雑誌『生物の科学 遺伝』 2001年7月号(55巻4号)
B5判/112頁/


【特集 自然史と自然史博物館/大路樹生 企画】
     「自然と人間の共生」が課題とされる現代,自然の多様性やしくみに関する基礎的 知見を提供する"自然史科学"の重要性が高まっている.わが国での自然史科学の あり方に思いを馳せる.
特集にあたって(大路樹生)
    <自然史のおもしろさ>
    フグ科魚類の自然史(松浦啓一
    21世紀の自然史科学とインターネット博物館(今井弘民
    <市民と博物館>
    博物館と市民のネットワークで作る地方植物誌(勝山輝男
     千葉県立中央博物館(伊左治鎮司
     大阪市立自然史博物館(山西良平
     兵庫県立人と自然の博物館(高橋 晃
     福井県立恐竜博物館(佐野晋一
     北九州市立自然史博物館(上田恭一郎)
     仙台市科学館(岩渕成紀
    <これからの自然史と博物館>
    博物館で満喫した心の躍動と人間の可能性(染川香澄)
    自然史科学雑感(速水 格)
    21世紀の自然史に向けて(矢島道子・森  啓)
シリーズ 検証・20世紀の生物科学
    タンパク質合成と輸送・オルガネラの機能
      −ゴルジ体の発見からシグナルペプチドまで(田代 裕・山本章嗣)
    微生物による物質生産−ニューバイオテクノロジーの確立(山口彦之)
【トピックス】
    シロイヌナズナの葉を花の器官に換える(後藤弘爾
    精子の侵入地点が動物のボディープランを決める(森澤正昭
    ガラパゴスのいま−エルニーニョと環境破壊(伊藤秀三)
【7月号からの新連載】 【連 載】
    表紙によせて/多摩川の水鳥(中込弥男)
    万里同符−トロイカエッセイ/分かりやすく伝えること(佐倉 統)
    動物たちの気になる行動/アメフラシとウミウシの産卵行動(平野義明)
    病気と遺伝子/アレルギー・アトピーと遺伝子(中込弥男)
    実験・観察のページ/ラン藻の光環境への適応を観察する
      (田幡憲一・設楽未来)
    環境保全の現状/ナホトカ号重油流出事故の潮間帯生態系への影響
      −汚染調査から長期モニタリングへ(川井浩史・神谷充伸・小松輝久・
                 仲岡雅裕・山本智子・竹野SC海洋生物研究会)

    研究室・研究所めぐり/宮崎医科大学・附属動物実験施設(土屋公幸
    【一般記事】 『国際動物命名規約 第4版』の日本語版が出版されました(馬渡峻輔
    越田 豊先生を悼む(森田敏照)
    田中正武先生を悼む(阪本寧男)
    今堀宏三先生を悼む(清水 晃)



         

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