雑誌『生物の科学 遺伝』B5判/112頁/ /林 衛・加藤和人・佐倉 統 企画】 進展の著しい生物学分野では,研究活動への社会の支持を得るために,そして何より専門家を含む一般市民が科学リテラシーを高めて深く考え判断し,科学にかかわることで自らの生活をより豊かにするために,従来の「科学普及」「科学啓蒙」とは違った,新しい双方向・多方向の科学コミュニケーションが求められている.
(林 衛・加藤和人・佐倉 統) →こちらから読めます (pdfファイル,4.8MB) ・生命科学の世紀における理科教育の創造に向けて −科学リテラシーから教育内容を捉えなおす(石渡正志・林 衛) ・物づくりを通して生命科学を考える −JT生命誌研究館における実践(工藤光子) ・コラム:「アート」は「サイエンス」を救えるか? −キーワードは「科学者にとっての自己表現」(高田洋一・石村源生) ・新聞と映画の中のバイオサイエンス −肯定度を科学量論的に評価する(白楽ロックビル) ・テレビと科学コミュニケーション −科学番組制作の現場から(村松 秀・井上智広) ・コラム:科学を語りあうことのおもしろさ −広がる「ゲノムひろば」スタイル(林 衛) ・生活者による専門知の実践的活用に向けて(上田昌文) ・コラム:科学と社会の幸せな関係を求めて −英国における「科学の公衆的理解」の転換期(岡橋 毅) ・科学コミュニケーション人材の養成に向けて(渡辺政隆) ・インタビュー: 「科学を社会全体の知的財産として表現できる科学コミュニケーターを」(浅島 誠) 「イデオロギー化した生物学が科学至上主義に陥らないために」(西川伸一) 「知識の羅列ではなく,明解な日本語で その意味するところを語ろう」(長谷川眞理子)
・2004年度 ノーベル生理学・医学賞,嗅覚受容体の遺伝子の単離に(坂野 仁) ・第20回 国際生物学賞はT・カバリエ-スミス博士に −現代生物進化学,系統分類学の牽引役(井上 勲) ・地球シミュレータによる最新の地球温暖化予測 −2100年までの日本の夏の気候予測(住 明正) ・スポーツと遺伝子(中込弥男) ・“かはく”,自然史展示への新たなる挑戦(遠藤秀紀)
ウチの目玉収蔵品 紹介(21)/ 愛媛県立博物館 《ニホンカワウソLutra nippon の剥製標本・骨格標本》 国立科学博物館 《南方熊楠のきのこ彩色図》 生き物の不思議(17)/ ロクソソマ科の内肛動物はどこに棲んでいるのか?(伊勢戸 徹) 環境保全の現状(39)/ フェリーを利用した栄養塩と植物プランクトンのモニタリング(原島 省) 研究室・研究所めぐり(54)/玉川大学 ミツバチ科学研究施設(佐々木正己) 実験・観察のページ(305)/ 身近な細胞性粘菌の分離培養と野生種を利用した観察・実験(高橋和成) 非生命体の進化理論(4)【最終回】/ 古くて新しい「系譜の科学」 −歴史推定のための一般的方法について (三中信宏) 生物ライブラリー/ 『科学ジャーナリズムの世界 −真実に迫り、明日をひらく』 『まんがサイエンスIX −からだ再発見』 『ゼロからわかる生態学 −環境・進化・持続可能性の科学』 『生態学入門』 |
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