マルチメディア 宇宙スペクトル博物館
  <X線編>
  見えない星空への招待
博物館案内&インフォメーション

■ごあいさつ■

宇宙スペクトル博物館へようこそ. 本博物館では,X線というエネルギーの高い光を使って, 人間の目には見えない星空を眺めていただきます. 激しくダイナミックに活動する熱い宇宙の姿が見えるはずです. どうぞ最後までお楽しみください.

■展示方針■

X線天文学は今や天文学における一大分野です. しかし,この目に見えない電磁波は,実生活で馴染みが薄く, 高校や大学などで習うこともほとんどありません. そのため,日本も大活躍しているX線天文学の素晴らしい成果が, 十分に知られていないようです. そこで本博物館では,以下のような展示方針をたてて, 見えない星空−X線の宇宙を紹介することにしました.

  1. ビジュアル性

    宇宙X線の世界をビジュアルに感じてもらうために, ブラウザ上で実現されるマルチメディア機能を利用して, 静止画(CGや写真)や動画(gifアニメやaviムービー)を多用し, 視覚に訴える動く絵本のような形で紹介しています.

  2. インタラクティブ性

    画像全体あるいは画像の一部の範囲をクリックすると, 別の画像が呼び出されます. とくに,光の三原色の実験や,黒体輻射スペクトル,吸収線プロファイルなどは, 数百枚の絵を使った疑似インタラクティブ表現です. あちこちをクリックして探してみてください.

  3. 階層性

    ブラウザの機能を最大限に活かし, 展示室を階層的に構成しリンクさせて, 気に入った展示だけ見て回れるように工夫してあります. もちろん興味のある方は展示室の奥深くまで進んでもらっていいですし, 好奇心の強い方は展示室の陰に隠れた事務室や倉庫を覗いても構いません. 難しそうな説明は適当に読み飛ばしてください. とりあえず面白そうなところを観て回って, 何度でもリピートしてください.

  4. 親近性

    X線はあまり馴染みがないモノなので, “X線とは何なのか?”という説明と同時に, 身近な世界でX線に関係した現象もできるだけ紹介しました. 身の回りの世界の光やX線を眺めていただくだけでも, 楽しんでいただけると思います. また,できるだけ可視光との違いを比較しながら, X線スペクトルの観測によって新たに開かれた星空の世界を, 初心者にも解りやすく紹介していくように心がけています.

  5. インストール不要性

    本博物館全体はHTMLで組み立ててあり, インターネットエクスプローラー(Internet Explorer)や ネットスケープナビゲーター(Netscape Navigator)など, WWWブラウザを用いて閲覧できます. より広く簡便に使ってもらうために,原則として, HTMLの高度な機能やプラグインは用いない方針を採用しています. またいろいろなバージョンに対応できるよう,一部を除いて, できるだけ基本的なコマンドを使いました.

    面倒なインストールは不要です. CD-ROMから直接,あるいはCD-ROMを丸ごとハードディスクにコピーして, ご利用ください. ブラウザでルートディレクトリの

    top.htm
    を立ち上げてください.

■入館の資格■

本博物館は,高校生以上で大学生から一般の方までを対象としていますが, 一部の展示については小学生や中学生の方でも楽しんでいただけると思います. ブラウザを利用できる方は一人で見て回ってもいいですし, 授業や講義などでの解説用にもご利用いただけると思います. さらに,一般講演などでのプレゼンテーション資料としても十分活用できるでしょう (ただし,展示物を館外に持ち出すこと,勝手に改造すること, 売買すること,などはご遠慮ください).

