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裳華房メールマガジン (Shokabo-News)
バックナンバー(No.283;2013年1月号)

禁無断転載 
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  Shokabo-News No.283                2013/1/31
  裳華房メールマガジン 1月号
  http://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今回のご案内 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◇ 近刊(2013年2月〜今春刊行予定)
   『基礎から学べる 線形代数』『理工系の数理 複素解析』
   『超分子の化学』

 ◇ 裳華房の“古書”探訪 (10)
   八木誠政・小泉C明共著『函數生物學』(初版  昭和4年)

 ◇ 売上げランキング(物理学分野,生物学分野)

 ◇ 新春読者プレゼント 応募要項

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Shokabo-News 会員の皆様 こんにちは m(_ _)m

 2013年初のShokabo-Newsをお届けいたします.本年もご愛読のほど,どうぞ
よろしくお願い申し上げます.

 今回のShokabo-Newsでは,お年玉というには少し時機を逸しましたが,新春
読者プレゼントを企画しました.抽選で5名様に裳華房オリジナル図書カード
(3000円分)を贈呈いたします.応募方法は本メールの末尾をご覧ください.

 さて,本年最初の配信となるShokabo-Newsでは,2月刊行の数学書2点と今
春刊行予定の化学1点のご紹介のほか,好評連載「裳華房の“古書”探訪」で
は八木誠政・小泉C明共著『函數生物學』(昭和4年初版発行)を紹介します.
 なお,「鹿野 司の読書ノート」は事情により今回は休載いたします.楽し
みにお待ちいただいた皆様には誠に申し訳ございません.

 ご意見・ご感想を m-list@shokabo.co.jp までお寄せいただければ幸いです.
(Twitterをお使いの方はアカウント @shokabo まで)


 ★ お知らせ ★

1.現在開催中の裳華房フェアの一覧
  http://www.shokabo.co.jp/fair/
 ☆開催中:東京理科大学生協神楽坂店,埼玉大学生協,東北大学生協理薬店

2.2013年度版の「裳華房 図書目録」(冊子版,PDF版)
  http://www.shokabo.co.jp/mokuroku.html
3.「大学・短大・高専用教科書のご案内」
  http://www.shokabo.co.jp/text.html

4.数学系の編集者(中途採用・経験者)を募集しています.
  http://www.shokabo.co.jp/recruitment2012.html

5.「裳華房 出版原稿受付窓口」
  http://www.shokabo.co.jp/scripts.html


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【裳華房 新刊一覧】 http://www.shokabo.co.jp/book_news.html
【ご購入のご案内】  http://www.shokabo.co.jp/order.html
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★★★★★★★★★★★★★★ 近 刊 案 内 ★★★★★★★★★★★★★★★

◆ 『基礎から学べる 線形代数』 (2月下旬刊行)

http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1558-0.htm
船橋昭一・中馬悟朗 共著
A5判/272頁/定価2310円(税込み)/裳華房/ISBN978-4-7853-1558-0

 線形代数の基本概念の指導に重点を置く学科向けに,重要事項を中心にまと
めた入門書.第1章では実空間のベクトルと図形の話題に限定し,続く第2,
3章で行列式と行列の基本的性質を述べることで,半期のみ必修になっている
講義方針にも対応できるように配慮した.後半の,数ベクトル空間や行列の対
角化などのやや進んだ話題を,低い次数の実例で示しながら解説.「問」「問
題」「演習問題」をできるだけ多く設け,演習や小テストの時間がある大学で
も使い勝手が良いようにしてある.

【主要目次】1.ベクトルと図形 2.行列式とその応用 3.行列と掃き出し法
 4.ベクトル空間と1次変換 5.行列の対角化


◆ 『理工系の数理 複素解析』 (2月下旬刊行)

http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1559-7.htm
谷口健二・時弘哲治 共著
A5判/228頁/定価2310円(税込み)/裳華房/ISBN978-4-7853-1559-7

 応用の立場であっても,複素解析の知識を重視する学科向けに,計算技術の
習得だけでなく論理的理解も得られるように,できる限り証明を省略せずにき
ちんと解説した入門書.多くの大学での学習到達目標となっている留数解析ま
でにとどめず,平均的教科書では割愛されることの多い「解析接続」などのや
や進んだ理論的話題と,「複素変数の微分方程式」などの応用の紹介までを含
めたことで,時間に制約のある講義後にも役立つように配慮してある.

