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Shokabo-News No.326 2016/7/11
裳華房メールマガジン 2016年7月号
https://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html
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★目次★
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【1】新刊案内『力学・電磁気学・熱力学のための 基礎数学』
【2】近刊案内「ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ」
『II 発生・変態・リズム −時−』
『V ホメオスタシスと適応 −恒−』
【3】連載コラム 松浦晋也の“読書ノート”(24):
『三十年後』(星一 著,新潮社)
【4】連載コラム 裳華房 編集子の“私の本棚”(39):
『ホワット・イフ?』(マンロー 著,早川書房)
【5】裳華房の売上げランキング(2016年上半期)
【6】お知らせ&編集後記
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【1】新刊案内(7月20日配本)
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●『力学・電磁気学・熱力学のための 基礎数学』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2250-2.htm
松下 貢 著/A5判/242頁/2色刷/定価(本体2400円+税)/2016年7月
ISBN978-4-7853-2250-2
「力学」「電磁気学」「熱力学」に共通する道具としての数学を一冊にまと
め,豊富な問題と共に,直観的な理解を目指して懇切丁寧に解説.取り上げた
題材には,通常の「物理数学」の書籍では省かれることの多い「微分」と「積
分」,「行列と行列式」も含めた.
すべての道具には使用する対象と使用目的があるように,道具としての数学
にも使用の動機がある.本書を読めば,大学の理工系学部に入ってすぐに学ぶ
「物理学」がスムーズに理解できるであろう.
【担当編集者より】
「力学」で微分方程式が解けず, 勉強に力が入らない.
「電磁気学」でベクトル解析がわからず,ショックだ.
「熱力学」で偏微分に悩み,熱が出た.
……
そんな悩める貴方の,頼もしい味方になってくれる一冊です.
【主要目次】
1.微分 2.積分 3.微分方程式 4.関数の微小変化と偏微分 5.ベクトル
とその性質 6.スカラー場とベクトル場 7.ベクトル場の積分定理 8.行列
と行列式
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【裳華房 新刊一覧】 https://www.shokabo.co.jp/book_news.html
【ご購入のご案内】 https://www.shokabo.co.jp/order.html
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【2】近刊案内(8月上旬刊行)
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●『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ II
発生・変態・リズム −時−』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5115-1.htm
日本比較内分泌学会 編集委員会/天野勝文・田川正朋 共編
A5判/230頁/定価(本体2500円+税)/2016年8月発行
ISBN 978-4-7853-5115-1
本書は,「時」に関係する現象に焦点を当て,ホルモンを切り口とした興味
深い断面を紹介する.前半では「発生・変態」を,後半では「リズム」を取り
扱い,昆虫類,甲殻類,境界動物(尾索類,頭索類,無顎類),魚類,両棲類,
鳥類,哺乳類と幅広い動物を対象に第一線の研究者がわかりやすく解説した.
※本書の電子書籍(カラー版)は2016年秋の配信予定です.
【主要目次】
1.序論 −時の視点から見た生命現象とホルモン− 第1部 発生・変態 2.
昆虫類の成長・変態とホルモン 3.甲殻類の脱皮・変態とホルモン 4.境界
動物の内分泌系と変態にみる脊椎動物への進化の足跡 5.魚類の変態とホル
モン 6.両生類の変態とホルモン 7.鳥類の胚発生における甲状腺ホルモン
の役割 第2部 リズム 8.概日リズム・時計遺伝子とホルモン 9.昆虫類の
リズムとホルモン 10.魚類の生殖リズムとホルモン 11.鳥類の光周性とホ
ルモン 12.哺乳類の生殖リズムとホルモン
●『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ V
ホメオスタシスと適応 −恒−』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5118-2.htm
日本比較内分泌学会 編集委員会/海谷啓之・内山 実 共編
A5判/248頁/定価(本体2600円+税)/2016年8月発行
ISBN 978-4-7853-5118-2
本書は,生体のホメオスタシス機構のなかでも,体液の恒常性の維持機構に
焦点を当てて解説した.第1部では,魚類,両生類,陸生動物の各動物群の,
環境への適応のしくみについて総論をまとめた.第2部では,体液調節に働く
魚類の塩類細胞,脊椎動物に普遍的な腎臓,両生類の皮膚に着目して詳細に解
説.第3部では,水・電解質代謝,カルシウム代謝,血圧,血糖,体温などが
神経系と内分泌系の相互作用によって巧妙に調整されている様子を各論として
紹介した.
※本書の電子書籍(カラー版)は2016年秋の配信予定です.
