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裳華房メールマガジン (Shokabo-News)
バックナンバー(No.325;2016年6月号 鹿野司の“読書”ノートほか)

禁無断転載 ※価格表記は配信当時のままです。
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆   Shokabo-News No.325                2016/6/14   裳華房メールマガジン 2016年6月号   https://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ★目次★ ─────────────────────────────────── 【1】[連載コラム]鹿野司の“読書ノート” (第22回) 【2】[連載コラム]裳華房 編集子の“私の本棚”(第38回) 【3】裳華房フェアのご案内 【4】Web連載コラム「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」のご案内 【5】お知らせ&編集後記 ─────────────────────────────────── ※配信が遅くなりましたことをお詫び申し上げます. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】[連載コラム]鹿野司の“読書ノート” (第22回) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ノンフィクション・ライター/サイエンスライターの松浦晋也さんと鹿野司 さんに,お薦め書籍や思い出の1冊,新刊レビュー等をご執筆いただきます. 今回のご担当は鹿野 司さんです.  ・バックナンバーはこちら→ https://www.shokabo.co.jp/column/ ─────────────────────────────────── ◆ 社会としていかに「炎上」を抑制するのかを考える ◆ ● 田中辰雄・山口真一 著『ネット炎上の研究』(勁草書房)  いわゆる「炎上」という現象に、心を痛めている人は少なくないと思う。  昨今は、インターネット、と、いうよりはSNS、中でもtwitterを利用し ている人なら、毎日のように何らかの炎上現象を目にしても不思議はない。感 情的で攻撃的な口汚い罵り言葉や、こじつけ言いがかりそのもののねじ曲がっ た主張を目にするのは、いい加減うんざりという人もいるだろう。  しかも、この炎上は実社会にマイナスの影響を及ぼしもする。  炎上で非難される対象は、何らかの形で正しくない発言や行いをしているこ とが多い。  しかし、その行為に対する代償が、しばしば過大になる。うっかりした失言 や軽はずみな行動に過ぎないものが、社会的抹殺や企業倒産につながりかねな いような、殺伐とした不寛容な雰囲気が、社会全体を重苦しく覆っている。  この種の炎上は、一体どういう人々が引き起こし、そのマイナス影響は、ど うしたら軽減させることができるのだろうか。  『ネット炎上の研究』(田中辰雄・山口真一著、勁草書房)は、この炎上現 象を、ほとんど初めてデータに基づき統計的・定量的に分析し、さらに対策を 考えようと試みた一冊だ。  ネットでは、ごく初期から炎上と似た現象は存在していた。それは、掲示板 での議論が、いつしか感情的な罵りあいになる、フレーミングだ。しかし、古 き時代のフレーミングと炎上は現象としてかなり異なるものだという。  フレーミングは、ニュースグループなどの限られた範囲で、SNSも検索も 未発達の時代の、基本的には1対1の対決だった。感情のぶつかり合いはあっ ても、そこにはある程度の相互の対話はあって、仲裁や無視など沈静化する手 立てが存在した。  しかし、炎上は、2ちゃんねるのように一覧性が高かったり、SNSのよう にシームレスに世界と繋がっている環境で、リツイートや検索によって莫大な 人が集まる、1対不特定多数の集団リンチだ。正義を確信した人たちによって、 議論や反論を赦さず、罵倒や中傷だけが延々と続き、弁護しようとした人にも 攻撃の矛先が向く。酷いときは住所特定など個人情報がさらされ、友人、家族、 同僚など直接関係のない人まで巻きこまれる。  では、炎上に参加するのは、いったいどのような人たちだろうか。  これについては、従来は「イタい人たち」「社会的弱者」「バカで暇人」 「ネットのヘビーユーザー」などといわれ、時間をもてあました低学歴の引き こもりが、ネットで誹謗中傷を繰り返すという、ステレオタイプな人物像が想 定されることが多かった。  しかし、2014年11月に行われた、掲示板ユーザー2万人ほどを対象にした調 査会のデータをもとに分析したこところ、この人物像は現実とはかなり違うこ とが明らかになったという。  それによると、炎上参加者の傾向は、男性であり、年収が多いほど、年齢が 若いほど(ただし調査は20歳以上)、子供がいて、ラジオを良く聞くほど高く なる。