今月の話題
環境の日と環境月間
(ver.1.0 2000年6月1日)
毎年6月5日は「環境の日」.これは、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです.国連ではこの日を「世界環境デー」と定め,日本では「環境基本法」によって「環境の日」が定められています.
また,6月の1か月間を「環境月間」として,全国でさまざまな環境に関する行事が行われています.
ここでは,「環境月間」に開催される行事のなかで,環境に関する国立・都道府県立の試験・研究機関の施設公開・一般公開の予定と,小社刊行の環境関係書籍・雑誌「生物の科学 遺伝」の記事の一覧をまとめてみました.
研究の一般公開については,必ずしもすべてを網羅するものではありませんが,ご利用いただければ幸いです.一般公開の時間・交通・展示内容などの詳細は,各試験・研究機関にお尋ねください.
◆環境に関する試験・研究機関の施設公開・一般公開
日 曜日 研究所 所在地
(市町村名)問い合わせ先 6月 5,7,9 月,水,金 横浜市環境監視センター 神奈川県横浜市 5〜9 月〜金 横浜市環境科学研究所 神奈川県横浜市 5〜9 月〜金 千葉県水質保全研究所 千葉県千葉市 5〜9 月〜金 佐賀県環境センター 佐賀県佐賀市 8 木 名古屋市環境科学研究所 愛知県名古屋市 8〜10 木〜土 岡山県環境保健センター 岡山県岡山市 9 金 静岡県環境衛生科学研究所(業務発表会) 静岡県静岡市 10 土 国立環境研究所 茨城県つくば市 10 土 環境研修センター(ダイオキシン類分析施設) 埼玉県所沢市 14 金 国立環境研究所 地球環境研究センター
地球環境モニタリングステーション(波照間)沖縄県竹富町 19〜23 月〜金 川崎市公害研究所 神奈川県川崎市 25〜30 日〜金 千葉県廃棄物情報技術センター 千葉県市原市 26〜30 月〜金 千葉県環境研究所 千葉県市原市 環境月間中 福島県環境センター ※要申し込み 福島県郡山市 環境月間中 福井県環境科学センター 福井県福井市 環境月間中 香川県環境研究センター 香川県高松市 (環境庁のホームページ,および国立・都道府県立の試験・研究機関のホームページを参考に作成)
◆裳華房刊行の環境関係書籍
『はじめてのえ ころじい 』
藤井宏一 編著/定価2640円(本体2400円+税10%)
『環境生物科学 −人の生活を中心とした− 』
松原 聰 著/定価2750円(本体2500円+税10%)
『生物の目でみる自然環境の保全 』
遠山 益 著/定価2420円(本体2200円+税10%)
『環境化学 (改訂版)』
西村雅吉 著/定価2420円(本体2200円+税10%)
『化学の目でみる地球の環境 −空・水・土− 』
北野 康 著/定価2420円(本体2200円+税10%)
先端材料シリーズ
『地球環境と材料 』
日本材料科学会 編/定価5280円(本体4800円+税10%)
『水利用の最前線 』
日本材料科学会 編/定価6160円(本体5600円+税10%)
ポピュラー・サイエンス
『環境 話の泉 』 【新刊】
宮田光男 編著/定価1650円(本体1500円+税10%)
『化学 エコライフ知恵袋 』
宮田光男 編著/定価1540円(本体1400円+税10%)
『海の働きと海洋汚染』
原島省・功刀正行 共著/定価1650円(本体1500円+税10%)
『磯焼けを海中林へ −岩礁生態系の世界− 』
谷口和也 著/定価1760円(本体1600円+税10%)
『広域大気汚染 −そのメカニズムから植物への影響まで−』 【7月刊行予定】
若松伸司・篠崎光夫 共著/定価1760円(本体1600円+税10%)
<主要目次> 空気の質と大気汚染/広域大気汚染と気象/
植物への被害1 −可視被害−/植物への被害2 −不可視被害−/
樹木と土壌への影響/海外における森林衰退/日本における森林衰退/
広域大気汚染の最近の特徴
『酸性雨と酸性霧 』
村野健太郎 著/定価1540円(本体1400円+税10%)
『オゾンホール −南極から眺めた地球の大気環境− 』
岩坂泰信 著/定価1540円(本体1400円+税10%)
『地球温暖化とその影響 −生態系・農業・人間社会−』
内嶋善兵衛 著/定価1650円(本体1500円+税10%)
『環境のなかの毒 −アオコの毒とダイオキシン− 』
彼谷邦光 著/定価1540円(本体1400円+税10%)
『脂肪酸と健康・生活・環境 −DHAからローヤルゼリーまで− 』
彼谷邦光 著/定価1650円(本体1500円+税10%)
◆月刊誌『生物の科学 遺伝』 最近の環境関係の記事一覧
◎「環境保全の現状」 (連載中!)
「1 小笠原の自然環境は守れるか−空港立地のあり方」 小野幹雄 (1998年10月号)
「2・3 アホウドリは復活するか」 長谷川 博 (1999年4月号;5月号)
「4 藤前干潟保全の意味」 上田恵介 (同7月号)
「5 三番瀬の鳥類−春の鳥類相」 桑原和之ら (同10月号)
「6 愛知万博と海上の森」 波田善夫 (2000年1月号) 定期連載化
「7 中池見湿地の多様な生物相と特異な立地環境」 河野昭一 (同2月号)
「8 移入アライグマをめぐる諸問題」 池田 透 (同3月号)
「9 創造的自然保護のすすめ−霞ヶ浦アサザプロジェクト」 飯島 博 (同4月号)
「10 移入マングースと奄美大島の生態系」 山田文雄 (同5月号)
「11 野生生物の保全を考える−肝臓の酵素は訴える」 藤田正一 (同6月号)
◎環境関連の特集
1998年 5月号 「外来生物と生物多様性の危機」 企画:小野正人
1998年 7月号 「湿地生態系とその保全」 企画:樋口広芳
1998年11月号 「内分泌撹乱化学物質−いわゆる「環境ホルモン」を考える」 企画:井口泰泉
1999年 3月号 「自然環境に生物を学ぶ」 企画:田幡憲一
1999年 4月号 「田んぼのエコロジー」 企画:中村俊彦
1999年 5月号 「紫外線と皮膚」 企画:菅原 努・宮地良樹
1999年10月号 「日本の草地が危ない」 企画:中越信和
◎「諫早湾の生物−有明海特産種の宝庫」 (連載終了)
「序 有明海特産種と諫早湾の現状」 佐藤正典 (1998年7月号)
「1 有明海の地史と特産種の成立」 下山正一 (同10月号)
「2 有明海の干潟のカニ」 小菅丈治 (1999年1月号)
「3 有明海の魚類」 田北 徹 (同4月号)
「4 ズグロカモメとシギ・チドリ類」 花輪伸一 (同7月号)
「5 有明海の生物多様性保全の意義」 菊池泰二 (同10月号)
★バックナンバー,また定期購読のお申し込みはこちらをご覧ください.
(2000年1月より,小社への直接予約定期購読の料金を値下げしました)
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