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Shokabo-News No.349 2018/11/30
裳華房メールマガジン 2018年11月号
https://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html
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★目次★
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【1】新刊案内
『理工系の数理 確率・統計』『応用解析概論』
『ここからスタート 物理学』『スタンダード 分析化学』
【2】連載コラム 松浦晋也の“読書ノート”(37):
『21世紀の資本』(ピケティ 著,みすず書房)
【3】お知らせ&編集後記
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【1】新刊案内(2018年11月刊行)
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●『理工系の数理 確率・統計』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1574-0.htm
岩佐 学・薩摩順吉・林 利治 共著/A5判/256頁/定価(本体2500円+税)
2018年11月発行/裳華房/ISBN 978-4-7853-1574-0 C3041
将来数学を使う可能性のある読者の方々に向けて,数学を専門とする立場の
者と数学を応用する立場の者が協同して,数学的正確さと応用を意識した内容
を盛り込んだシリーズの1冊.大学1〜2年生が予備知識なしに,確率の基礎
理論とさまざまな統計手法を身につけられる入門書である.
【本書の特徴】
◎データハンドリングや確率の基本概念を解説したのちに,さまざまな統計手
法を紹介するとともに,それらの使い方を丁寧に説明した.
◎推定・検定のポイントを把握するため,7ページにわたる「区間推定,検定
にかかわる重要事項のまとめ」を冒頭に設けた.1つの章を読み終えたとき
などに,このまとめを活用して,ふり返りができるようになっている.
◎手を動かして例題や問題を解いていけば,背後にある理論の理解に自然と結
びつくような構成をとった.なお,一部の例題には書き込み用の空欄を設け,
適切な数値や式を確認しながら読み進められるように工夫した.
【主要目次】
1.データハンドリング 2.確率とその性質 3.離散型確率変数と確率分布
4.連続型確率変数と確率分布 5.母集団とサンプル 6.推定と検定 7.母
平均,母分散,母比率の推定と検定 8.いろいろな検定 9.最小2乗法と回
帰直線
●『応用解析概論』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1580-1.htm
桑村雅隆 著/A5判/304頁/定価(本体3000円+税)/2018年11月発行/
裳華房/ISBN 978-4-7853-1580-1 C3041
本書は,数学を専門としない理工系の学生が限られた時間のなかで,応用上
役に立つと思われる解析学の基本的な概念や手法を習得することを目的に編ま
れた.
必要とされる予備知識は微分積分と線形代数にとどめ,常微分方程式,ベク
トル解析,複素関数,フーリエ解析とラプラス変換,偏微分方程式といったテ
ーマについて各章50ページ程度にまとめた.
それぞれの章は基本的に独立しており,どこからでも読み始めることができ
る.また記述においては,数学的な技術を要する証明は割愛し,直観にもとづ
く議論や具体的な計算を通した説明を中心にした.
【主要目次】
1.常微分方程式 2.ベクトル解析 3.複素関数 4.フーリエ解析とラプラ
ス変換 5.偏微分方程式 付録:微分積分と線形代数の復習
●『ここからスタート 物理学』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2264-9.htm
為近和彦 著/B5判/168頁/2色刷/定価(本体2100円+税)/
2018年11月発行/裳華房/ISBN 978-4-7853-2264-9 C3042
主に高校物理未履修の学生に対して,微分積分を使わずに,わかりやすく学
べるよう丁寧に解説した教科書.
半期の講義に収まるよう章立てを15に分け,かつ,すべての章を3つのセク
ションに分けて解説することで,講義の担当者にとって使いやすい構成とした.
また,重要な公式については,その直下に公式の意味を言葉で表すことで,読
者の理解が深まるように工夫した.