一方、結婚の有無や学歴、インターネット利用時間は、炎上参加に関係 しない。  ただし、いずれもその傾向の差は僅かで、たとえば女性よりは男性が多いと いっても、何倍も違うわけではない。  さらに興味深いのは、炎上で何かを書き込む人は、インターネットユーザー の0.5%程度で、一つの話題に限ると0.00X%のオーダー、つまり数千人程度 しかいないことだ。  しかもその9割以上が、ぽつりと一言感想を述べる程度で、当事者を直接攻 撃することはない。複数書き込みをして、直接攻撃をするような人はそのさら に数%で、人数にして数十人〜数百人程度なのだという。  また、それらの人々の2割弱は2年続けて炎上に参加しない。つまり、炎上 はごく少数の、それも固定した人が起こしているらしい。  炎上の最大の問題点は、「荒れ」を嫌った人々が、社会への情報発信から撤 退していることだ。  インターネットは、普及期には、多くの人が意見を交換しあい相互理解を深 める、創造の場となる事が期待されていた。しかし、炎上が認知されるように なった2006年あたりを区切りとして、SNSやブログが生産的な議論の場にな ると考える人は激減している。  一方、これまでの炎上対策として語られる方策は、情報発信を抑制するとい うものが多かった。  たとえば、匿名性が問題を引き起こしているから、実名性を導入すべきとい う話が良くいわれるが、すでに韓国ではそれを行って失敗している。炎上参加 者は自分たちは正義と確信しているため、実名であることを厭わず過激化・極 論化して、中間的な意見をもった人がネットから去ってしまうのだ。  しかし、この本では、人々の情報発信の萎縮を紡ぐために、社会としていか に炎上を抑制するかを考えようとしているところが興味深い。この問題設定に は大いに共感できる。  とはいえ、この本における分析は、データの限界もあって、炎上現象を完全 には捉え切れていないのではないかという疑問や、対策についても他にあり得 るのではないかと感じるところはある。  この本は炎上現象に対する分析と対策の決定版を示すものではなく、この問 題を自分の物として考えたいと思う人に向けて、問題を整理し、手がかりを与 えてくれる一冊と言えるとおもう。 【今回紹介した書籍】 ● 『ネット炎上の研究』 田中辰雄・山口真一 著/A5判/256頁/本体2200円+税/2016年4月刊行/ 勁草書房/ISBN 978-4-326-50422-0 http://www.keisoshobo.co.jp/book/b220024.html 【鹿野 司さんのプロフィール】 サイエンスライター.1959年愛知県出身.「SFマガジン」等でコラムを連載中. 主著に『サはサイエンスのサ』(早川書房),『巨大ロボット誕生』(秀和シ ステム),『教養』(小松左京・高千穂遙と共著,徳間書店)などがある. ブログ「くねくね科学探検日記」 http://blog.blwisdom.com/shikano/       「鹿野 司の“読書ノート”」 Copyright(C) 鹿野 司,2016 ※本コラムは本メール配信約1か月後を目安に裳華房Webサイトに掲載します. https://www.shokabo.co.jp/column/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【裳華房 新刊一覧】 https://www.shokabo.co.jp/book_news.html 【ご購入のご案内】  https://www.shokabo.co.jp/order.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】[連載コラム]裳華房 編集子の“私の本棚”(第38回) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  編集部の有志が月替わりで,思い出の一冊やお薦めの書籍などを語ります. ─────────────────────────────────── ◆ ひらめきのスイッチ、オン! ◆ ●『ひらめきスイッチ大全』(サンクチュアリー出版)  編集者のAです。  今回は、ユニークな本をご紹介したいと思います。  たぶん皆さんも、普段の生活や仕事において、新しいアイデアがなかなか出 なくて、一人で悶々と悩んで煮詰まってしまったりしたことがあるのではない かと思います。私も、常日頃、新しい本の企画につながるアイデアを考えてい るわけですが、打ち出の小槌のごとく、頭を前後に勢いよく振ればどんどん斬 新なアイデアが出てくることなど到底あるわけもなく、ノートに向かってブツ ブツ独り言を言いながら考えたり、マインドマップを書いてみたり、編集部の メンバーとブレストする中でヒントを得たり、などなど。  でも、得てして、アイデアというのは考えようとすればするほど出てこない もので、街中を歩いていたり、お気に入りの本屋さんやショップをブラブラし ているときに、ふと浮かんでくることが多いです。そんなこともあって、いつ でもすぐにメモができるスマホのメモ機能には感謝している毎日です。  