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※ 2017年4月シリーズ完結! ※

ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ

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(2017/6/22更新)

比較内分泌学入門 発生・変態・リズム 成長・成熟・性決定 求愛・性行動と脳の性分化 ホメオスタシスと適応 回遊・渡り 生体防御・社会性

<日本比較内分泌学会 編集委員会>

高橋明義(委員長),小林牧人(副委員長),天野勝文,安東宏徳,海谷啓之,水澤寛太

【刊行趣旨】

 現代生物学の進歩は凄まじく早い.20世紀後半からの人口増加以上に,まるで指数関数的に研究が進展しているように感じられる.当然のように知識も膨らみ,分厚い教科書でも古往今来の要点ですら,系統的に生命現象を講じることは困難かもしれない.根底となる分子の構造と挙動に関する情報も膨大な量が絶えず生み出されている.情報の増加はコンピューターの発達と連動しており,生物学に興味を示すわれわれは,その洪水に翻弄されているかのようだ.生体内の情報伝達物質であるホルモンを軸にして,生命現象を進化的視点から研究する比較内分泌学の分野でも,例外ではない.それでも研究者は生き物の魅力に取り憑かれ,解明に立ち向かう.
 情報が溢れかえっていることは,一人の学徒が全体を俯瞰して生命現象(本シリーズの焦点は内分泌現象)を理解することに困難を極めさせるであろう.このような状況にあっても,呆然とするわれわれを尻目に,数多の生き物は躍動している.ある先達はこう話した.「研究を楽しむためには面白い現象を見つけることが大事だ」と.『ホルモンから見た生命現象と進化』シリーズでは,内分泌が関わる面白い生命現象を,進化の視点を交えて,第一線で活躍している研究者が初学者向けに解説する.文字を介して描写されている生き物の姿に面白い現象を発見し,さらに自ら探究の旅に出る意欲を醸しだすことを,シリーズは意図している.
 全7巻のそれぞれに,その内容を象徴する漢字一文字を当てた.『序』『時』『継』『愛』『恒』『巡』『守』は,その巻が包含する内分泌現象を凝集した俯瞰の極致である.想像力を逞しくして,その文字の意味するところを感じながら,創造の世界へと進んで頂きたい.


シリーズ一覧

第I巻比較内分泌学入門 −序− 和田 勝 著 (2017年4月刊行)
第II巻発生・変態・リズム −時− 天野勝文・田川正朋 共編 (2016年8月刊行)
第III巻成長・成熟・性決定 −継− 伊藤道彦・高橋明義 共編 (2016年5月刊行)
第IV巻求愛・性行動と脳の性分化 −愛− 小林牧人・小澤一史・棟方有宗 共編 (2016年5月刊行)
第V巻ホメオスタシスと適応 −恒− 海谷啓之・内山 実 共編 (2016年8月刊行)
第VI巻回遊・渡り −巡− 安東宏徳・浦野明央 共編 (2016年11月刊行)
第VII巻生体防御・社会性 −守− 水澤寛太・矢田 崇 共編 (2016年10月刊行)

各巻の内容

第I巻 比較内分泌学入門 −序− [和田 勝著]
比較内分泌学入門  

A5判/248頁/定価(本体2500円+税)/ISBN 978-4-7853-5114-4/2017年4月 シリーズ最終巻

【主要目次】 比較内分泌学とはどんな学問か / オキシトシンを例にして / ホルモンとは何か / 進化の観点(系統発生)からホルモンを俯職する / 個体発生の視点からホルモンを見直す / 無脊椎動物(とくに昆虫)のホルモン / ホルモンとは何か ー再び信号分子による調節機構の進化を考える一

 
第II巻 発生・変態・リズム −時− [天野勝文・田川正朋編]
 