【主要目次】
1.序論 第1部 体液調節機構の進化 2.魚類 3.両生類 4.陸生生物
第2部 体液調節器官・組織・細胞 5.塩類細胞 6.腎臓 7.皮膚
第3部 ホメオスタシスとホルモン 8.水・電解質代謝とホルモン 9.血液中
のカルシウムを調節するしくみ −水生動物から陸上動物まで− 10.血圧調
節とホルモン 11.血糖調節とホルモン −血液中のグルコースを調節するし
くみ− 12.外界の温度変化から体内の温度環境を守るしくみ −さまざまな
体温調節とホルモン−
※新シリーズ「ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ」(全7巻)の今後
の刊行予定や各巻の詳細は下記サイトをご覧ください.
https://www.shokabo.co.jp/series/705_hormone.html
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【オンデマンド出版書籍】 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/d-pub.html
【電子書籍のご案内】 https://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html
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【3】[連載コラム]松浦晋也の“読書ノート” (第24回)
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ノンフィクション・ライター/サイエンスライターの松浦晋也さんと鹿野司
さんに,お薦め書籍や思い出の1冊,新刊レビュー等をご執筆いただきます.
今月号のご担当は松浦晋也さんです.
・バックナンバーはこちら→ https://www.shokabo.co.jp/column/
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◆ 大正の起業家による奇想PR小説 ◆
● 星 一 著『三十年後』(新潮社)
星薬科大学という薬学専門の私立大学がある。創設者は星一(ほし はじめ:
1873〜1951)。1910年に星製薬を創業し、「クスリはホシ」という宣伝と共に
日本を代表する製薬会社に育て上げた起業家であり経営者であり、同時に衆議
院議員を務めた政治家でもあった――と書くよりも、現在では「作家・星新一
の父」と紹介したほうが通りはいいかもしれない。
今回紹介する『三十年後』は、その星一が1918年(大正7年)に著した小説
だ。ただし、星が行ったのはアイデア出しだけらしく、実際の執筆は作家の江
見水蔭(1869〜1934)が担当している。この年、星は45歳。星製薬の経営者と
衆議院議員を兼務しており、多忙を極めていた。アイデアは湧いても、執筆に
割く時間はなかったのだろう。私の手元にあるのは、2015年に出版された、息
子・星新一(1926〜1997)が適宜要約した版だ。出版にあたっては新一の娘で
ある星マリナが尽力し、巻頭に「はじめに」という文章を寄せている。
舞台は大正37年の日本。西暦に直すと1948年、つまり実際の昭和23年である。
大正8年に引退して30年間もの間、南洋の島に隠棲していたかつての政治家、
嶋浦太郎が91歳にして東京に帰ってくるところから始まる。名前を見れば一目
瞭然。嶋浦太郎とは浦島太郎だ。出版時の現在である大正7年から、一気に30
年後の社会を見通し、それを「30年間日本を離れていた老人」の目から、大正
7年の現代人に解説していくわけだ。
物語は、まず社会に起きた目に見える物質的な変化を描くところから始まる。
自動車はすでに過去の遺物となっており、交通の中心は「滑走せずに屋上から
昇降する」自家用飛行機と地下鉄、さらには「靴や下駄にしかけのある自動歩
行機」が担っている。
貧乏な人はどこにもいない。共産主義を適用したかと問う嶋浦翁に、「夢枕」
という機械があてがわれる。寝ている間に学習を行う睡眠学習機だ。かくして
嶋浦翁は30年の間に起きた社会の変化を知ることになる。
30年間に起きた変化と一番根本にあったのは――
「危険思想をなんか抱く者はようするに脳の一部に病所があるからで脳の
一部に病所がある以上は、その人の身体は完全でない。つまり健康に異常
があるに相違ないからである。これに的確にきく薬を服(の)まさしむれば、
思想が平均してくる。健康が平均してくる。危険な考えを持ちようがなく
なってくるというという結論でございましょう」(本書p.39)
星一の夢見たユートピアは薬に支えられたものだったのである。
夢枕は嶋浦翁に語る――すべての人を健康にする薬が発明されたので、皆が
健康になり、健康である以上思想は健康であるので罪を犯すこともなくなり、
その結果警察のような秩序維持のコストが不要になった。それどころか繁文縟
礼的事務も減り、政府は随分と小さくなった。日本は薬を海外に輸出して富み
栄える。輸出した薬で健康になった諸外国の人々も健康な思想により争いは無
益と知ったので、軍隊も廃止されることになっている。
以下、新薬による社会の変化が次々に登場する。筋力を強化する筋肉薬の登
場で、力の勝負である相撲は単なる薬の効果となってしまい絶滅した。頭が明
晰になる薬で、芸術的才能はありふれたものになり、誰もが音楽家であり小説
