雑誌『生物の科学 遺伝 2002年1月号(56巻1号)
B5判/112頁/

【特集I “ドリー”誕生から5年 −体細胞クローンの現状と展望/入谷 明 企画】
    体細胞クローンヒツジ“ドリー”の誕生から5年を経た現在,その技術開発の現状, 家畜生産や再生医療への応用の有用性,ヒトクローンをめぐる各国の状況等を,あら ためて概観する.

    体細胞核移植によるクローニングの過去・現在・未来(入谷 明)
    体細胞のリプログラミングとクローン動物の生産(今井 裕)
    体細胞クローニングの家畜改良と増殖への応用(高橋清也
    体細胞クローン技術と再生医学(中辻憲夫)
    クローン人間の倫理と法的規制(米本昌平)
【特集II 哺乳類の冬眠/近藤宣昭 企画】
    われわれヒトにはみられない能力である「冬眠」のしくみの解明に向けた研究が, 生体と分子の両面から進みつつある.その最先端を,冬眠現象のヒトへの応用例も 含めて紹介する.

    特集にあたって(近藤宣昭)
    冬眠のしくみ(近藤宣昭)
    脳と冬眠(田村 豊・塩見浩人
    冬眠できない動物の体温低下現象(関島恒夫)
    冬眠の応用(1):心臓手術と低体温療法(大谷 肇)
    冬眠の応用(2):脳低温療法(林 成之)
シリーズ 検証・20世紀の生物科学/遺伝編集委員会 企画】
    光合成研究における三つの問題(宮地重遠
トピックス
    第17回京都賞,メイナードスミス博士が受賞(巌佐 庸
    禁煙できないのは遺伝子のせい?(安藤寿康)
    どう変わる? 三宅島の自然(樋口広芳)
新連載
    生き物の不思議(1)/足跡から知る恐竜たちの行動(東 洋一
    かたちと遺伝子(1)/連載オープニング記念対談:生物の形態形成はどこまでわかったか?
      (倉谷 滋長谷部光泰
一般記事
    伊谷純一郎先生を悼む(西田利貞)
連 載



         

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