■展示室案内■

  1. 展示室構成

    博物館は,スペクトルについて,身近な世界,実験室,観測装置,太陽と太陽系, 恒星と連星,銀河系,銀河と宇宙など,全10セクションにわかれていて, どこからでも自由にご覧できます. 各セクションの最初の方のページは,初心者にも馴染みやすいように, カラー画像を中心に簡単な解説を加え, おおまかな内容を把握してもらえるような構成になっています. さらに高度な内容については,プラスαのページとして, より奥の階層へと進む形式になっているため, 興味の深さに応じて活用できるよう配慮されています.
    詳しい展示室案内

  2. 館内マップの見方

    館内マップの絵は, それぞれのアルファベットに対応するページにリンクしています.
         A.虹の絵 → スペクトルとは?
         E.月の絵 → 太陽と太陽系天体

    スペクトル実験室 身のまわりの世界 太陽と太陽系天体 観測衛星と検出器 恒星と連星の世界 われわれの銀河系 遠くの銀河と宇宙 スペクトル用語集 スペクトル画像集

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    A. スペクトルとは?
    B. 身のまわりの世界
    C. スペクトル実験室
    D. 観測衛星と検出器
    E. 太陽と太陽系天体
    F. 恒星と連星の世界
    G. われわれの銀河系
    H. 遠くの銀河と宇宙
    I. スペクトル用語集
    J. スペクトル画像集

■閲覧上のお願い■

【動作環境】

◇基本的な動作環境

 WWWブラウザがインストールされ,CD-ROMを装備したパソコン

推奨ブラウザ:Internet Explorer Ver. 3.0 以上
       Netscape Navigator Ver. 3.0 以上
必要ドライブ:2倍速以上のCD-ROM(4倍速以上推奨)

◇本CD-ROMは Windows 95/98 環境の下で開発されましたが,
 ソフトはHTMLで記述してあり,HTMLの高度な機能は使わず,
 できるだけ基本的なタグやコマンドを使用しましたので,
 MacintoshやUNIXマシンでもおおむね正常に動作いたします.
 (ただし,aviファイルなど一部の動画ファイルなどを除く)
 UNIXマシンなどでファイルが読めないときは,ハードディスクに
 コピーして試してみて下さい.

◇推奨環境

CPU    PentiumTM プロセッサ133MHz以上(Windowsの場合)
       PowerPC以上(Macintoshの場合)
基本OS   Windows 95/98,MacOS7.6.1以上
ディスプレイ 解像度640×480以上,64000色以上表示可能
必要メモリ  32MB以上

・Pentiumは,米国インテル社の登録商標です.
・Microsoft Windowsは,米国マイクロソフト社の登録商標です.
・Netscape Navigatorは,米国ネットスケープコミュニケーションズ
 コーポレーションの商標です.
・Macintoshは,米国アップルコンピュータ社の登録商標です.

【警告】

◇本CD−ROMは パソコン専用ですので,音楽用プレーヤーなどでは絶対に
 再生しないで下さい.大音量によって耳に傷害を被ったり,スピーカー
 を破損する恐れがあります.

【起動方法】

◇トップページから見たいときは,お手持ちのブラウザで,CD-ROMフォル
 ダ(アイコン)を開き,
top.htm
 をダブルクリックして開いて下さい.またはあらかじめブラウザを起動  しておき,ブラウザのファイルメニューから CD-ROM の top.htmを選択  してください. 【テクニカルメモ】 ◇常駐ソフトウェアについて  スクリーンセイバーなど,システムに常駐するソフトウェアを起動した  まま本ソフトウェアを起動すると,一部画像や音声が乱れる場合があり  ます.不都合のある場合には,常駐ソフトウェアを解除して下さい. ◇マウスクリック  本ソフトの使用中,不必要なマウスのクリックやキーの連打は,動作不  良を招く恐れが有るので,お控え下さい. ◇メモリーエラー  メモリーが足りなくてエラーが出てしまう  動作が不安定な場合(「一般保護エラー」という表示が出る) →マシンがメモリーの管理を失敗した状態です.一度パソコンを終了させ,  再起動して下さい. →起動されているアプリケーションは最低限度のものだけにして,できる  だけ多くのメモリーを確保できるようにして下さい.  できれば他のアプリケーションはすべて終了させておいて下さい. →壁紙を不使用にして下さい. →使用していない増設ボードやハードディスクなどを外してみて下さい. ◇GIFアニメーション動作環境  本ソフトで表示しているアニメは,基本的にはGIFアニメです.ハード  やブラウザソフトのバージョンによっては正常に動かない場合がありま  す(その場合も一枚目だけは表示します). ◇ハードディスク  CD-ROM からの読み込みが遅い場合には,ハードディスクへコピーして  使うと,ストレスが減ります.