【主要目次】
1.力学(1)−運動の表し方− 2.力学(2)−力と力の関係式− 3.力学(3)
−仕事とエネルギー− 4.力学(4)−力積と運動量保存則− 5.力学(5)
−等速円運動と単振動− 6.波動学(1)−波の表し方− 7.波動学(2)−音波−
8.波動学(3) −光波− 9.電磁気学(1) −電場と位置− 10.電磁気学(2)
−回路の解析− 11.電磁気学(3) −磁場と電磁誘導− 12.熱力学(1)−状態
方程式と分子運動論− 13.熱力学(2)−第1法則と状態変化− 14.原子物理
学(1)−粒子性と波動性− 15.原子物理学(2)−X線と原子核反応−
●『スタンダード 分析化学』
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-3515-1.htm
角田欣一・梅村知也・堀田弘樹 共著/B5判/298頁/定価(本体3200円+税)
2018年11月発行/裳華房/ISBN 978-4-7853-3515-1 C3043
基礎分析化学と機器分析法をバランスよく配した教科書.「I 分析化学の基
礎」「II 化学平衡と化学分析」「III 機器分析法」の三部構成となっており,
I部とII部で分析化学の基礎を簡潔かつわかりやすく説き,III部では現代にお
ける主要な機器分析法を幅広く解説している.
学部で学ぶ分析化学を一通り身につけることができるだけでなく,最新機器
分析の動向にも充分配慮されており,大学院生の副読本としても利用できる一
冊.
【主要目次】
I 分析化学の基礎 1.分析化学序論 2.単位と濃度 3.分析値の取扱いと
その信頼性 II 化学平衡と化学分析 4.水溶液の化学平衡 5.酸塩基平衡
6.酸塩基滴定 7.錯生成平衡とキレート滴定 8.酸化還元平衡と酸化還元
滴定 9.沈殿平衡とその応用 10.分離と濃縮 III 機器分析法 11.機器
分析概論 12.光と物質の相互作用 13.原子スペクトル分析法 14.分子ス
ペクトル分析法 15.X線分析法と電子分光法 16.磁気共鳴分光法 17.質
量分析法 18.電気化学分析法 19.クロマトグラフィーと電気泳動法
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【2】[連載コラム]松浦晋也の“読書ノート” (第37回)
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ノンフィクション・ライター/サイエンスライターの松浦晋也さんと鹿野司
さんに,お薦め書籍や思い出の1冊,新刊レビュー等をご執筆いただきます.
今回のご担当は松浦晋也さんです.
・バックナンバーはこちら→ https://www.shokabo.co.jp/column/
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◆ 消費税で日本は滅ぶ ◆
● トマ・ピケティ 著『21世紀の資本』(みすず書房)
私は機械工学科卒で物書きをしている、崩れ理工系というべき存在だ。その
“崩れ”が、ここ数年、経済学に興味を持ってあれこれ読みあさっている。あ
れをしたいこれを作りたいと思っても、先立つ金はそう簡単に手に入らない。
となると、経済学を知ってこの社会の金の回り方を理解しなくてはいけないだ
ろう、と考えてのことだ。
が、崩れ理工系にとって、経済学はなかなかの難物だった。何を読んでも理
解できた気分にすらならない。手がかりはどこにあるのか、と経済学における
「保存量」を探したこともあった。物理学ならエネルギーや運動量のような保
存量を手がかりに理解を深めることができる。四苦八苦したあげく「価値も貨
幣も無から湧くので保存量ではない。保存量がないのが経済学の特徴である」
と気が付くまで、かなりの時間がかかった。
そんな中で、一発で理解できたのが今回取り上げる『21世紀の資本』だった。
発売されてすぐに世界的ベストセラーとなった経済書だ。
世間的には難しいということで、解説書がどっと出た本書だが、私が思うに、
ちょっとの理工系センスがあれば、この本は楽に読み通すことができる。そし
て、ピケティの主張は大変恐ろしい。彼の思考をそのまま敷延していくと、消
費税を増税しようとしている日本は、破滅へとつっぱしっていることになるか
らだ。それどころか、消費税に類する逆進性を持つ税を課している資本主義国
家は、すべて破滅に向かっていることになるのである。
