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裳華房メールマガジン (Shokabo-News)
バックナンバー(No.323;2016年4月号 生物系の新シリーズ刊行開始!)

禁無断転載 
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  Shokabo-News No.323                2016/4/13
  裳華房メールマガジン 2016年4月号
  http://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html

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★目次★
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【1】新刊案内 「ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ」
   『III 成長・成熟・性決定−継−』
   『IV  求愛・性行動と脳の性分化−愛−』
【2】[連載コラム]裳華房 編集子の“私の本棚”(第36回)
【3】裳華房 電子書籍のご案内
【4】Web連載コラム「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」のご案内
【5】お知らせ&編集後記

※「鹿野司の“読書”ノート」は休載させていただきます。
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【1】新刊案内  4月28日発売
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●『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ III
  成長・成熟・性決定 −継−』

http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5116-8.htm
日本比較内分泌学会 編集委員会/伊藤道彦・高橋明義 共編
A5判/204頁/定価(本体2400円+税8%)/2016年5月発行
ISBN 978-4-7853-5116-8

 動物の多くは,受精卵が発生・分化して成長し,成熟した雌雄が配偶子をつ
くって新たに受精卵を生成する,というサイクルが連続することによって世代
が継承されていく.内分泌系は,その生命の連続性において,個体間あるいは
集団内の調和を保つ役割を(神経系と協調して)担っている.
 本書は,生命の連続性−「継」−に焦点を当て,ホルモンによる調節と機能
から摂食行動,生殖腺の成熟,性決定と性転換,環境依存型性決定,性的二型
までを第一線の研究者がわかりやすく解説したものである.生命の連続性は,
集団内の遺伝的な連続性だけでなく,種分化や進化にも直接連関している.本
書を通して,進化を内包する生命の連続性に関わる内分泌現象の役割を学び取
っていただければ幸いである.

※本書の電子書籍版は5月下旬配信予定です.

【主要目次】
1.序論 −生命の連続性とサケの一生−/2.成長のホルモン調節 −「下垂体
-肝臓軸」の重要性−/3.インスリン機能の進化的理解/4.成長をささえる
摂食行動の分子基盤/5.魚類生殖腺の成熟/6.魚類の性決定/7.魚類の性
転換/8.両生類の性決定・性分化・性成熟/9.鳥類の性決定と性成熟/10.
環境と性/11.性的二型の分子進化学的理解 −メダカの尻鰭と性ステロイド
ホルモン−


●『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ IV
  求愛・性行動と脳の性分化 −愛−』

http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5117-5.htm
日本比較内分泌学会 編集委員会/小林牧人・小澤一史・棟方有宗 共編
A5判/148頁/定価(本体2100円+税8%)/2016年5月発行
ISBN 978-4-7853-5117-5

 有性生殖を行う多くの動物では,効率よく自分の子孫を残すためには,性成
熟している個体同士がタイミングよく出会い,受精のための性行動を行う必要
がある.性行動の効率をあげるため,個体の行動は内分泌系,神経内分泌系,
神経系により絶妙な調節がなされている.
 本書では,生殖活動のなかでも性行動に焦点をあて,魚類(キンギョ,サケ
・マス),両生類(イモリ,カエル),鳥類,哺乳類(齧歯類),棘皮動物
(ナマコ)などの動物たちが,どのような性行動を行い,その性行動が発現す
るためにどのようなホルモン,神経が関わっているのかを,これまでの研究成
果も含めてわかりやすくまとめた.さらに,比較内分泌学の範疇を多少逸脱す
るが,ヒトの性行動についての章も加えた.

※本書の電子書籍版は5月下旬配信予定です.

【主要目次】
1.序論/2.魚類の性行動とホルモン/3.両生類の求愛・性行動とホルモン
/4.鳥類の性行動とホルモン/5.齧歯類の性行動と脳の性分化/6.ヒトに
おける求愛・性行動と脳の性/7.棘皮動物の産卵行動


※新シリーズ「ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ」(全7巻)の今後
 の刊行予定や各巻の詳細は下記サイトをご覧ください.
http://www.shokabo.co.jp/series/705_hormone.html


【シリーズ一覧】

I.  比較内分泌学入門 −序−(和田 勝 著)

II. 発生・変態・リズム −時−(天野勝文・田川正朋 共編)

III.成長・成熟・性決定 −継−(伊藤道彦・高橋明義 共編)
http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5116-8.htm