家であるという状態になったので職業的芸術家も消えた。もちろん不老回春薬
があるので、誰もが若い姿のままで120歳以上の長寿を全うする。嶋浦翁も不
老回春薬を服用して若返り、17歳の少女に恋して真剣に結婚を考えるようにな
る。
かなり呆然とする内容だ。なにより「それ、ほんとにユートピアか?」と突
っ込みを入れねばならない。薬により人の思考を制御して平和な世界を築くと
いうのは、むしろディストピアではなかろうか。
『三十年後』から14年を経た1932年に、オルダス・ハックスリー(1894〜
1963)はディストピア小説『すばらしい新世界』(原題:Brave New World)
を発表した。最終戦争後、安定を至上の目的として形成された社会で、人間は
社会階級別に培養され、睡眠学習でそれぞれの階級に必要な知識を刷り込まれ
て育つようになる。不快な感情は「ソーマ」という薬品の服用で抑制され、誰
も孤独も不安も感じない。そんな社会に、管理されることなく育った「野蛮人
ジョン」が紛れ込んだことから社会の安定が崩れ始める――。
『三十年後』では社会をよりよくするものとして描かれるテクノロジーは、
『すばらしい新世界』では抑圧的で安定した社会を維持するために機能する。
ハックスリーは、若い時に医学を勉強しており、また後年は神秘主義に傾倒し
メスカリンやLSDといった麻薬を自ら使用している。おそらくハックスリー
は、イギリスが中国に阿片を販売して巨利を得ていたことから、社会をコント
ロールする薬「ソーマ」を思いついたのではなかろうか。
ハックスリーと比較すると、星一は驚くほど楽観的だ。「健康とは、不健康
とは、一体どのような状態のことなのか」と深く思考することなく、「身体が
健康なら思想も健康」という単純な命題ですべてをぶっちぎっていく。
本書の中ほどで、嶋浦翁は脳に軽い病気があると診断されて、治療薬を勧め
られる。自分が病気なものかと怒る翁が試しに薬を使うと「口中ただ爽やかに
して、なんの刺激も感じなかったが、まもなく急にあたりが明るくなったかと
思うほどハッキリしてきた」(本書p.56)。どこか覚醒剤を連想させる記述だ。
星一が『三十年後』において社会変革の原動力に据えた薬を麻薬と読み解く
と、そこからは運命の皮肉を感じられるようになる。というのも、星製薬成長
のきっかけのひとつは、阿片からのモルヒネの精製だったからだ。モルヒネ精
製にあたって、星一は政治家の後藤新平(1857〜1929)のバックアップを受け
ていた。やがて星は内務省と不仲になる。内務省は後藤の政敵だった加藤高明
(1860〜1926)、そして急成長する星製薬に危機感を感じた財閥系製薬会社と
結びつき、星製薬は彼らから徹底的に叩かれることになる。現実の星一は、モ
ルヒネで社会を変えようとして敗れたのだ。
モルヒネを巡る星一と星製薬の苦難を、息子の星新一は「医療用モルヒネの
精製に成功した星製薬が、官僚機構のいじめにあって敗北する」との構図でと
らえて『人民は弱し 官吏は強し』(新潮文庫)を執筆した。が、実際には後
藤、星、さらには日本における阿片用ケシ栽培の先駆者である二反長音蔵(に
たんちょう おとぞう:1875〜1951)の関係は、必ずしも星新一が描くような
理想主義的なものではなかったようだ。そして、昭和に入ると阿片は、中国大
陸で阿片王・里見甫(さとみ はじめ:1896〜1965)などを通じて、関東軍の
資金源となっていくのである。
本書後半は、若返った嶋浦翁が、「長生きに飽きた」とする老人たちの反乱
を鎮圧に赴くという急展開を見せる。薬で長生きできるようになった者らが、
「長生きに飽きた」と反乱を起こすというシニカルな視点は、そのまま息子の
星新一に引き継がれたのだろう。ラストには薬の発明者が登場するが、ここま
で書けばそれが誰かは分かるだろう。つまり本書は、薬というものを宣伝する
星製薬のためのPR小説であり、おそらくは政治家・星一のための自画自賛の
宣伝でもあったのだ。
だが、さすが星新一の父というべきか、それだけでは終わらない。なんと、
ラストは駄洒落オチなのである。こんなくだらないオチをゴーストライターを
務めた江見水蔭が勝手に付け加えたとも思えないので、これは星一自身の発案
なのだろう(たとえ江見の発案だとしても、少なくとも星はそれを承認してい
る)。
薬を信じ、薬に理想を夢見て、結果的に自分の人生の陰画としても読めるユ
ートピア小説を出版した男は、その小説のラストを考え得る限り一番くだらな
い(褒め言葉)駄洒落で落としていた。星一、恐るべし。
【今回紹介した書籍】
● 『三十年後』
星一 著、星新一 要約・解説、星マリナ 監修/新書判変形/158頁/
価格(本体1001円+税)/2015年9月刊行/新潮社/ISBN 978-4-10-910056-4
http://www.shinchosha.co.jp/book/910056/
【松浦晋也さんのプロフィール】
ノンフィクション・ライター.1962年東京都出身.現在,PC Online で「人と
技術と情報の界面を探る」,日経トレンディネットで「“アレ”って何? 読
めばわかる研究所」,日経テクノロジーで「小惑星探査機はやぶさ2の挑戦」
を連載中.主著に『小惑星探査機「はやぶさ2」の挑戦』『はやぶさ2の真実』
『飛べ!「はやぶさ」』『われらの有人宇宙船』『増補 スペースシャトルの
落日』『恐るべき旅路』『のりもの進化論』などがある.
