雑誌『生物の科学 遺伝』
47巻4月号（1993）

Ｂ５判／112頁／

【特集：脳へ迫る―研究の現状／川村　浩 企画】

特集にあたって（川村　浩）
イオンチャンネルのしくみ（高橋正身）
神経成長因子の脳における働き（畠中　寛）
遺伝子による生体リズムのコントロール（石田直理雄）
性行動の分子遺伝学（山元大輔）
分子生物学はどこまで脳に迫れるか（黒田洋一郎）
大脳辺縁系は記憶の貯蔵庫か？（西条寿夫・小野武年）
脳組織の移植で老化は防げるか（池上司郎）
大脳半球機能の左右差（杉下守弘）
脳損傷と視覚認知障害（河内十郎）

【今月の解説】

ドコサヘキサエン酸の生理機能（鈴木平光）
視覚と行動（１）（松原　薫・道之前允直）
新規セルラーゼ生産菌の開発と応用（山辺　倫）
変異体 wasted マウスは放射線による細胞死の謎を解くか？（手塚英夫）

【トピックス】

ホタルに擬態する昆虫（大場信義）
アブラムシの営む窒素リサイクリング（石川　統）

【連　載】

随想／動物か，それとも植物か（千原光雄）
連載エッセイ・自然と私／自然と私：昆虫篇（平田國雄）
植物文化史／チューリップ−春花壇の主役（臼井英治）
実験・観察のページ／「自然と人間」を考える旅（早崎博之）
小笠原の生物／滅びゆく植物（安井隆弥）
にっぽん育種物語／日本の豆（前田和美）
生物ライブラリー／大学の生物学 遺伝学（改訂版）