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Shokabo-News No.337 2017/7/25
裳華房メールマガジン 2017年7月号
https://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html
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★目次★
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【1】新シリーズ「生命の神秘と不思議」のご案内
【2】連載コラム 松浦晋也の“読書ノート”(30):
『自伝 北風と太陽』(小倉朗著,新潮社)
『水爆実験との遭遇』(川井龍介+斗ケ沢秀俊著,三一書房)
【3】Web連載コラム「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」のご案内
【4】裳華房の売上げランキング(2017年上半期)
【5】お知らせ&編集後記
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※配信が遅れましたことをお詫び申し上げます。
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【1】新シリーズ「生命の神秘と不思議」のご案内(2017年7月刊行開始)
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生物学の新しいシリーズ
【シリーズ・生命の神秘と不思議】
https://www.shokabo.co.jp/series/706_wondering.html
の刊行を開始しました(第一回配本4巻同時刊行).生物学の最先端の興味深
い話題などを,一般の方を対象にやさしく紹介いたします.
●『海のクワガタ採集記 −昆虫少年が海へ−』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5124-3.htm
太田悠造 著/四六判/160頁/定価(本体1500円+税)/裳華房/
ISBN 978-4-7853-5124-3
ウミクワガタ──その姿は甲虫のクワガタムシによく似ていますが,昆虫で
はなく海に棲んでいる甲殻類の仲間で,エビのような尻尾があります.この不
思議で奇妙な動物に,昆虫少年であった著者はどのように魅了され,そしてど
のような日々を過ごしながら研究を営んでいるのでしょうか.
研究者の実情を赤裸々に語りながら,ウミクワガタの魅力に迫ります.
【主要目次】
エビやカニは、甲殻類のほんの一部/海のクワガタ採集記/見過ごされた動物
を研究する
●『花のルーツを探る −被子植物の化石−』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5121-2.htm
高橋正道 著/四六判/194頁/定価(本体1500円+税)/裳華房/
ISBN 978-4-7853-5121-2
花をつける被子植物は,地球上の全陸上植物の約9割を占め,その種類数は
約35万種以上にも及びます.花をつける被子植物はいつごろ地球上に出現した
のでしょうか.また,初期のころの被子植物はどのような花を咲かせていたの
でしょうか.近年,白亜紀の地層から三次元構造を残したままの花の化石が次
々と発見され,植物化石の研究が画期的に進んできました.被子植物の花はい
つ出現し,どのように進化してきたのか──最新の成果を紹介します.
【主要目次】
プロローグ−花の話−/白亜紀という年代/被子植物の祖先群/被子植物の分
岐年代と起源地/植物の小型化石とは何か?/日本で発見された白亜紀の小型
化石/白亜紀の花/白亜紀の果実と種子/花の進化傾向/授粉機構の進化/種
子の散布様式の進化/白亜紀の森林/被子植物の進化史/エピローグ−未来の
研究者へ−
●『メンデルの軌跡を訪ねる旅』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5123-6.htm
長田敏行 著/四六判/194頁/定価(本体1500円+税)/裳華房/
ISBN 978-4-7853-5123-6
遺伝の法則を発見したメンデル(Gregor Johann Mendel)は,研究の材料と
して有名なエンドウだけでなく,ブドウも用いて研究を行っていました.その
メンデルブドウは,じつは日本とチェコとの架け橋となっていたのです──.
中学校,高等学校の教科書にも登場し,よく知られていると思われていたメ
ンデルの事績を丹念に追跡し,メンデルの実像を捉え直します.