ちょっと前置きが長くなりましたが、今回のユニークな本というのは、まさ にタイトル通り、「ひらめきスイッチ」を入れるきっかけを与えてくれる一冊 です。何がユニークかというと、この本の紹介文にもあるのですが、古今東西 のアイデアのひらめき方を225のスイッチとして取り上げ、各スイッチを見開 きでまとめてあることです。  私が気に入っている「ひらめきスイッチ」は、 SWITCH 015 真逆のものを組み合わせる SWITCH 023 ブランド化できないか考えてみる SWITCH 030 ずっと変わっていないものの中に新しく挑戦できることはないか SWITCH 034 当たり前になっているものに新しい価値を加える SWITCH 040 真似をしながら「自分ならどうするか」考える SWITCH 041 自分がほしいもの自分がしたいことを考えてみる SWITCH 067 自分の動機に目を向ける SWITCH 073 ほかのものとどこが違うのかはっきりさせる SWITCH 076 たくさんを同時に考えてみる SWITCH 081 まずタイトルから考える SWITCH 092 不可能だと思うことを考える SWITCH 098 本屋で本のタイトルを見て回ってみる SWITCH 107 バカになる SWITCH 129 欠点探しをしてみる SWITCH 137 「名作」を分析してみる SWITCH 155 ちょっとだけ先の未来を予測する   …… といった感じにまだまだ書き切れないほどありますが、各スイッチに対して見 開き2ページで書かれていることは、あくまでも、「こんなことを試してみて は」という考えるためのヒントのようなもので、より深く知りたい人のために、 文末に参考文献が挙げられています。  また、この本、四六判で500ページもありますが、「最後まで読み切れるだ ろうか……」と悩む必要は全くありません。というのも、この本は頭から順に 読むことを想定して作られているわけではなく、読者が好きなページを開いて、 そこに書かれている「ひらめきスイッチ」に出会ってもらうことを狙いとして 作られているからです(断言はできないのですが、たぶん、そうなのかなぁと)。  なお、この本には目次がありません。その真意は私にはわかりませんが、あ えて入れないことで全体像がわからないようにしておき、読者の方が本をパラ パラと捲ったとき、自分に合うスイッチと偶然的な出会いをすることを狙った のかなと。もし、仮にそうだとすれば、この本に目次を付けなかったのは正解、 と私は思いました。  この本に出会ってからは、企画のアイデアが煮詰まると、パラパラと捲って 適当にページを開き、そこに書かれている「ひらめきスイッチ」を眺めては自 分の思考のスイッチを入れてみる、ギヤチェンジをしてみる、ということを時 々しています。  この225のスイッチの中に、きっと皆さんの思考にも合う「ひらめきスイッ チ」があるのではないかと思います。 【今回紹介した書籍】 ●『ひらめきスイッチ大全』 サンクチュアリー出版編集/四六判/500頁/本体2000円+税/2013年9月刊行 サンクチュアリー出版/ISBN 978-4-86113-996-3 http://www.sanctuarybooks.jp/book-details/cate00005/book623.html (電子書籍版もあり) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】裳華房フェアのご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  今年も6月から7月にかけて、全国の大学生協・購買部にて裳華房フェアを 開催いたします(店舗によって開催期間は異なりますのでご注意ください)。 お得なこの機会を是非ご利用いただければと存じます。>各大学関係者の皆様 ◇埼玉大学 生協 書籍購買部(6/13〜7/29) ◇千葉大学 生協 ブックセンター(6/20〜7/29) ◇東京理科大学 生協 野田店書籍部(6/20〜7/29) ◇東京理科大学 生協 神楽坂店書籍部(6/20〜7/29) ◇東京理科大学 生協 葛飾店書籍部(6/20〜7/29) ◇名古屋大学 生協 Booksフロンテ(6/1〜7/15) ◇大阪府立大学 生協 中百舌鳥キャンパス書籍部(6/6〜7/30) ◇広島大学 生協 北一店(6/1〜6/30) ◇岡山大学 生協 ブックストア(6/20〜7/29) ◇九州大学 生協 伊都皎皎舎店(6/13〜7/15)  秋にも、筑波大学丸善大学会館店、東京大学生協駒場書籍部、早稲田大学生 協理工店、立命館大学生協びわこ・くさつキャンパス リンクショップなどで 開催予定です。詳細は改めてご案内いたします。 「裳華房フェアのお知らせ」 https://www.shokabo.co.jp/fair/index.html  また、共立出版、東京大学出版会、丸善出版と裳華房の4社合同の数学・物 理学書フェアを下記の大学生協等にて開催中(一部予定)です(6〜7月)。 こちらも是非足をお運びいただきたくお願いいたします。 