今月の話題
「宇宙の日」
(ver.2.0 2000.9.17)
毎年9月12日は,「宇宙の日」.
これは,1992年の国際宇宙年の趣旨である“一般の人々の宇宙開発に対する理解を深める広報活動”の一環として,広く一般から募集して選定されたものです.
1992年,毛利衛宇宙飛行士がスペースシャトルで飛び立った9月12日と,1992年の九十二の語呂合わせから選ばれました.
この「宇宙の日」を中心に,宇宙開発事業団(NASDA)や航空宇宙技術研究所(NAL)など宇宙開発機関をはじめ,全国各地の科学館などでさまざまイベントが催されます.
また,9月20日は「空の日」.この日を中心に空港関係施設などで,数多くのイベントが開催されます.
(参考サイト:「空の日」記念イベント一覧,スカイフェスタ2000成田)
● 宇宙開発事業団(NASDA)
1) NASDAの施設一般公開 (9月9日(土),17日(日))
2) 宇宙ふれあい塾2000 (9月9日(土))
3)
記念講演「宇宙教室」(全国の小中学校にて)
4) 全国小・中学生作文絵画コンテスト
・入選作は,「ふれあい宇宙展2000」にて展示されています(下記参照).
● ふれあい宇宙展2000
国際宇宙ステーションや各種ロケットの模型展示,宇宙空間から見た地球の映像などの紹介,また「全国小中学生作文・絵画コンテスト」の入選作品が展示されます.
問合せ:03-3464-5111 同展事務局(日本宇宙フォーラム内)
・ふれあい宇宙展2000 in Shinjuku
日 時:9月12日(火)〜20日(水)
場 所:東京都健康プラザ「ハイジア」エントランス
(新宿区歌舞伎町2-44-1)
入場料:無料
・ふれあい宇宙展2000 in Shibuya
日 時:9月22日(金)〜10月6日(金)
場 所:NHKスタジオパーク・ギャラリー
入場料:無料
● 航空宇宙技術研究所(NAL)
1)「空の日・宇宙の日」イベント(9月23日(土))
・ハガキ絵画コンクール 作品展示・表彰式
・工作 ヘリコプター教室 (小学生)
・特別見学「
成層圏プラットフォーム飛行船システムについて」 (中学生)
2)角田宇宙推進技術研究センターの一般公開(9月10日(日))
● 宇宙科学研究所(ISAS)
研究所の一般公開は,夏休み期間中(8/26)に終了しました.
ホームページには「キッズ・ギャラクシー」のコーナーが開設されています.
● 国立天文台(NAO)
1)野辺山電波観測所の特別公開(9月23日(土))
2)三鷹キャンパスの特別公開(11月11日(土))
●
科学館やプラネタリウムなどに関しては
下記のサイトをご参照ください
(以下は,かならずしもイベント情報を掲載するものではありません)
「日経サイエンス」誌によるイベント情報(日本経済新聞社)
科学館の一覧 (全国科学館連携協議会による)
インターネットミュージアム/博物館∞情報工房
プラネタリウムのホームページ (全国各地のプラネタリウムへのリンク集)
日本のプラネタリウムホームページ (日本プラネタリウム協会)
インターネットでみる日本の博物館 (日本博物館協会による)
公開天文台・公開天文関連施設など (国立天文台による)
●
そのほか,参考になるサイト
国際宇宙ステーション(NASDA)
ハッブル宇宙望遠鏡(STScI)
NASA(アメリカ航空宇宙局)
日本宇宙少年団
(財)日本宇宙フォーラム
アストロアーツ
宇宙作家クラブ
Space Server −宇宙開発情報と関連HPへのリンク−
●
裳華房の宇宙開発に関する書籍
・『宇宙環境利用のサイエンス』
宇宙開発事業団宇宙環境利用研究システム長 井口洋夫 監修/定価2200円(本体2000円+税10%)
微小重力,真空,宇宙放射線など,地上とは大きく異なる特徴をもつ宇宙空間で,そのような新しい科学的発見や技術開発が可能なのか.21世紀の「宇宙新時代」に向けて,宇宙環境を利用したサイエンスのビジョンと必要な基礎的な知識を紹介します. (森山和道さんによる書評)
・『ロケットの昨日・今日・明日』(ポピュラー・サイエンス126)
宇宙科学研究所 的川泰宣 著/定価1540円(本体1400円+税10%)
人類とそのあこがれを宇宙へ運ぶロケット開発の歩みを,宇宙開発のパイオニアたちの一生を通して眺め,世界の,そして未来への貢献を語ります.
・『宇宙のゴミ問題 −スペースデブリ−』(ポピュラー・サイエンス166)
九州大学教授 八坂哲雄 著/定価1540円(本体1400円+税10%)
宇宙開発の進展に伴って,地球のまわりに蓄積してきた,使用済みや制御不能になった人工衛星・ロケット・その破片などのさまざまな人工物(スペース・デブリ).この新しい宇宙の環境問題の過去・現在から,望まれる環境保全の対策までを,科学的な立場から解説しました.
・『軌道エレベータ −宇宙へ架ける橋−』(ポピュラー・サイエンス165)
石原藤夫・金子隆一 共著/定価1650円(本体1500円+税10%)
軌道エレベータとは,一方の端が地表に届いてしまうような極度に縦長の静止衛星のこと.このロケットにかわる近未来の宇宙交通機関について,その原理や種類,建設のテクノロジー,また月・火星や赤道上空以外での建設,ORS(軌道リングシステム)などをやさしく描き出した世界初の解説書.
◆上記以外の「宇宙」「天文」関係の小社書籍については,こちらをご覧ください.
自然科学書出版 裳華房 SHOKABO Co., Ltd.