【主要目次】
メンデルブドウ100年/メンデルの肖像/メンデルの遺伝法則/メンデルの子
孫/メンデルの法則の展開:優生学と育種学/メンデルの法則を覆う影:ルイ
センコ事件/メンデルの革新性/メンデルの法則の日本への浸透
●『お酒のはなし −お酒は料理を美味しくする−』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5122-9.htm
吉澤 淑 著/四六判/192頁/定価(本体1500円+税)/裳華房/
ISBN 978-4-7853-5122-9
ワインは最も美味しい薬であり/最も楽しい食品であり
最も価値ある飲料である (ヒポクラテス)
人との関わりは5000年以上といわれる酒.ワイン,ビール,日本酒などのお
酒は,微生物の働きによって栄養価を高め,保存性を増す加工をした発酵食品
です.本書は個人,社会,政治,文化など多岐にわたる酒と人との関わりを紹
介します.
【主要目次】
酔いの生理、適正飲酒/酒づくりの主役たち/酒の花束〜ワイン/ビール 渇
きをいやす酒/日本酒(清酒)/蒸留酒/ワイン、ビール、清酒の香味を比較
する/きき酒/酒質による清酒のタイプ分け/古くて新しい酒、熟成酒/酒と
料理の相性/清酒のタイプと料理の相性/酒の未来
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【裳華房 新刊一覧】 https://www.shokabo.co.jp/book_news.html
【ご購入のご案内】 https://www.shokabo.co.jp/order.html
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【2】[連載コラム]松浦晋也の“読書ノート” (第30回)
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ノンフィクション・ライター/サイエンスライターの松浦晋也さんと鹿野司
さんに,お薦め書籍や思い出の1冊,新刊レビュー等をご執筆いただきます.
今月号のご担当は松浦晋也さんです.
・バックナンバーはこちら→ https://www.shokabo.co.jp/column/
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◆ 阿片を巡る読書の補足――覚醒剤と音楽、そして水爆 ◆
● 小倉朗 著『自伝 北風と太陽』(新潮社)
川井龍介+斗ヶ沢秀俊 著『水爆実験との遭遇』(三一書房)
星一から始まった阿片に関する読書だが、今回はその補足というか、覚醒剤
についての話である。阿片をキーワードに本を読んでいくと、どうしても覚醒
剤の話も引っかかってくる。その中でも面白そうな話を二つピックアップして
みることにする。
覚醒剤――その実体はメタンフェタミン、あるいはアンフェタミンという物
質だ。脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンとドーパミンの分泌を促進
し、分解を阻害する作用があり、服用者は「頭がすっきりする、疲労が取れる」
と感じる。
このうちメタンフェタミンは1893年に薬学者の長井長義(1845〜1929)が合
成に成功した、日本起原の薬剤だ。覚醒作用があるので、うつ病などの精神疾
患の治療に使われ、1941年、つまり日米開戦の年から、長時間の任務に就く軍
人のための疲労回避のために大日本製薬(現・大日本住友製薬)が「ヒロポン」
の製品名で大量生産するようになった。ちなみに「疲労がポンととれるからヒ
ロポン」という説があるが、実際にはギリシャ語の「ヒロポノス(労働を愛す
る)」からの命名なのだそうだ。
戦争中に大量に作られ本土決戦用に備蓄されていたヒロポンは、敗戦後の日
本に大量に出回ることになった。
当時は、ヒロポンに依存性・習慣性があり、乱用により幻覚や意欲低下など
の副作用が出ることは、一般に知られていない。流通にも制限がなく、薬局で
普通に購入することができた。ヒロポンには経口錠剤と注射用アンプル剤とが
