローチによる,その結果は……?

 本書は大阪大学の学生,教員,そして大阪大学出版会による「ショセキカプロジェクト」[*1]として企画・出版されました.入り口こそドーナツですが,丸い穴の先では学問とその多様性が大きなテーマとなっています.さまざまな学問を扱っているうえに専門性も高いため,読みごたえは充分な反面とっつきにくさを感じる方もいるかもしれません.しかし,ドーナツの包み紙に見立てた帯や世界のドーナツを紹介するコラム,解説の追加,ドーナツと先生の写真などといった学生からの「アプローチ」により,手に取りやすく,分かりやすく,まとまりのある一冊に仕上がっています.

 ちなみに私は生物学を専攻していたのですが,この問いには「生物種によっては可能」という仮説が思いつきまして,さてどうしようか,何種か選んで実際に食べさせてみようか,いや,他にもあの方法はどうだろうか,と自分でもあれこれ考えてみたくなりました.
 みなさまのご専門からはどのようなアプローチが考えられるでしょうか?


【脚注】

*1 大阪大学『ショセキカ』プロジェクト
http://www.celas.osaka-u.ac.jp/ourwork/shosekika/

【今回ご紹介した書籍】 

ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義 
  大阪大学ショセキカプロジェクト 編/A5判/276頁/
  定価(本体1500円+税)/2014年2月発行/大阪大学出版会/
  ISBN 978-4-87259-470-6
  http://www.osaka-up.or.jp/doughnuthole.html
  http://www.osaka-up.or.jp/books/ISBN978-4-87259-470-6.html


「裳華房 編集子の“私の本棚”」 Copyright(c) 裳華房,2014
Shokabo-News No. 301(2014-7)に掲載 



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