Twitterアカウント https://twitter.com/ShinyaMatsuura
「松浦晋也の“読書ノート”」 Copyright(C) 松浦晋也,2016
次号は鹿野司さんにご執筆いただきます.どうぞお楽しみに!
※本コラムは本メール配信約1か月後を目安に裳華房Webサイトに掲載します.
https://www.shokabo.co.jp/column/
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【裳華房 分野別書籍一覧】 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/0000.html
【正誤表などサポート情報】 https://www.shokabo.co.jp/support/
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【4】[連載コラム]裳華房 編集子の“私の本棚”(第39回)
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編集部の有志が月替わりで,思い出の一冊やお薦めの書籍などを語ります.
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◆ 突拍子もない質問も,科学的に答えれば…? ◆
●マンロー 著『ホワット・イフ?』(早川書房)
編集者Dです.
“xkcd”というwebサイトをご存じでしょうか? アメリカ発のwebコミック
の人気サイトで,棒人間のイラストをご覧いただくとぴんとくる方もいらっし
ゃるかもしれません.そのサイトの中の読者投稿コーナー“What If?”を書籍
化・日本語訳したものが今回ご紹介する『ホワット・イフ? −野球のボール
を光速で投げたらどうなるか−』です.
本書の紹介文によると,“What If?”は「元NASAの研究者が物理と数学とマ
ンガで読者の疑問に全力を挙げて答える、人気のマンガ科学解説サイト」と述
べられています.確かにその通りなのですが…….なんと言いますか,あまり
に突拍子もない質問に全力で答えた結果、思いもよらない結論に至り,ニヤリ
とさせられることがままあるのです.
オリジナルのwebサイトを見ていたときは,私の英語力では英文の細かいニュ
アンスがつかみきれず,途中で差し込まれるイラストと末文を見て「なんだか
すごい結論が導かれたようだ」という雰囲気を味わうまでとなっていました.
それが本書では,みごとな日本語訳によって真摯な科学的考察とウィットに富
んだアメリカンジョークの両方を楽しむことができるようになっています.
ちなみに副題の「野球のボールを光速で投げたらどうなるか」は,野球のボ
ールが光速で移動することによる物理的現象を分子レベルで丹念に解説した後,
メジャーリーグ・ベースボール規則に基づく見解を紹介しています.それぞれ
具体的にどうなると考察されたか,ぜひ本書でご確認ください!
【今回紹介した書籍】
●『ホワット・イフ? −野球のボールを光速で投げたらどうなるかー』
ランドール・マンロー 著、吉田三知世 訳/四六判/384頁/
定価(本体1500円+税)/2015年6月刊行/早川書房/978-4-15-209545-9
http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000012737/
※電子書籍版もあります.
