月刊『生物の科学 遺伝』49巻12月号(1995)
B5判/80頁/



【特集・形態進化と分子進化の接点/宮田 隆 企画】

    序論(宮田 隆)
    ホメオティック遺伝子からみた生物の系統発生(清宮麻希子・内藤守啓・黒沢良和)
    脊索形成遺伝子からみた脊索動物の進化(安尾仁良・佐藤矩行)
    光受容タンパク質の分子進化(岡野俊行・深田吉孝)
    被子植物の花の進化と花形成ホメオティック遺伝子(伊藤元己)
    遺伝子族の多様化と生物の進化:断続的に多様化した真核生物遺伝子(宮田 隆)
【今月の解説】
    ツメガエルの斑紋で考える動物のパターン形成(栃内 新)
【トピックス】
    カメルーンで発見された奇妙なチンパンジー:幻のクーロカンバチンパンジーの可能性は果たしてあるのか(大沢秀行)
    人類的課題としての「理科離れ」問題―「動物科学シンポジウム」で感じたこと(松田良一)
【連 載】
    随想/混群―似て非なるものへのそこはかとない関心(伊谷純一郎)
    連載エッセイ・自然と私/ウニの話 二題(菊池泰二)
    植物文化史/カンラン−土佐寒蘭(臼井英治)
    実験・観察のページ/生徒に探究させる実験と観察:地域に根ざした自由研究(向山 満)

    江戸東京の自然誌/モースと大森貝塚(唐沢孝一)
    実験生物ものがたり/ コムギ(常脇恒一郎)
    BSCSと日本の生物教育―探究の過程のルーツを求めて/AABEアジア生物教育学会の成立(中山和彦)
    生物ライブラリー/花の性―その進化を探る・性と生命の自然誌・光学顕微鏡でみる比較動物学・植物遺伝育種学実験法



         

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