あり、注射のほうが効きが良かったという。「徹夜の友」として、ヒロポンは
社会に浸透し、やがて大量の中毒患者が発生することとなった。ついに1951年
に覚せい剤取締法が制定されて、その流通に厳密な制限が課せられたが、現在
までその害は完全に根絶することなく社会を蝕んでいる。
今回取り上げる最初の一冊は、作曲家の小倉朗(おぐら ろう;1916〜1990)
の自伝『北風と太陽』だ。小倉は、フランス風和声の模倣からスタートし、や
がて「オグラームス」とあだ名されるほどドイツ音楽に傾倒、戦後はハンガリ
ーの作曲家バルトーク・ベラ(1881〜1945)に触発されて日本民謡や日本語の
イントネーションを生かした作品を作曲した。『北風と太陽』には、さまざま
な音楽家との交流がでてくるが、その中に、覚醒剤を使っていた作曲家が登場
する。
尾高尚忠(おたか ひさただ;1911〜1951)――指揮者・作曲家で、遺作と
なったフルート協奏曲はいまも音大フルートの学生にとって一度は取り組むべ
き名曲だ。新交響楽団(NHK交響楽団の前身)の運営に奮闘するも、39歳で
死去。NHK主催の、すぐれた管弦楽作品の新作に与えられる「尾高賞」は、
彼の名にちなむものだ。
その死は、交響楽団運営に献身するあまりの過労死だったという。が、小倉
朗は、こんな光景を目にしていた。
そこ(松浦注:新橋の「貨物船」という飲み屋)に、尾高尚忠がいつも
主のようにたむろしていた。その大きな体と、体にふさわしい大きな顔、
その大きさからしてすでに大人の風格があり、時まさに指揮者兼作曲家
としての令名が高い。その彼が悠々とこれ(松浦注:密造どぶろくのこ
と)を嗜む。そして合間に、鼠色したハンケチに包んだ携帯用の注射器
の箱をおもむろにポケットから取り出し、蓋を開いて針やら何やら細々
と机の上に並べ、何の薬か、透明な液体の入ったアンプルを切って、セ
ットした注射器に吸い込ませ、腿を開いてブッスリと注射しては、また
悠々と飲んでいた。
後、彼の急死を知る。突然、針ダコの出来たあの腿の皮膚の色が僕の目
に浮かんで消えた。(『北風と太陽』p.195)
死の直前、尾高はフルート協奏曲をほぼ完成させ、同時に交響曲第1番の作
曲に取り組んでいた。第1楽章は完成し、第2楽章を作曲しているところで、
彼の命は尽きた。なんということか、この未完の交響曲第1番が瑞々しさに溢
れた大変な名曲なのである。ヒロポンの常用が尾高の寿命を縮めた可能性は高
いだろう。激務に邁進する尾高が、「疲労回復剤ヒロポン」の害に関していく
らかでも知識を持っていたならば――我々は覚醒剤により、人類の遺産となる
ほどの名曲を失ったのだ。
尾高の記述に続いて小倉は、自らもヒロポン錠剤を試してみた経験を書いて
いる。「その爽快さ! まるで天下を取ったようである。」「特攻隊用にはま
さにうってつけと思ったが、劣等感に苛まれる小心翼々にもこたえられない薬
と見た。」(同書p.196)。ちょっと目にはヒロポンを賛美しているかのよう
に読めるが、小倉はその後覚醒剤に溺れることなく、74歳まで生きた。
ちなみに、後に世界的大作曲家となる武満徹(1930〜1996)も、この時期に
覚醒剤を使った経験があることを告白している。鈴木博義との合作であるバレ
エ曲「生きる悦び」(1951)の作曲中、とても間に合わずに徹夜が連続した時
のことである。
もうほんとうにめちゃくちゃでしたね。毎日が徹夜で、数時間しか寝てい
ないから、とても身体がもたないんです。(中略)町の医者にいって、覚
醒剤のヒロポンを打ってもらったんです。いまじゃとても考えられないこ
とだけれど、そのころはその辺の医者に頼むと打ってくれたんです。(中
略)だけどその副作用で、突然よだれが出てきて止まらなくなったり、幻
覚を見たりしたんです。ピアノの上のゴミが急にウワーッと動き出したり
するんです。気味が悪かったな。
(立花隆著『武満徹・音楽創造への旅』(文藝春秋刊、p.151)
「生きる悦び」の初演は、1951年11月。武満が覚醒剤を使ったのはその直前、
おそらく9月か10月のどこかだろう。覚せい剤取締法の施行が1951年7月末な
ので、この時点でヒロポンの使用は非合法化されていたわけだが、末端の町医