【主要目次】1.複素数 2.複素関数とその微分 3.正則関数の積分 4.べ
き級数 5.留数解析 6.等角写像とその応用 7.解析接続とリーマン面 8.
複素変数の微分方程式


◆ 『化学の指針シリーズ 超分子の化学』 (今春刊行予定)

菅原 正・木村榮一 共編/菅原 正・村田 滋・堀 顕子 執筆
A5判/予224頁/裳華房/ISBN978-4-7853-3226-6

 超分子化学の基礎となる「分子間力」の原理を懇切丁寧に解説しながら,超
分子の概念とその驚異的な構造,およびそれぞれの超分子の物性と機能とその
用途,さらには最新の話題である生体機能の本質の理解に役立つ超分子までを,
豊富な具体例を元に概観.この分野の入門的参考書としてうってつけの快著.


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【裳華房 分野別書籍一覧】 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/0000.html
【正誤表などサポート情報】 http://www.shokabo.co.jp/support/
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★★★★★★ 【連載コラム】裳華房の“古書”探訪(第10回)★★★★★★★

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 弊社の起源は,江戸時代,伊達藩の御用板所であった「仙台書林 裳華房」
に遡ります.ここでは,科学書の出版に力を入れ始めた大正時代から昭和時代
に刊行された書籍の中から毎回1冊ずつ取り上げて紹介いたします.
【バックナンバー】 http://www.shokabo.co.jp/oldbooks/index.html
【裳華房の歴史】  http://www.shokabo.co.jp/history.html
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◆ 八木誠政・小泉C明共著『函數生物學』(初版 1929年[昭和4年])
  http://www.shokabo.co.jp/oldbooks/1929yagi-koizumi.htm

 数学的な考え方や手法は,現在では,生態学や進化学,発生学,行動学,免
疫学,分岐分類学など,生物学の多くの分野で使われていますが,1790年代の
マルサス(T. R. Malthus)による人口論(ロジスティック曲線)の先駆的な
研究を別とすれば,生物学において数学が“メジャーな”研究手法となったの
は,1950〜70年代のマッカーサー(R. H. MacArthur)等による群集生態学の
展開あたりからでしょうか.
 日本において,少なくとも明治期から昭和の初期にかけての生物学は,もっ
ぱら分類や形態,または遺伝に関する(記述的な)ものが多く,“生物現象を
数学的な手法で動的に分析する”生物学書の先駆けとなったのが,昭和4年
(1929年)に刊行された本書です.

 本書の序文では,刊行目的を端的に

  究極スル所生物學ハ生ノ學デアラネバナラヌ.此處ニ生物現象ノ動力學的
  ニ分析シタ生物學書ガ要求サレル所以

と記していますが,出版の簡単な経緯について,著者の一人,小泉先生が書か
れた文章[*1]がありますので,少し長いですが下記に引用します.
(文中で「故人」とは八木先生のこと)

  昭和の初めであったか,ハーバートから帰国した故人は,これからの生物
  学には,精密科学になるために,数学を導入しなければ駄目だと強調した。
  ちょうどそのころ筆者も,生命現象は内外の条件の函数として運行してい
  る多くの証拠があることに気づき,期せずして函数生物学の概念を著書に
  まとめてみることにした。当時の生物学はまだ分類学が盛んなころで,数
  学を使うことなど思いもよらず,世界でもアメリカの Crozier,Osterhaut,
  Hecht ら一派が Journal of general physiology によって,盛んに数学的
  生物学を唱道していたにすぎなかった。生物学者にはあまり理解されなか
  ったが,石原純先生は画期的な名著だとほめてくれた。ところがこのごろ
  の生態学が,さくそうした生物の生態を数学で小気味よく解きほぐし,数
  学が絶大の武器になっていることを思うと,感慨の禁じえないものがある。

 目次をみると,大きく「第一編 數學函數論」「第二編 生物函數論」「第
三編 表ノ用法及表」に分かれています.

 まず前半の4分の1くらいを使って,函数(関数)の種類や函数の解,微分,
積分などについての簡単な解説を収めています.

 本論である第二編について,まず「生長」の章では,細胞(単細胞,卵細胞
等),個体(器官や再生,栄養不良等),個体群(人口増殖、生存曲線等)な
どの様々な生長現象について,多数のグラフと函数式によって説明しています.
 つづく「生活」の章では 消化(蛋白質量と胃液[ペプシン]との関係等)
や呼吸(呼吸量と酸素濃度等),炭酸同化血液,免疫現象(抗毒素の動態等)
について解説.
 70頁ほどを割いて解説する「物理的條件ノ函數トシテノ生物現象」の章では
主に温度との関係性が論じられ,特にファントホッフのQ10(10は下付)の法
則(一定の範囲内で,環境温度が10℃上昇すると生物体の反応速度は2倍にな
る)について様々論じられています(第三編には約20頁にわたって「生物現象
ノQ10表」が掲載されています). 
 「化學的條件ノ函數トシテノ生物現象」の章では,主に毒物濃度との関係性
が解説されています.

