雑誌『生物の科学 遺伝

2004年3月号(58巻2号)
B5判/112頁/

【特集 動物たちの移動の謎をさぐる
          日本動物学会関東支部企画委員会・黒川 信 企画】
特集にあたって黒川 信
    単細胞生物も考えてから移動する −クラミドモナスの場合吉村建二郎
    動物プランクトンの日周鉛直移動(渡辺泰徳)
    甲殻類に付着する動物の移動(伊谷 行
    変化する環境下での昆虫のナビゲーション戦略
      −いろいろな視覚cueを使うカメムシ(弘中満太郎)
    昆虫の長距離飛行 −なぜ飲まず食わずで何千 kmも飛べるのか(茅野春雄)
    ウナギはなぜ大回遊するか?(塚本勝巳
    アカウミガメの回遊と生息域利用(畑瀬英男
    クジラやイルカの移動・回遊 −日本近海で見られる種類を例に(吉岡 基)
    人工衛星を利用した鳥の渡り追跡(樋口広芳
    自然科学の研究の進め方を学ぶ −繁殖池をめざすヒキガエルの研究を例にして石居 進
【トピックス】
    新しく発見されたカエルの示すもの(松井正文)
    フンコロガシは天空の cueを利用して糞の球を運んでいる −月の光が作る空の偏光を使って定位する昆虫(針山孝彦)
    渡り鳥は飛んでいるときより休息しているときのほうが疲れる!(武田麻里)
    クジラ類への人工海中音の影響(赤松友成
    ニューヨークなど都市化した環境のほうが樹木の成長が速い?(船田 良
    植物における自家不和合性の分子機構(伊藤元己)
    花が開くとき(中込弥男)
    第19回 国際生物学賞は 井上信也 博士に(合田 真)
    2003年ノーベル生理学・医学賞,核磁気共鳴の画像化に(杉下守弘)
    2003年ノーベル化学賞,水やイオンの通路として細胞膜中に存在する「チャネル」の研究に(小畑秀一
【私のメモ】
    身近な樹木観察から植生の特徴(植物群系)を理解する −名前がわからなくても樹木を調べ,自然の環境条件を考察する工夫(浅羽 宏)
【一般記事】
    丸山工作先生を悼む −丸山さんの存在感(森脇和郎)
【連 載】



         

自然科学書出版 裳華房 SHOKABO Co., Ltd.