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裳華房メールマガジン (Shokabo-News)
バックナンバー(No.394;2024-3 3月の新刊/特別講義(YouTube)公開 ほか)

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆   Shokabo-News No.394                2024/3/28   裳華房メールマガジン 2024年3月号   https://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ★目次★ ─────────────────────────────────── 【1】3月の新刊   『複素解析 −一変数・多変数の関数−』 【2】6月の近刊   『手を動かしてまなぶ 群論』 【3】祝 細木周治さん(元 裳華房編集者)2024年度 日本数学会出版賞 受賞 【4】note、公開中です! 【5】岸根順一郎先生による『熱力学』特別講義(YouTube)を公開しました! 【6】お知らせ&編集後記 ─────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】3月の新刊 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※詳細な目次や内容見本などは裳華房Webページをご参照ください。 ●『複素解析 −一変数・多変数の関数−』 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1605-1.htm 相原義弘・野口潤次郎 共著/A5判/400頁/定価5940円(税込み)/ 2024年3月25日発行/ISBN 978-4-7853-1605-1 C3041  一変数関数論の基礎から多変数関数論入門までを、透徹した筆致で簡潔明瞭 に解説する、新たな複素解析(関数論)の入門書が登場。  その理論の美しさで多くの人々を魅了する複素解析。現在 理工学分野の基 礎として広く学ばれている一変数関数論の諸結果は、概ねA.L.コーシー(1789 〜1857)の時代から19世紀末までに得られた成果である。多変数関数論と呼ば れる分野が大きく進展したのは20世紀中葉であり、岡潔(1901〜1978)による 「連接定理」がその基礎をなす。その成果は数学内に留まらず、今は科学の諸 分野で深く使われている。  変数が2以上になることによる理論的困難さの増加は著しく、岡の仕事から 半世紀以上が経過したが、一変数から多変数の理論までを基礎から展開する複 素解析の本格的教科書は、これまであまり出版されてこなかった。しかし近年 の研究で、多変数関数論の諸結果の証明の簡明化が進み、多変数関数論の入門 までを一変数の理論と同じレベルで記述することが可能となり、本書が実現し た。本書は、いわば“コーシーから岡潔まで”をひとつとして捉えた、画期的 な複素解析の入門書である。  内容としては、実数の性質(公理)から説き起こしてユークリッド空間、複 素数を定義し、三角関数や円周率も実数の公理にもとづき定義する。つづいて、 コーシーの積分定理、一次変換、留数定理、解析接続、楕円関数、リーマンの 写像定理、ピカールの定理などの一変数関数論の基礎を経て、基本的な岡の第 1連接定理、上空移行の原理、近似問題、補間問題、クザン問題、そして岡原 理までを系統的に完全証明付きで解説する。 【主要目次】 1.ユークリッド空間と複素数 2.正則関数 3.有理型関数 4.解析接続 5.正則写像 6.多変数正則関数 7.連接層と上空移行の原理 8.正則領域 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【裳華房 新刊一覧】   https://www.shokabo.co.jp/book_news.html 【裳華房 分野別書籍一覧】https://www.shokabo.co.jp/mybooks/0000.html 【正誤表などサポート情報】https://www.shokabo.co.jp/support/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】6月の近刊 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※詳細な目次などは、裳華房Webページ(近日公開予定)をご参照ください。 ●『手を動かしてまなぶ 群論』 原  隆 著/A5判/予400頁/定価3740円(税込み)/2024年6月発行/ ISBN 978-4-7853-1603-7 C3041  新進気鋭の若手数学者が贈る、群論の壮大なストーリー。  群の例や例題を豊富に用意し、具体的な群の計算を通じて、抽象的な概念を 手を動かしながら吸収できるようにした。本書にはいろいろな“顔”を持つ群 が登場するが、それらの群を単に教科書的に羅列するだけでなく、現代数学の どのような場面で活用されるかについても言及した。群の世界はこれほどまで に広く豊饒だったのかと驚かざるを得ないだろう。さらに、関連する話題や数 学者の話を「よりみち」や「コラム」で紹介した。  なお、初等整数論(整数論の基礎事項、とくに合同式)を冒頭の章に配置し、 初等整数論のテキストとしても独立に使用できる構成とした。  群の“迷宮”へと誘い込む最強の独学本が今ここに──。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【電子書籍のご案内】  https://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html 【オンデマンド出版書籍】 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/d-pub.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】祝 細木周治さん(元 裳華房編集者)2024年度 日本数学会出版賞 受賞 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ https://www.shokabo.co.jp/temp/hosoki2024.html  弊社で長らく数学部門の企画・編集を担当されていた細木周治さんが、2024 年度の日本数学会出版賞を受賞されました。誠におめでとうございます。  授賞理由は「『数学選書』、『数学シリーズ』を筆頭に多くのロングセラー 教科書を手掛けるとともに、工学系の数学教科書の刊行にも尽力した」功績と のことです(日本数学会のWebサイトより抜粋)。  