 現在の数理生物学の教科書などとは構成・内容が大きく違っていますので,
いわゆる生物数学に関心のある方は,国立国会図書館(デジタルアーカイブが
公開[*2])などでご覧になられてはいかがでしょうか.

 著者の八木誠政(やぎ のぶまさ)先生は,明治27年生まれで,東京帝国大学
理学部動物学科専科を修了された後,農商務省農事試験場(現在の農業環境技
術研究所),京都帝国大学農学部助教授,信州大学教授などを歴任.また,東
京文理科大学附属菅平高原生物研究所(現在の筑波大学菅平高原実験センター)
の開設に尽力され,日本昆虫学会の会長なども勤められました.主著に『昆虫
学本論』(養賢堂)等があります.
 もう一人の著者の小泉C明(こいずみ きよあき)先生は,明治37年生まれ
で,京都帝国大学農学部生物学科(今西錦司氏などと同期)を卒業した後,台
湾帝国大学助教授,岐阜大学教授,信州大学教授などを歴任され,『川と湖の
生態』(共立出版)等の著書があります.


[脚注]
 *1 日本応用動物昆虫学会誌,11巻1号(1967)32-33頁,小泉清明「八木誠
   政博士をいたむ」
   http://ci.nii.ac.jp/naid/110001123399

 *2 http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001650886-00


◆『函數生物學』
  八木誠政・小泉C明 共著/菊判上製/384頁
  初版 昭和4年(1929年)6月発行/裳華房

  下記URLより,「序文」「目次」「扉・奥付」「本文(抜粋32頁)」が
  ご覧になれます.
  http://www.shokabo.co.jp/oldbooks/1929yagi-koizumi.htm


※記述の誤りなど,お気づきの点がありましたら m-list@shokabo.co.jp まで
 御連絡ください.


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★★★★★★ 裳華房 売上げランキング(2012年11〜12月) ★★★★★★★★

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 分野別の直近2か月の売上げランキングです(2分野ごとを隔月に掲載).
なお,採用品としての注文分は除いています.
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★ 物理学分野 ★

1. 『量子力学選書 相対論的量子力学』 川村嘉春 著 
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2510-7.htm

2. 『工科系のための解析力学』 河辺哲次 著 
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2240-3.htm

3. 『物理学講義 力学』 松下 貢 著
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2239-7.htm

4. 『テキストシリーズ 振動・波動』 小形正男 著 
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2088-1.htm

5.『大学演習 熱学・統計力学(修訂版)』 久保亮五 編
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-8032-8.htm



★ 生物学分野 ★

1. 『新・生命科学シリーズ 植物の系統と進化』 伊藤元己 著  
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5852-5.htm 

2. 『新・生命科学シリーズ 植物の成長』 西谷和彦 著 
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5845-7.htm

3.『イラスト 基礎からわかる生化学』 坂本順司 著  
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5854-9.htm

4. 『微生物学 −地球と健康を守る−』 坂本順司 著 
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5216-5.htm

5. 『新・生命科学シリーズ 動物の系統分類と進化』 藤田敏彦 著 
 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5842-6.htm

 次号では,数学分野,化学分野を掲載する予定です.


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◎ 自然科学系の雑誌一覧 −最新号の特集等タイトルとリンク−
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◎ 大学・研究所・学協会の住所録とリンク
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★★★★★★★★★ 新春読者プレゼント 応募要項 ★★★★★★★★★★

 裳華房オリジナル図書カード(3000円分)を抽選で5名様にプレゼントいた
します.以下の要領でご応募ください.  【募集は終了しました】

 <手順>
  1.応募用アドレス → m-list@shokabo.co.jp
  2.メールの件名  → Shokabo-News 2013年新春読者プレゼント
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 応募締切は,2013年2月15日(金)です.

 応募の際は,必ずShokabo-Newsの登録アドレスからご送信ください(登録ア
ドレス以外からの応募は無効になります).

 応募の際に取得した個人情報は,抽選および当選者へのプレゼント賞品の送
付のみに利用いたします.
 また,当選者のお名前(名字と都道府県名のみ)は,Shokabo-News 2月号で
発表いたします.あらかじめご了承ください.
 なお,賞品の発送は2月末を予定しています.

 たくさんのご応募をお待ちしております.

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次号は2013年2月27日の配信予定です.どうぞお楽しみに! \\(^o^)//


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