太陽コロナ(Corona)


太陽コロナ

太陽観測衛星「ようこう」の軟X線望遠鏡(SXT)で撮影された太陽コロナです. 太陽の光球(表面)は約6000度でX線をほとんど放射しませんが, 太陽のコロナは100万度という高温でX線を放射します (なぜコロナがそんなに高温なのかは,まだよくわかっていません). そのためX線で観測すれば,太陽のコロナだけを観測することができます. 実際,「ようこう」に搭載された軟X線望遠鏡によって, 左のような鮮明なコロナ画像を撮影することができました.

ちなみに,コロナとは王冠の意味です.

資料提供:宇宙科学研究所 ようこうホームページより.
URL (http://www.solar.isas.ac.jp/)

太陽プロミネンス

コロナの中に浮かぶプロミネンス(紅炎)は, 1〜2ヶ月ほど安定な姿を保っているかと思うと, 突然,爆発的上昇を開始して見えなくなってしまいます. このプロミネンスの爆発的上昇に伴って物質が放出され, 2〜3日後には地球にもその衝撃波がやってきて, 磁気嵐やオーロラを発生させることがあります.
上の画像は,1992年8月28日に太陽の縁で発生したプロミネンスの軟X線写真(ネガ)です. プロミネンス本体(ガス部分)は,温度が約1万度と低いため, 画像には写っていません. しかし,21時32分(左から2番目)と22時16分(左から3番目)の絵では, プロミネンスを取り囲む磁力線を表す,奇妙にねじれた線が何本も写っています. 太陽の縁に近い明るい部分は、プロミネンスの上昇を伴って発生したフレアです. これらは,惑星間空間に向かって飛んで行くプロミネンスの下側で, 磁場のエネルギーの解放が起きていることを示しています.

資料提供:宇宙科学研究所 ようこうホームページより.
URL (http://www.solar.isas.ac.jp/)

太陽面ジェット現象

コロナはいたるところで激しく変動していますが, とくに目を引くのが「ジェット現象」と呼ばれる, 細長く絞られた高速のガス流です.

左の画像は,1993年2月9日に撮影された太陽全面の軟X線画像の一部を, 時間順に並べたもので, 黒く見えるところがX線で明るく光っているジェットの部分です (ネガのため光っている部分が黒く見えています). 2時19分(左上)には小さいループの集団以外見えなかったのが, 3時59分(右上)からループの集団の左端から細長い模様が伸びていくのが見えます. そして4時16分(左下)頃から模様が薄くなり,4時42分(右下)頃には消えてしまっています. このジェットは大きさが18万km,見かけの速度は秒速200km程度と推算されています.

資料提供:宇宙科学研究所 ようこうホームページより.
URL (http://www.solar.isas.ac.jp/)

フレア/ジェットのシミュレーション


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