IV. 求愛・性行動と脳の性分化 −愛−(小林牧人・小澤一史・棟方有宗 共編)
http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5117-5.htm

V.  ホメオスタシスと適応 −恒−(海谷啓之・内山 実 共編)

VI. 回遊・渡り −巡−(安東宏徳・浦野明央 共編)

VII.生体防御・社会性 −守−(水澤寛太・矢田 崇 共編)


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【裳華房 新刊一覧】 http://www.shokabo.co.jp/book_news.html
【ご購入のご案内】  http://www.shokabo.co.jp/order.html
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【2】[連載コラム]裳華房 編集子の“私の本棚”(第36回)
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 編集部の有志が月替わりで,思い出の一冊やお薦めの書籍などを語ります.
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◆ 「詳解」シリーズで知られる著者の手になるテキスト ◆

●後藤憲一著『プラズマ物理学』(共立出版)

 学部3年生のころ,「プラズマ物理学」という講義でシメのレポート提出を
求められた.曰く「講義で取り上げた内容のうち,もっとも興味をもったもの
を1つ選び,それについてまとめよ」.
 なんとなく教室には毎回出ていたから講義のレジュメはそろっていた.しか
し,内容はろくすっぽ頭に残っていない.そこで,まずは講義のおさらいでも
してみようと思い,とりあえず図書館で“使えそう”な本を探した.
 ところがである.書架には「電磁流体力学」とか「完全電離気体」とか,こ
ちらへはいっこうにピンとこないタイトルばかりが並んでいる.てっとり早く,
ずばり「プラズマ物理学」と銘打った本はないものか──.
 と,まずは『プラズマ物理の基礎』(D. R. Nicholson著,小笠原正忠,加
藤鞆一訳,丸善,1986)という一冊が目にとまった.いわゆるアチラの本のほ
うが記述がていねいでくわしいことはすでによく知っていたし,また訳者の名
前にも聞きおぼえがあったので,「これはイケるかも!」と大いに期待して目
次に目を通したのだが,これがあえなくアウト.講義の組立てと章立てとがか
なり異なっており,いまの自分には手に負えそうにない.

 つぎに見つけたのが『プラズマ物理学』(共立出版,1967)であった.背に
「後藤憲一著」とあって,思わず「おおっ!」となる.というのも当時,後藤
先生が編者として名を連ねる『詳解 電磁気学演習』(後藤憲一,山崎修一郎
編,共立出版,1970)や『詳解 理論・応用 量子力学演習』(後藤憲一ほか
編,共立出版,1982)などの「詳解」シリーズに,それなりに親しんでいたか
らだ.いったいなにをカン違いしていたのか不可解きわまりないのだが,それ
はともかく「あの本の後藤先生なら,きっとわかりやすいにちがいない」.そ
う直感したのである.
 で,さっそくに目次を開くと,なんと講義とほぼ同じ構成ではないか! こ
れでスムーズにひと通りの復習はできそうである.続いて今度は索引をチェッ
ク.講義で耳にし,なんとなく記憶していたいくつかの術語に当たると,まん
まとこれがすべて載っている! 事典としても使えそうである.
 すぐに手続きを済ませ,手許にキープ.数日後,まずは内容を大づかみしよ
うと拾い読みを始めた.
 んがっ! である.
 たまたま開いたあるページで,すぐには意味をとりかねる一文に当たった.
不審に思いながらページを繰り,だいぶ離れたところを読んでみる.が,ここ
でも再び同じようなセンテンスに出会う.「『詳解』ではきちんとしているの
に,どうしてこの本ではこんな文章なんだろう」.なーんか突然に思いっきり
嫌気がさして,けっきょく『プラズマ物理学』はこの拾い読みだけで放ってし
まい,あとには「同じ先生なのに,ナゼこんな?」という疑問だけが残った.
 出版社のスタッフとなったいまでは,じつはこのナゾはすっかり解けている.
おそらく『プラズマ物理学』を担当した編集者は,後藤先生の個性を最大限そ
のままに読者へ伝えようとしたのであろう.『詳解』は「編」であるが,こち
らは「著」である.おのずから先生の原稿の性質,したがって扱いも変わって
くる.きっと一般読者が触れようとしてもそうは機会のない,著者の「素」と
いったものをダイレクトに届けようとした結果にちがいない.
 ちなみにいまではSNSなどの普及により,こうしたサービスにさほどの価
値も認められなくなったようであるし,だからということもあって,自分には
とてもこういうことはできそうにない.