オリジナルのwebサイト
https://what-if.xkcd.com/
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【5】裳華房の売上げランキング(2016年上半期)
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2016年上半期(1〜6月)における裳華房の主要4分野の売上げランキングで
す.なお,教科書(採用品)としての注文分は除きました.
https://www.shokabo.co.jp/m_list/ranking2016-1.html
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◆◆◆【数学分野】◆◆◆
https://www.shokabo.co.jp/m_list/ranking2016-1.html#math
1.『数学選書1 線型代数学(新装版)』佐武一郎 著
2.『曲線と曲面の微分幾何(改訂版)』小林昭七 著
3.『数学シリーズ 集合と位相』 内田伏一 著
4.『数学選書4 ルベーグ積分入門』伊藤清三 著
5.『曲線と曲面(改訂版)』梅原雅顕・山田光太郎 共著
6.『数学シリーズ 微分積分学』難波 誠 著
7.『基礎解析学(改訂版)』矢野健太郎・石原 繁 共著
8. 『数学シリーズ 数理統計学(改訂版)』稲垣宣生 著
9.『微分積分読本 −1変数−』小林昭七 著
10.『続 微分積分読本 −多変数−』小林昭七 著
◆◆◆【物理学分野】◆◆◆
https://www.shokabo.co.jp/m_list/ranking2016-1.html#phys
1.『熱力学』三宅 哲 著
2.『大学演習 熱学・統計力学(修訂版)』久保亮五 編
3. 『力学(三訂版)』原島 鮮 著
4. 『基礎物理学選書5A 量子力学T(改訂版)』小出昭一郎 著
5. 『量子力学選書 場の量子論』坂本眞人 著
6. 『テキストシリーズ 振動・波動』小形正男 著
7.『テキストシリーズ 物理数学』松下 貢 著
8. 『基礎物理学選書5B 量子力学U(改訂版)』小出昭一郎 著
9.『力学(T)−質点・剛体の力学−』原島 鮮 著
10.『物理学(三訂版)』小出昭一郎 著
◆◆◆【化学分野】◆◆◆
https://www.shokabo.co.jp/m_list/ranking2016-1.html#chem
1. 『高分子合成化学(改訂版)』井上祥平 著
2. 『量子化学(上)』原田義也 著
3. 『最新の有機化学演習』東郷秀雄 著
4.『コ・メディカル化学』
5. 『化学熱力学(修訂版)』原田義也 著
6. 『一般化学(三訂版)』長島弘三・富田 功 共著
7. 『量子化学(下)』原田義也 著
8. 『物理化学入門シリーズ 化学熱力学』原田義也 著
9. 『ステップアップ 大学の無機化学』 齋藤勝裕・長尾宏隆 共著
10.『基礎無機化学(改訂版)』一國雅巳 著
◆◆◆【生物学分野】◆◆◆
https://www.shokabo.co.jp/m_list/ranking2016-1.html#bio
1. 『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズIII
成長・成熟・性決定 −継−』伊藤道彦・高橋明義 共編
2. 『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズIV
求愛・性行動と脳の性分化 −愛−』小林牧人・小澤一史・棟方有宗 共編
3. 『しくみと原理で解き明かす 植物生理学』佐藤直樹 著
4. 『新・生命科学シリーズ 植物の系統と進化』伊藤元己 著
5. 『ヒトを理解するための生物学』八杉貞雄 著
6. 『新・生命科学シリーズ 植物の生態』寺島一郎 著
7. 『医薬系のための生物学』丸山 敬・松岡耕二 共著
8. 『新・生命科学シリーズ 植物の成長』西谷和彦 著
9. 『新・生命科学シリーズ 動物の系統分類と進化』藤田敏彦 著
10. 『人類進化論』山極寿一 著
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【6】お知らせ&編集後記
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◇お知らせ
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1.裳華房フェアのお知らせ
https://www.shokabo.co.jp/fair/index.html
2.訂正表・正誤表や新しい演習問題など「書籍のサポート情報」.
https://www.shokabo.co.jp/support/index.html
3.2016年度版 裳華房 総合図書目録
https://www.shokabo.co.jp/catalogue/index.html
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◇編集後記
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先月ご案内した通り、現在、下記の大学生協・購買部にて裳華房フェアを開
催中です。
◇埼玉大学 生協(〜7/29)
◇千葉大学 生協 ブックセンター(〜7/29)
◇東京理科大学 生協 野田店・神楽坂店・葛飾店(〜7/29)
◇名古屋大学 生協 Booksフロンテ(〜7/15)
◇大阪府立大学 生協 中百舌鳥キャンパス書籍部(〜7/30)
◇岡山大学 生協 ブックストア(〜7/29)
◇九州大学 生協 伊都皎皎舎店(〜7/15)
秋にも、早稲田大学、東京大学(駒場店)、立命館大学などで開催予定です。
詳細が決まりましたら下記にてご案内いたします。
「裳華房フェアのお知らせ」
https://www.shokabo.co.jp/fair/index.html
(TK)
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次号は2016年8月8日の配信予定です.どうぞお楽しみに! \\(^o^)//
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