■展示物の著作権■

【著作権】

◇本CD-ROMは,著作権法上の保護を受けています.CD-ROMの一部または全
 部について,バックアップ以外の目的で著作権者の承諾を得ずに無断で
 複写・複製することは,法律で禁じられています.

◇本CD-ROMの一部または全部を改変したり,第3者に譲渡・販売・頒布(パ
 ソコン通信やインターネットなどのネットワークを通じた通信による提
 供も含む)すること,貸与および再使用することは,これを禁じます.

【謝辞】

◇本ソフトの制作にあたっては,以下の方々および諸機関から素材の提供
 をはじめ多大な協力を得ました.謹んでお礼申し上げます.

【資料提供】(順不同,敬称略)

 長瀬 文昭,尾崎 正伸,金田 英宏,堂谷 忠靖,田村 隆幸
 井上 一,石田 学,上田 佳宏,藤本 龍一,薗部 敬
 槙野 文命,満田 和久,高橋 忠幸(宇宙科学研究所)
 鳥居 研一,杉崎 睦,菊池 健一(宇宙開発事業団)
 横山 央明(国立天文台)
 小谷 太郎,寺島 雄一(NASA/GSFC)
 田中 靖郎,池辺 靖(マックスプランク研究所)
 坪井 陽子,前田 良知(ペンシルバニア州立大学)
 松本 浩典(マサチューセッツ工科大学)
 山内 茂雄(岩手大学)
 河合 誠之,並木 雅章,根来 均,香村芳樹(理化学研究所)
 大橋 隆哉,石崎 欣尚(東京都立大学)
 牧島 一夫,久保田 あや,深沢 泰司(東京大学)
 宇野 伸一郎(日本福祉大学)
 浅井 和美(神奈川大学)
 渡辺 学,鎌田 祐一,古澤 彰浩,小賀坂 康志(名古屋大学)
 柴田 一成,石井 貴子,竹内 努,中西 康一郎,
 小山 勝二,鶴 剛,粟木 久光,濱口 健二,坂野 正明
 横山 淳,今西 健介,辻本 匡弘,西内 満美子(京都大学)
 常深 博,林田 清,宮田 恵美,田中 祥子,橋本谷 麿志(大阪大学)
 北西 真幸,定金 晃三,横尾 武夫(大阪教育大学)
 有本 淳一(塔南高等学校)
 岡田 京子(高輝度光科学研究センター)
 伊藤 真之(神戸大学)
 乗本 祐慈(国立天文台 岡山天体物理観測所)
  Dr. Arthur A. Page
 Walter H.G. Lewin (MIT) 
 藤井 旭(天体写真家)

【制作協力】(順不同,敬称略)

 五百蔵 雅之,上園 美穂,鈴木 麻乃,年吉 雅美(大阪教育大学)

【制作協力・資料提供】

 宇宙科学研究所ISAS
 アメリカ航空宇宙局NASA
 マックスプランク研究所MPE
 国立天文台 岡山天体物理観測所OAO
 財団法人 高輝度光科学センターSPring-8
 長崎空港ビルディング株式会社
 横浜赤十字病院
 京都市有馬医院
 近つ飛鳥博物館
 岡山天文博物館
 ぐんま天文台
 大阪大学
 大阪教育大学

【スペシャルサンクス】

◇田鍋 和仁さん(ミノルタプラネタリウム)には,資料提供も含め制作
 のさまざまな面で協力してもらいました.

◇坂元 誠さん(サイエンスシェフ)には,素晴らしいカバーデザインを
 描いていただきました.

◇三谷 真佐幸さん(マルチミュージシャン)には,内容によくマッチし
 た音楽をつけていただきました.

1999年10月

 粟野諭美,北本俊二,衣笠健三,田島由起子,福江 純

All Rights Reserved, Copyright
(C) 1999, Yumi Awano, Jun Fukue, Kenzo Kinugasa, Shunji Kitamoto, Yukiko Tajima
(C) 1999, Shokabo Publishing Co., Ltd.

スタッフ一同

粟野諭美岡山天文博物館
北本俊二大阪大学
衣笠健三ぐんま天文台
田島由起子サイエンスデザイナー
福江 純大阪教育大学

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