『21世紀の資本』でピケティが示すのは、“r>g”という簡単な不等式だ。
r は資本の平均年間収益率。これは資本が資本を生む割合、もっと簡単に言
えば投資により金が金を生む速度だ。
そして g は経済成長率である。
このことは「金が金を生む収益は、労働の生む収益より大きい」とも言い換
えられる。その意味は深刻だ。「資本主義においては金持ちは金を持つが故に
どんどん富み、労働するしかない低所得層との格差がどんどん開いていく」と
いうことだから。
ピケティの主張を「なんだ、また経済学者が勝手なことを言っている」と切
り捨てることはできない。彼は18世紀以降の、古今東西様々な社会の莫大な統
計を駆使して、r>g が、資本主義における普遍的経験則であることを立証し
ているからである。分厚い本書のほとんどは、その立証過程の記述に費やされ
ている。
つまり、本書の内容は「経済学者が勝手なことを主張している」わけではな
い。「過去の統計を精査し、整理し、現実の中から普遍的真理を見いだしてい
る」のである。その手つきは自然科学的であって、むしろ理工系の教育を受け
た人のほうが、本書を楽に最後まで読み通すことができると思う。
さらにピケティは、r<g となり社会における経済格差が縮小したのはどん
な時期かを探っていく。答えは戦争だ。戦争があると富裕層が溜め込んだ資産
が破壊される。また、政府は戦争遂行のための資金を得るために厳しい累進税
制を採用するので、富裕層の資産が政府に吸い上げられ、社会全体に循環する。
制度はそう簡単に変えられないので、戦後しばらくは累進税制のもと、経済成
長が続く。が、そのうちに富裕層の不満から累進制は緩められ、またも格差が
拡大し始める。
経済格差が極端なまでに拡大した社会がとても悲惨なものになることを、私
たちは知っている。多くの人が困窮のために消費に参加できない結果、経済成
長ができず、国力が低いままとなるのだ。困窮する者の不満は社会不安を呼び
寄せ、それを押さえつけるために政府は抑圧的な政策を採り、ますます社会不
安を増大させる。すると今度は少数の金持ちが海外へと逃避し始める。
そんな事例は歴史上いくつもあるし、いま現在もそんな国は地球上に少なく
ない。
ピケティの分析によれば、資本主義国家ではそのままにしておくと格差は必
然的に拡大する。格差を縮小するのは戦争だけだ。
しかし、戦争は人命を含む社会の富を破壊する。勝っても負けても、戦争を
した国家は大きな傷を負うことになる。とするなら、悲惨な格差社会を避ける
ためには、戦争によらない格差の拡大を防ぐ方法を考えねばならない。
そこでピケティは、「資本税」というものを提案する。資本主義社会におい
ては、資本が資本を生む速度が労働による富の創出速度より速いなら、その資
本に課税して格差の拡大を防ごうというわけである。
21世紀のグローバル化した世襲資本主義を規制するには、20世紀の税制
モデルと社会モデルを見直して現代社会に適合させるだけでは不充分だ。
(中略)
理想的なツールは資本に対する世界的な累進課税で、それを極めて高水
準の国際金融の透明性と組み合わせねばならない。(本書 p.539)
が、これはそう簡単なことではない。課税するためには社会にどれほどの資
本があるかを国が把握していなくてはならない。しかし、その把握は大変難し
い。とくにカネは、今やネットを通じて世界中を動き回っていて、その国の誰
がどこにいかほど持っているかを把握するのは大変だ。それどころか「資本税
を課税する」となったら、資本税のない国に富が逃げることも十分に考え得る。
それでもピケティは、解決策は資本税しかないと主張する。
むずかしいのはこの解決策、つまり累進資本税が、高度な国際協力と地
域的な政治統合を必要とすることだ。(本書 p.603)
たしかにリスクはあるが、私にはまともな代替案が思いつかない。
(本書 p.603)
ピケティが本書で指摘した、r>g の関係、そして経済格差と戦争というこ
とを念頭において、日本の税制の歴史を考えてみよう。
まず所得税。日本の所得税は所得額が大きくなるほど税率が上がる累進課税
を採用している。この制度が貧富格差拡大に対する一定の歯止めとなっている。
財務省の「個人所得課税の成立などの推移(イメージ図)」[※1]という
資料を見てみよう。
※1 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/income/033.pdf
1984年には15段階・最高税率75%だ。地方税と合わせた最高税率は88%であ
