磁性体
熱溜に接した独立な磁気モーメントは、様々の方向を向くことができ、
ある方向を持つ確率は、その方向のエネルギー E で定まるボルツマン因子 exp[-E/kT]に
比例する。
古典系では、各磁気モーメントは連続的に向く方向を変化させることができるが、
量子系では角運動量の大きさ J で定まる有限個の方向のみをとる。
平均の磁化 〈 Mz 〉, すなわち系のエネルギーは時間とともに揺らぐ。
系の性質は μH/kT の関数となる。
Last modified: Thu Jun 10 18:43:21 2004