者まで徹底していたわけではなかったようである。
もう一つの話は、もう少しセンシティブな事柄であり、同時に私の想像も入
り、ヨタ話に近くなってくる。
1954年3月、第五福竜丸事件が起きた。マーシャル群島のビキニ環礁で米国
が実施した水爆実験「ブラボー」によって発生した放射性物質を、付近で操業
していた漁船の第五福竜丸が浴びてしまい、乗組員23名が被爆した事件である。
この事件では、同年9月に久保山愛吉無線長が死亡した。直接の死因は肝臓障
害。医師団はこの死を「放射能症」と発表し、反核の世論は沸騰した。
しかし現在では、この死は放射線障害ではなくC型肝炎によるものと推定さ
れている。
まず、米国は第五福竜丸と同時に被爆したロンゲラップ環礁の住人の長期間
追跡調査を行っている。白血病、甲状腺がんは発生したが、肝臓障害を患った
者はいない。
次に、第五福竜丸乗組員の長期追跡調査では、その後肝臓疾患を患った者が
多数発生している。これは、彼らに治療の一環として大量輸血が行われた結果、
当時は知られていなかったC型肝炎ウイルスに感染したものと推定されている。
そして、久保山氏は、被爆後、診察を受けた時点で肝臓障害の兆候を示して
いた。これは、現在の知見からすると、被爆以前に久保山氏が肝炎ウイルスに
感染していた可能性を示唆する。実際、現在では久保山氏の直接の死因は放射
線障害ではなく、C型肝炎ウイルスによる肝炎と推定されている。
では、いつどのようにして久保山氏はC型肝炎ウイルスに感染したのか。当
時は注射針の使い回しが当たり前に行われており、集団予防接種などでも肝炎
ウイルスの感染が起きていた。あるいはそのような経緯だったのかも知れない。
しかし――。
ここで、2冊目の本『水爆実験との遭遇』だ。この本には、長らく第五福竜
丸の乗組員の健康診断を続けた放射線医の熊取敏之(1921〜2004)へのインタ
ビューが収録されている。
その当時は、使い捨ての注射器などなかった。だから肝炎ウイルスの感染
がなかったとは僕は言いません。放射線だけとはちょっと言いにくいかも
しれない。輸血はしたけれども、血液をもらった人を調べても肝炎のよう
なものは出てきていない。だからといって否定はできない。もう一つは、
プライベートなことで言いたくはないのだけれど、久保山さんの親類の中
で、薬物の治療を受けていて肝炎になった人が二人ほどいるんだよね。外
からの(影響)に弱いということがあったのかもしれない。でもこれはわ
かりませんよ。 (『水爆実験との遭遇』p.167)
本書の出版は1985年なので、1989年に発見されたC型肝炎ウイルスには触れ
られていない。当時は、輸血で感染する「非A非B型肝炎」があるということ
だけが分かっていた。
が、なんだろう、この奥歯に物が挟まったようなあいまいな物言いは。
注目すべきは「プライベートなことで言いたくない」という前置きの後だ。
「久保山氏の親族で薬物の治療を受けていて肝炎になった者が2名いる」。言
いたくない「薬物の治療」とは? そして、そのことがなぜ久保山氏の肝炎に
関係するのか。
ここからは私の想像となるので、注意してほしい。
「薬物の治療」とはなんらかの薬物中毒の治療だったのではなかろうか。そ
して熊取医師は、親類の影響で久保山氏もなにかの薬物を使ったことを疑って
いるのではなかろうか。それも注射によって。
注射を使う薬物としてはヘロインもある。とはいえ敗戦後の日本でもっとも
一般的だったのはヒロポンだった。漁師という長時間の激務を伴う職業からし
ても、久保山氏が覚せい剤取締法の施行以前に、親類の誘いでヒロポンの注射
を試してみた可能性が、そしてその際に注射針の使い回しで肝炎ウイルスに感
染した可能性があるのではなかろうか。
今となっては事実関係を確認することはほぼ絶望的だろう。しかしながら、
もしもそうならば、敗戦後に放出された軍需物資である覚醒剤は、肝炎ウイル
スと水爆を介して、日本の戦後史を大きく変えたということになる。久保山氏
が「原水爆による犠牲者は、私で最後にして欲しい」と言い残して死亡したこ
とにより、反核兵器の世論は一気に盛り上がった。原水爆禁止の署名運動は同
年12月までに2000万人もの署名を集め、翌1955年8月に、広島で第1回原水禁
