雑誌『生物の科学 遺伝

2004年1月号(58巻1号)
B5判/112頁/

【特集 卵から親へ −新しい動物の発生のしくみ/浅島 誠 企画】

 17世紀の生理学者ハーヴィは「すべての生物は卵から生ずる」と述べた.卵に始まる動物の発生過程は古くて新しい研究テーマである.卵から親となるまでには,受精をはじめ各器官への分化や変態現象など,さまざまの複雑な段階を経るが,近年,それら発生過程の一部がどのようなしくみで,どのように進んでいくかを分子の言葉で語ることが可能になってきている.
 本特集では,いろいろな段階における最新の研究成果を紹介する.

【トピックス】
    SARS(重症急性呼吸器症候群):これまでにわかってきたこと(岡部信彦
    共生の間柄もやさしくはない −ダイズは根粒菌の裏切りを許さない(南川隆雄)
    化粧品がスズメバチを引きつける?(中込弥男)
    ピーター・H.レーブン博士,2003年コスモス国際賞受賞(加藤雅啓
    2003年ブループラネット賞,受賞者決まる(岩槻邦男
【今月の解説】 【私のメモ】
    移入動物ブルーギルを用いた解剖実験(木崎原祥文)
    ウミシダの大群落(幸塚久典)
【あなたがつくるページです。】
    顕微鏡画像をより良く理解させるために −画像処理技術を応用して(篠原功治)
    雌雄モザイクと雌雄異株(秋田正人)
【連 載】



         

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