 ところで.
 件のレポートであるが,けっきょくは「ミューオン分子」についてまとめた
ように思う.実際,ミューオン分子にはミョーに興味を引かれたし,また生協
で,たまたま『ミュオンの科学−21世紀をになう粒子−』(永嶺謙忠著,丸善,
1988)という啓蒙書を目にしたからということもあった.
 それにしても.
 プラズマ物理学のレポートでミューオン分子を主題にするとは,どうにもち
ょっとズレてはいないか.「アルヴェーン波」という言葉だって,うっすら記
憶していたはずなのに,かなりひねくれた話である.
 素直な文章が書けないのは昔から.いまもまったく変わっていないようだ. 



【今回紹介した書籍】

●『プラズマ物理学』

後藤憲一著/A5判/362頁/定価(本体3200円+税)/1967年6月刊行
共立出版/ISBN 978-4-320-03009-1(版元品切れ中)
http://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320030091

 

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【3】裳華房 電子書籍のご案内
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 主要な電子書籍販売サイトにて下記の電子書籍の配信を開始しました.
http://www.shokabo.co.jp/ebooks/
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★は2016/4/20ころの配信予定です.


【数学分野】
http://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html#math

・『大学初年級でマスターしたい 物理と工学の ベーシック数学』
   (河辺哲次 著)
・『複素関数論の基礎』(山本直樹 著)★


【物理学分野】
http://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html#phys

・『大学生のための 力学入門』(小宮山 進・竹川 敦 共著)
・『マクスウェル方程式から始める 電磁気学』
   (小宮山 進・竹川 敦 共著)★
・『基礎からの 量子力学』(上村 洸・山本貴博 共著)
・『相対論の世界』(橋本正章・荒井賢三 共著)

【化学分野】
http://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html#chem

・『演習で学ぶ 化学熱力学』(中田宗隆著)
・『物理化学入門シリーズ 化学結合論』(中田宗隆 著)
・『物理化学入門シリーズ 化学熱力学』(原田義也 著)
・『物理化学入門シリーズ 量子化学』(大野公一 著)
・『窒素固定の科学』(干鯛眞信 著)★


※2016年5月は下記5点を配信予定です.
『有機分子構造とその決定法』
『理工系のための生物学(改訂版)』
『新・生命科学シリーズ 動物の系統分類と進化』
『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズIII 成長・成熟・性決定』
『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズIV  求愛・性行動と脳の性分化』


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【オンデマンド出版書籍】 http://www.shokabo.co.jp/mybooks/d-pub.html
【電子書籍のご案内】  http://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html
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【4】Web連載コラム「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」のご案内
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 数学者はふだん何を考えているのでしょうか?

 昨年9月より裳華房ウェブサイトで連載を開始した,2人の数学者によるコ
ラム「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」はもうお読みいただけました
でしょうか?

 「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」
 http://www.shokabo.co.jp/column-math/

 最新の第8回「バラバラ算 」(執筆:大野泰生先生)を4/6に掲載しました
ので,是非,ご一読をお願いいたします.

 次回(第9回)は連休の関係で5/11(第2水曜日)に掲載予定です。
 どうぞお楽しみに! 


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【5】お知らせ&編集後記
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◇お知らせ
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1.教科書をお探しの方へ
  http://www.shokabo.co.jp/text.html
2.訂正表・正誤表や新しい演習問題など「書籍のサポート情報」.
  http://www.shokabo.co.jp/support/index.html
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◇編集後記
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 配信が遅れましたことをお詫び申し上げます.

 弊社の2016年版図書目録(冊子版)を発行いたしました.ご希望の方は,送
付先のご住所・お名前を電子メール info@shokabo.co.jp までご連絡ください
(無料で進呈いたします).
 なお,PDF版の図書目録は下記サイトよりダウンロードできます(ファイ
ルサイズにご注意ください).
http://www.shokabo.co.jp/mokuroku.html
                               (TK)
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次号は2016年5月11日の配信予定です.どうぞお楽しみに! \\(^o^)//


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