世界大会が開催された。
ところが、そのきっかけとなった死をもたらしたのが実際には肝炎ウイルス
であった(ここまではほぼ確定だ)。そしてもし、ウイルス感染の原因が当時
は合法であった「疲労のとれる薬」の注射で、注射針を使い回した結果だった
なら――。
想像でものを言うのはここまでにしよう。はっきりしているのは、未来は決
まった道筋をたどるものではなく、時に恐ろしく小さなことが大きな結果を生
むものだ、ということである。
【今回紹介した書籍】
● 『自伝 北風と太陽』
小倉朗 著/238頁/1974年刊行/新潮社/版元品切れ中
● 『水爆実験との遭遇 − ビキニ事件と第五福竜丸−』
川井龍介+斗ケ沢秀俊 著/240頁/1985年7月刊行/三一書房/
ISBN 978-4380852145/版元品切れ中
【松浦晋也さんのプロフィール】
ノンフィクション・ライター.1962年東京都出身.現在、日経ビジネスオンラ
インで「宇宙開発の新潮流(*1)」「介護生活敗戦記(*2)」を、「自動運転
の論点」で「モビリティで変わる社会(*3)」を連載中。主著に『小惑星探査
機「はやぶさ2」の挑戦』『はやぶさ2の真実』『飛べ!「はやぶさ」』『わ
れらの有人宇宙船』『増補 スペースシャトルの落日』『恐るべき旅路』『の
りもの進化論』などがある.
Twitterアカウント https://twitter.com/ShinyaMatsuura
*1 http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20101208/217467/
*2 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/030300121/
*3 http://jidounten.jp/archives/author/shinya-matsuura
「松浦晋也の“読書ノート”」 Copyright(C) 松浦晋也,2017
次号は鹿野司さんにご執筆いただく予定です.どうぞお楽しみに!
※本コラムは本メール配信約1か月後を目安に裳華房Webサイトに掲載します.
https://www.shokabo.co.jp/column/
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【裳華房 分野別書籍一覧】 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/0000.html
【正誤表などサポート情報】 https://www.shokabo.co.jp/support/
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【3】Web連載コラム「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」のご案内
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数学者はふだん何を考えているのでしょうか?
裳華房ウェブサイトで好評連載中の,2人の数学者によるコラム「数学者的
思考回路 −夢と妄想のはざま−」はもうお読みいただけましたでしょうか?
「数学者的思考回路 −夢と妄想のはざま−」
https://www.shokabo.co.jp/column-math/
現在,第17回「子供と学ぶ二度目の算数」(執筆:谷口隆先生)を公開中で
す.是非,ご一読をお願いいたします.
なお次回(第18回)が最終回となります.8/3に掲載予定です.
どうぞお楽しみに!
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【4】裳華房の売上げランキング(2017年上半期)
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2017年上半期(1〜6月)における裳華房の主要4分野の売上げランキングで
す.なお,教科書(採用品)としての注文分は除きました.
#Webサイトには近日掲載いたします.