細木周治さんは、上記のシリーズや工学系教科書の他に、微分幾何の入門書 として英語版も刊行された小林昭七先生著『曲線と曲面の微分幾何(改訂版)』 や、同じく小林先生が幅広い読者向けに執筆された『微分積分読本』(続編も あり)など、数学分野のみで150冊以上、物理学・工学分野を含めると200冊に およぶ弊社書籍の企画・編集に携わってこられました。  改めてその功績を称え、貢献に感謝し、心からお祝い申し上げます。 ◎2024年度日本数学会出版賞の受章者について(日本数学会へリンク) https://www.mathsoc.jp/publicity/pubprize2024.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】note、公開中です! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2023年12月より、裳華房 編集部では note を始めました! https://note.com/shokabo 編集者の視点から、本のおすすめポイントを紹介していきます。自社だけでな く、他社の本もなるべく取り上げていきたい!と思っています。本選びの参考 にしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします☆ 【最近のnote掲載記事】 ◎ひと味ちがうテキスト『ライブ感あふれる 線形代数講義』    (2024/3/22掲載) https://note.com/shokabo/n/n2bec989e6b27 ◎『物理学レクチャーコース 熱力学』で熱力学の本質を理解する    (2024/2/28掲載) https://note.com/shokabo/n/n0c2ec4ceb8fd ◎研究者の本棚:時間を忘れて、一気読みできる本  (野島高彦先生インタビュー)    (2024/2/16掲載) https://note.com/shokabo/n/n7262349fc4a3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【5】岸根順一郎先生による『熱力学』特別講義(YouTube)を公開しました! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  昨年11月に刊行した『物理学レクチャーコース 熱力学』の著者である岸根 順一郎先生による特別講義をYouTubeで公開いたしました。  本書の流れに沿って、エリオット・リーブとヤコブ・イングヴァソンによっ て強調されたエントロピーの考え方を、わかりやすく解説していただきました。 ・熱力学の概要とエントロピーの導入(約35分間) https://youtu.be/tcDEko19D8s ・エントロピーと熱力学の基本原理(約40分間) https://youtu.be/wzV-lJoohb0  学習の“お供”としてご活用いただければ幸いです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【6】お知らせ&編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇お知らせ ─────────────────────────────────── 1.日本評論社の月刊誌『数学セミナー』2024年4月号「特集:数学とのつき   あい方2024」に、弊社の数学担当編集者、久米大郎による「数学書の編集   者/読む側から作る側へ」が掲載されました。   よろしければご一読をお願いします。   https://www.nippyo.co.jp/shop/magazines/latest/4.html 2.新しい「2024-25年度 裳華房 総合図書目録」は4月下旬の発行予定です。   https://www.shokabo.co.jp/catalogue/ 3.書店・生協様のページ   https://www.shokabo.co.jp/sales/index.html   「裳華房 春の数学書・物理学書祭り 2024」を受付中です。   https://www.shokabo.co.jp/sales/fair/2024spring-math-phys.html 4.訂正表・正誤表や新しい演習問題など「書籍のサポート情報」   https://www.shokabo.co.jp/support/index.html 5.「自然科学書フェア2024」がジュンク堂書店藤沢店にて開催されます。   5月14日(火)から7月31日(水)まで。   https://www.nspa.or.jp/ 6.各種フェアなどのご案内   https://www.shokabo.co.jp/fair/2024fair-etc.html   この春に、弊社の書籍を選書していただいている書店様によるフェアを   いくつかご紹介します。 ─────────────────────────────────── ◇編集後記 ───────────────────────────────────  今年は(東京地方では)桜の開花が例年よりも遅くなっているようで、見頃 は4月上旬、いわゆる“門出”の時期と重なるようです。桜の開花とともに、 心機一転、新たな気持ちで日々過ごしていきたいと思います。                               (TK) ─────────────────────────────────── 次号は2024年4月下旬の配信予定です。 どうぞお楽しみに!\\(^o^)// ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ Shokabo-Newsの配信停止・アドレス変更は下記URLよりお願いします ★ https://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html メールマガジンのご意見・ご感想は m-list@shokabo.co.jp まで. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自然科学書出版 (株)裳華房 〒102-0081 東京都千代田区四番町8-1 Tel:03-3262-9166 Fax:03-3262-9130 電子メール:info@shokabo.co.jp URL:https://www.shokabo.co.jp/  Twitterアカウント:@shokabo 【個人情報の取り扱い】 https://www.shokabo.co.jp/policy.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(c) 裳華房,2024      無断転載を禁じます.



         

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