雑誌『生物の科学 遺伝』 1999巻3月号(53巻3号)
B5判 80頁 


【特集 自然環境に生物を学ぶ/田幡憲一 企画】
    地球の温暖化やダイオキシンの問題,いわゆる「環境ホルモン」など,さまざまな“環境問題”に取り巻かれて私たちは生きている.このような中,子どもたちの問題意識に寄り添い,子どもたちが身近な自然環境に生物を学び,自分たちの暮らしと地球の将来を考えるための契機となるような生物教育が求められていよう.さまざまな角度からこのテーマに取り組んだユニークな実践例を紹介する.
    自然環境に生物を学ぶ−特集にあたって(田幡憲一)
    伊豆沼・内沼が育む鳥と子ども(柴崎 徹)
    地域の川をみつめて(熊谷佳二)
    水環境評価と微生物(盛下 勇)
    教材である土をどう扱うか(福田 直)
    子どもを育む緑と海−ナショナルトラスト運動がのこすもの(玉井済夫)
    地域の自然と生活に学ぶ環境教育(手塚幸夫)
【トピックス】 【連 載】
    連載エッセイ・自然と私/里山雑感(山上健次郎)
    実験・観察のページ/胞子の発芽で測る紫外線の影響(小笠原昇一)
    江戸東京の自然誌(唐沢孝一)/長崎とシーボルト
    植物文化史(臼井英治)/シキミ−仏事の花
    人類遺伝学の発展−草創期から黎明期まで(柳瀬敏幸)
    進化の支流と本流(石川 統)/細胞内寄生バクテリアの進化
    動物たちの気になる行動/ムラサメモンガラのオスはなぜ卵保護しないのか?(桑村哲生)
    海の向うのワンダーランド−海外調査こぼれ話/  アマゾンにチンパンジー社会の起源を求めて(伊沢紘生)
    研究室・研究所めぐり/鳥取大学・乾燥地研究センター(稲永 忍)
    生物ライブラリー/『日常の生物事典』『発生のしくみが見えてきた』『 解剖学個人授業』『進化論は計算しないとわからない』『バイオのことば小辞典』



         

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