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◆◆◆【数学分野】◆◆◆
1. 『具体例から学ぶ 多様体』藤岡 敦 著
2.『本質から理解する 数学的手法』荒木 修・齋藤智彦 共著
3.『曲線と曲面の微分幾何(改訂版)』小林昭七 著
4.『数学選書1 線型代数学(新装版)』佐武一郎 著
5.『数学シリーズ 集合と位相』 内田伏一 著
6. 『複素関数論の基礎』山本直樹 著
7.『数学選書4 ルベーグ積分入門(新装版)』伊藤清三 著
8.『曲線と曲面(改訂版)−微分幾何的アプローチ−』
梅原雅顕・山田光太郎 共著
9.『微分積分入門』桑村雅隆 著
10.『微分積分(改訂版)』矢野健太郎・石原 繁 編
◆◆◆【物理学分野】◆◆◆
1. 『力学(三訂版)』原島 鮮 著
2.『大学演習 熱学・統計力学(修訂版)』久保亮五 編
3.『熱力学』三宅 哲 著
4. 『量子力学選書 場の量子論 −不変性と自由場を中心にして−』
坂本眞人 著
5. 『基礎物理学選書5A 量子力学T(改訂版)』小出昭一郎 著
6. 『マクスウェル方程式から始める 電磁気学』小宮山 進・竹川 敦 共著
7. 『テキストシリーズ 振動・波動』小形正男 著
8. 『基礎物理学選書5B 量子力学U(改訂版)』小出昭一郎 著
9.『物理学選書14 流体力学(前編)』 今井 功著
10.『物理学(三訂版)』小出昭一郎 著
◆◆◆【化学分野】◆◆◆
1. 『あなたと化学 −くらしを支える化学15講−』齋藤勝裕 著
2. 『物理化学入門シリーズ 化学熱力学』 原田義也 著
3. 『高分子合成化学(改訂版)』井上祥平 著
4. 『コ・メディカル化学 −医療・看護系のための基礎化学−』
齋藤勝裕・荒井貞夫・久保勘二 共著
5. 『物理化学入門シリーズ 量子化学』 大野公一 著
6. 『化学熱力学(修訂版)』 原田義也 著
7. 『量子化学(下)』原田義也 著
8. 『量子化学(上)』原田義也 著
9. 『無機化学 −基礎から学ぶ元素の世界−』 長尾宏隆・大山 大 共著
10.『光化学 −光反応から光機能性まで−』杉森 彰・時田澄男 共著
◆◆◆【生物学分野】◆◆◆
1. 『ゲノム編集入門 −ZFN・TALEN・CRISPR-Cas9−』山本 卓 編
2. 『これからの爬虫類学』松井正文 編
3. 『医薬系のための生物学』丸山 敬・松岡耕二 共著
4. 『新・生命科学シリーズ 植物の生態−生理機能を中心に−』寺島一郎 著
5.『健康寿命を延ばそう! 機能性脂肪酸入門』 彼谷邦光 著
6.『ヒトを理解するための生物学』 八杉貞雄 著
7. 『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ
V.成長・成熟・性決定 −継−』 伊藤道彦・高橋明義 共編
8.『人類進化論 −霊長類学からの展開−』 山極寿一 著
9. 『新・生命科学シリーズ 植物の系統と進化』伊藤元己 著
10. 『ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ
X.ホメオスタシスと適応 −恒−』 海谷啓之・内山 実 共編
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【オンデマンド出版書籍】 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/d-pub.html
【電子書籍のご案内】 https://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html
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【5】お知らせ&編集後記
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◇お知らせ
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1.訂正表・正誤表や新しい演習問題など「書籍のサポート情報」.
https://www.shokabo.co.jp/support/index.html
2.電子書籍のご案内
https://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html
3.2017年度版の裳華房「総合図書目録」
https://www.shokabo.co.jp/catalogue/index.html
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◇編集後記
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5月13日に開催された自然科学書協会創立70周年記念講演会「文学としての
科学書」(講師:柳田邦男)について,本メールマガジンでコラムをご執筆い
ただいている松浦晋也さんが,同協会の会報(2017年3号)に報告記事を書か
れています.ご一読いただければ幸いです.
http://www.nspa.or.jp/bulletin/2017_3kaiho.pdf#page=4
(TK)
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次号は2017年8月18日の配信予定です.どうぞお楽しみに! \\(^o^)//
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