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今月の話題

「愛鳥週間」

(2000.5.1)


 5月10日から1週間は愛鳥週間.野や山で鳥を見たり囀(さえず)りを聞いたり,町中でツバメやスズメなどの行動を観察するのも楽しいものです.

 愛鳥週間は,アメリカで始まったと言われています.1890年代,アメリカのある小学校の校長が,植樹祭のなかで森林の保護者である小鳥を守ろうというPRのために「バード・デー」を考え,その後,オーデュポン協会の援助によってアメリカ全土に広まり,毎年4月10日をバード・デーとしました.
 日本では,1947年に日本鳥類保護連盟が創立されたことをきっかけとして,第1回バードデーが開催され,1950年からは5月10日〜16日の一週間を「愛鳥週間(バード・ウィーク)」としました.

 このコーナーでは,ここ5年あまりに月刊誌生物の科学 遺伝に掲載された「鳥」に関連した記事をご紹介します.


『生物の科学 遺伝』 「」に関連した記事一覧

  今月の解説  トピックス  動物たちの気になる行動  環境保全の現状
  諫早湾の生物  江戸東京の自然誌  海の向こうのワンダーランド
  自然と私  実験・観察のページ   特集記事


【今月の解説】

1995年 1月号  夜行性海鳥の音声コミュニケーション 田岡三希
1996年 8月号 カササギが低く巣を作る年は大風が吹く?   江口和洋
1996年11月号 水鳥の食性解析 松原健司・南 浩史


【トピックス】

1995年10月号  日本産トキの遺伝子の保存  石居 進 
1996年10月号 カラスなぜ置くの? −線路置き石事件の動機を探る 唐沢孝一 
1997年 3月号 アホウドリの渡りルート 佐藤文男
1998年12月号 鳥は飛ぶ恐竜か? −最近の鳥類の起源をめぐる議論より   大路樹生


【動物たちの気になる行動】(連載中)

1999年 1月号 鳥のナワバリを描く  上田恵介 
1999年 2月号 カモの求愛ディスプレイ 福田道雄
1999年12月号  鳥の貯食行動 堀田昌伸
2000年 2月号 他種の鳴きまねをする鳥   大庭照代


【環境保全の現状】(連載中)

1999年 4月号 5月号  アホウドリは復活するか −残された課題と展望   長谷川 博
1999年 7月号 藤前干潟保全の意味 上田恵介
1999年10月号 三番瀬の鳥類 −春の鳥類相   桑原和之・箕輪義隆・石毛久美子


【諫早湾の生物−有明海特産種の宝庫(連載終了)

1999年7月号  ズグロカモメとシギ・チドリ類   花輪伸二


【江戸東京の自然誌 (唐沢孝一)(連載終了)

1995年 4月号 スズメと日本人の桜観   
1995年 5月号 東京でトキをみる
1995年 6月号 旧街道を好むツバメ
1995年10月号 雑司ヶ谷のミミズク
1996年 1月号 鶴のお成り
1997年 4月号  白鷺の舞と浅草寺


【海の向うのワンダーランド−海外調査こぼれ話(連載終了)

1998年9月号 ペンギンに会うためにはるばる南極へ   加藤明子 
1999年2月号  マダガスカル・マソアラ半島日記 山岸 哲


【エッセイ・自然と私】(連載中)

1996年2月号  アホウドリの保護研究20年 長谷川 博
1997年1月号 ダーウィンの六つの季節 上田恵介
1997年2月号 フクロウが教える餌動物の日周行動   阿部 學


【実験・観察のページ】(連載中)

1997年10月号  ニワトリ胚心臓の組織片培養   小田勝士


【特集記事】

1995年6月号  特集:島にみる生物進化
   島の鳥の生態と進化 (樋口広芳)
   
1995年7月号 特集:脳と行動
   インプリンティング ―脳の中に刷り込まれた「世界」 (松島俊也)
   フクロウの音源定位と脳 (森 浩一)
   
1996年3月号 特集:マルチメディアへの夢
   宮城の野鳥を題材としたマルチメディア教材の製作 (相沢成信)
   
1996年9月号 特集・ペットから人に感染する病気
   愛玩鳥からうつる病気 (平井克哉)
   
1997年1月号 特集:認知科学
   ハトの「認知」テスト (坂上貴之)
   
1998年5月号 特集:外来生物と生物多様性の危機
   移入鳥類の問題 −チメドリ類の野生化を中心に (中村一恵)
   
1998年7月号 特集:湿地生態系とその保全
   カワウの移住作戦と湿地の保全 (成末雅恵)
   霞ヶ浦における渡り鳥と環境変化 (春日清一)
   
1998年9月号 特集:性の進化
   鳥類の配偶者選び −よく子の世話をする雄を求めて (原田祐子・巌佐 庸)
   
1999年3月号 特集:自然環境に生物を学ぶ
   伊豆沼・内沼が育む鳥と子ども(柴崎 徹)


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