る。そこから一気に所得税低減・累進性緩和が進行する。1987年には12段階・
最高税率60%に、翌1988年には最高税率はそのままで段階が一気に6段階に半
減。さらに、翌年の1989年には5段階・最高税率50%に、1999年には4段階・
最高税率37%になる。その後若干の変化があって、2015年に7段階・最高税率
45%となった。地方税最高税率もその間に下がり続けて10%となった。現行制
度では、最高レベルの所得を申告すると、そのうち55%が税として徴収される。
実はこの図で、財務省は情報を隠している。1974年の段階では、所得税は19
段階の累進制で最高税率は75%だったのだ。住民税の最高税率は18%で、合計
の最高税率は93%。最高レベルの所得を申告すると、所得の93%が税として徴
収されていた。
1970年代以降、日本の所得税は一貫して累進制を緩和し、貧富格差を拡大す
る方向で制度改正を行ってきたのである。
それでは相続税はどうか。所得税には、同時代における貧富格差を是正する
機能があるのに対して、相続税には世代間の貧富格差を是正する役割がある。
所得税率の変化は財務省の「最近における相続税の税率構造の推移」[※2]
という資料で知ることができる。
※2 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/property/146.pdf
1988年には相続額5億円から最高税率70%が適用されてたものが、その後、
1992年には最高税率はそのままで全体にグラフが下に下がり、1994年にはグラ
フの刻みが簡素化されている。さらに、2003年には比較的小さな相続にかかる
税率はそのままで、高額の相続にかかる税率の刻みが簡素化され、なおかつ最
高税率が一気に50%まで下がった。2013年には最高税率が55%に引き上げられ
るが、相続額6億円以上で新たな刻みを作る形で上がっているので、全体とし
て相続税の累進制が緩和された状態は変わっていない。
ここで法人税はどうなっているかを調べてみる。法人税の推移に関する資料
も財務省のWebページ「法人課税に関する基本的な資料」[※3]にある。
※3 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/corporation/c01.htm
法人税は基本的に累進課税ではない。ただし、年商800万円以下とそれ以上
で税率が異なる。年商800万円以上で税率を観ていくと、1981年以前は40%だ
ったものが、1984年に43.3%まで微増する。その後、1987年からは段階的に引
き下げられて1990年には37.5%となる。1998年から1999年にかけて再度税率が
引き下げられて、一気に30%まで下がり、さらに2012年から再度の引き下げが
あって、現在は23.4%となっている。つまり法人税は安くなっているのだ。
それでは、と、タイトルにも入れた消費税をみてみよう。
日本は1989年から消費税を導入した。消費税はすべての消費に対して等しい
税率が課せられるので逆進性が強い。消費税率は3%から始まって、1997年に
5%、2014年に8%と引き上げられた。
ピケティの分析と、日本の税制の推移とを重ね合わせると、恐るべき未来絵
図が見えてくる。
税には、社会を政府の望む方向に形作る機能がある。1970年代以降、日本は
一貫して社会の経済的格差を拡大する方向で、税制を変えてきているのだ。累
進性の高い所得税や世代間の貧富格差を是正する相続税を引き下げ、資本が集
積する法人にかける法人税の税率も下げ、その代わりに逆進性があり貧富格差
を拡大する性質を持つ消費税を着実に引き上げているのである。
r>g である以上、貧富格差は縮まらずに拡大する。それを逆進性を強めた
税制が後押しする。先に見えてくる未来はひとつだ。極端なまでの貧富格差に
より、少数の金持ちと大多数の困窮者を抱える荒廃した社会である。加えて少
子高齢化が進むのだから、この未来絵図は地獄絵図であるといっても過言では
ないだろう。
日本は、税制を変えることにより地獄を自らのもとに引き寄せているのであ
る。
今、我々の政府は、消費税を2019年10月から8%から10%へ引き上げようと
している。政府の借金が一千兆円を超える一方で、少子高齢化による社会保障
・医療費の増大が進むから、だから景気動向に税収が左右されにくい消費税は
上げねばならない、というロジックである。その先には消費税を20%に、とい
う声も出ている。