A5判/230頁/定価(本体2500円+税)/ISBN 978-4-7853-5115-1/2016年8月

【主要目次】 序論 −時の視点から見た生命現象とホルモン− 第1部 発生・変態 昆虫類の成長・変態とホルモン / 甲殻類の脱皮・変態とホルモン / 境界動物の内分泌系と変態にみる脊椎動物への進化の足跡 / 魚類の変態とホルモン / 両生類の変態とホルモン / 鳥類の胚発生における甲状腺ホルモンの役割 第2部 リズム 概日リズム・時計遺伝子とホルモン / 昆虫類のリズムとホルモン / 魚類の生殖リズムとホルモン / 鳥類の光周性とホルモン / 哺乳類の生殖リズムとホルモン

 
第III巻 成長・成熟・性決定 −継− [伊藤道彦・高橋明義 共編]
 

A5判/204頁/定価(本体2400円+税)/ISBN 978-4-7853-5116-8/2016年5月

【主要目次】 序論 −生命の連続性とサケの一生− / 成長のホルモン調節 −「下垂体- 肝臓軸」の重要性− / インスリン機能の進化的理解 / 成長をささえる摂食行動の分子基盤 / 魚類生殖腺の成熟 / 魚類の性決定 / 魚類の性転換 / 両生類の性決定・性分化・性成熟 / 鳥類の性決定と性成熟 / 環境と性 / 性的二型の分子進化学的理解 −メダカの尻鰭と性ステロイドホルモン−

 
第IV巻 求愛・性行動と脳の性分化 −愛− [小林牧人・小澤一史・棟方有宗 共編]
求愛・性行動と脳の性分化  

A5判/148頁/定価(本体2100円+税)/ISBN 978-4-7853-5117-5/2016年5月

【主要目次】 序論 / 魚類の性行動とホルモン / 両生類の求愛・性行動とホルモン / 鳥類の性行動とホルモン / 齧歯類の性行動と脳の性分化 / ヒトにおける求愛・性行動と脳の性 / 棘皮動物の産卵行動

 
第V巻 ホメオスタシスと適応 −恒− [海谷啓之・内山 実 共編]
 

A5判/248頁/定価(本体2600円+税)/ISBN 978-4-7853-5118-2/2016年8月

【主要目次】 序論 第1部 体液調節機構の進化 魚類 / 両生類 / 陸生生物 第2部 体液調節器官・組織・細胞 塩類細胞 / 腎臓 / 皮膚 第3部 ホメオスタシスとホルモン 水・電解質代謝とホルモン / 血液中のカルシウムを調節するしくみ −水生動物から陸上動物まで− / 血圧調節とホルモン / 血糖調節とホルモン −血液中のグルコースを調節するしくみ− / 外界の温度変化から体内の温度環境を守るしくみ −さまざまな体温調節とホルモン−

 
第VI巻 回遊・渡り −巡− [安東宏徳・浦野明央 共編]
ホルモン6巻  

A5判/188頁/定価(本体2300円+税)/ISBN 978-4-7853-5119-9/2016年11月

【主要目次】 序論 / 回遊・渡りの基礎となる神経内分泌学の概説 / チョウの渡り / アユの両側回遊 / サケとクサフグの産卵回遊 / 両生類と爬虫類の移動 / 鳥類における渡りの生活史段階の制御 / クマの移動と冬眠

 
第VII巻 生体防御・社会性 −守− [水澤寛太・矢田 崇 共編]
 

A5判/280頁/定価(本体2900円+税)/ISBN 978-4-7853-5120-5/2016年10月

【主要目次】 序論 −野生の内分泌− 第1部 体内の攻防 生体防御と比較内分泌学 / ウイルスの侵入 / 生理活性物質とミトコンドリア / 魚類下垂体と免疫 / ヒトにおける妊娠免疫 / 魚類における妊娠免疫 第2部 個としての攻防 昆虫の擬態 / 鳥類と哺乳類の保護色 / 光があやつる魚類の体色とホルモン / 魚類の粘液 / 生体防御ペプチドによる両生類の先天的防御機構 / 蛇毒成分の多様な生理機能と分子進化・遺伝子発現 第3部 集団による攻防 動物はなぜ群れを形成するのか / 魚類における社会順位とホルモン / 魚類のなわばりと防御行動 / 集団とリズム / 昆虫における社会性のメカニズム



         

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