北海道大学生協クラーク店 岩手大学生協中央店 山形大学生協小白川店 東北大学生協工学部店、〃理薬店、〃さくらショップ 茨城大学生協水戸店 東京大学生協柏店 東京工業大学生協すずかけ台 首都大学東京生協南大沢店、〃日野店 横浜国立大学生協工学部店 お茶の水女子大学生協 日本大学富山房世田谷店 新潟大学生協書籍部 山梨大学生協 岐阜大学生協中央店 京都大学生協吉田店 京都大学生協桂ショップ 同志社大学生協京田辺店 立命館大学リンクショップ 京都工芸繊維大学生協 島根大学生協 愛媛大学生協城北店 長崎大学生協文教店 鹿児島大学生協 琉球大学生協 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【オンデマンド出版書籍】 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/d-pub.html 【電子書籍のご案内】  https://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】Web連載コラム「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  数学者はふだん何を考えているのでしょうか?  昨年9月より裳華房ウェブサイトで連載を開始した,2人の数学者によるコ ラム「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」はもうお読みいただけまし たでしょうか?  「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」  https://www.shokabo.co.jp/column-math/  第10回「1173事件」(執筆:大野泰生先生)を6/1に掲載しましたので,是 非,ご一読をお願いいたします.  次回(第11回)は7/6に掲載予定です(毎月第1水曜日更新)。  どうぞお楽しみに!  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【5】お知らせ&編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇お知らせ ─────────────────────────────────── 1.教科書をお探しの方へ   https://www.shokabo.co.jp/text.html 2.訂正表・正誤表や新しい演習問題など「書籍のサポート情報」.   https://www.shokabo.co.jp/support/index.html 3.2016年版 裳華房 総合図書目録   https://www.shokabo.co.jp/catalogue/index.html ─────────────────────────────────── ◇編集後記 ───────────────────────────────────  このメールマガジンでも何度かご案内してきたように、裳華房でも電子書籍 の提供を始めました(https://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html)。  電子書籍販売サイトの一つ、楽天(kobo)で6/18より始まる「楽天スーパー セール(50%オフ)」に弊社の電子書籍も(一部を除き)出品します。(楽天 koboを利用されている方は)この機会をご利用いただければ幸いです。                                (TK) ─────────────────────────────────── 次号は2016年7月11日の配信予定です.どうぞお楽しみに! \\(^o^)// ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ Shokabo-Newsの配信停止・アドレス変更は下記URLよりお願いします ★ https://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html メールマガジンのご意見・ご感想は m-list@shokabo.co.jp まで. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自然科学書出版 (株)裳華房 〒102-0081 東京都千代田区四番町8-1 Tel:03-3262-9166 Fax:03-3262-9130 電子メール:info@shokabo.co.jp URL:https://www.shokabo.co.jp/  Twitterアカウント:@shokabo 【個人情報の取り扱い】 https://www.shokabo.co.jp/policy.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(c) 裳華房,2016      無断転載を禁じます.



         

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