が、その一方で、ピケティの指摘する通り、資本主義社会ではほっといても
格差は増大する。そのような社会形態を採用しつつも、所得税・相続税の累進
制を緩め、法人税を引き下げている現状は、政府は日本を極端な格差社会にし
たいという意志を持つとしか受け取ることができない。
はっきり書こう。私は消費税は廃止し、累進課税を強めることが、日本経済
を活発化させるほぼ唯一の手段だと考える。
消費税を引き下げる、ではない。廃止だ。
なにしろかつての厳しい累進税制下で日本は高度経済成長を成し遂げ、一億
総中流と呼ばれた格差の少ない社会を構築したのだ。そして、1970年代以降の
累進制を緩める税制改革と歩を一にして、日本経済は退潮局面に陥っていった。
ここは、税制改革はすべて大失敗であったと認めるところから、もう一度始め
るしかないのではなかろうか。
その上で、ピケティの言う資本税を導入するべきだ。
「資本税などということをしたら、大企業や金持ちから海外に逃げていく」
と主張する人もいるが、実のところ国境を越えるのはそう簡単なことではない。
そしてまた、ピケティも資本税についてはまずは0.1%というようなごく低率
で開始し、徴税によって社会の中に資本がどれだけ存在するかの基礎データを
積み上げるべきとしている。
『21世紀の資本』が示しているのは、格差の小さい、住みやすい・生きやす
い資本主義社会を永続的に回していく方法論なのである。
なお、今年6月、マレーシアは6%かけていた消費税を廃止した。その後、
政府は財源に苦慮しているものの、同国のGDPは7〜9月四半期で4.4%増
加と一気に急伸した。
【今回紹介した書籍】
●『21世紀の資本』
トマ・ピケティ 著、山形浩生・守岡桜・森本正史 訳/A5判/728頁/
定価(本体5500円+税)/2014年12月発行/みすず書房/
ISBN 978-4-622-07876-0
https://www.msz.co.jp/book/detail/07876.html
【松浦晋也さんのプロフィール】
ノンフィクション・ライター.1962年東京都出身.現在、日経ビジネスオンラ
インで「宇宙開発の新潮流(*1)」を、「自動運転の論点」で「モビリティで
変わる社会(*2)」を連載中。近著に『母さん、ごめん。−50代独身男の介護
奮闘記−』(日経BP社)がある.その他、『小惑星探査機「はやぶさ2」の挑
戦』『はやぶさ2の真実』『飛べ!「はやぶさ」』『われらの有人宇宙船』
『増補 スペースシャトルの落日』『恐るべき旅路』『のりもの進化論』など
著書多数.
Twitterアカウント https://twitter.com/ShinyaMatsuura
*1 http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20101208/217467/
*2 http://jidounten.jp/archives/author/shinya-matsuura
「松浦晋也の“読書ノート”」 Copyright(C) 松浦晋也,2018
※本コラムは本メール配信約1か月後を目安に裳華房Webサイトに掲載します.
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【電子書籍のご案内】 https://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html
【オンデマンド出版書籍】 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/d-pub.html
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【3】お知らせ&編集後記
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◇お知らせ
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1.訂正表・正誤表や新しい演習問題など「書籍のサポート情報」.
https://www.shokabo.co.jp/support/index.html
2.裳華房 総合図書目録
https://www.shokabo.co.jp/catalogue/index.html
3.現在、下記の大学生協にて裳華房フェアを開催中です.お得なこの機会を
是非ご利用ください>下記の大学に関係する皆さま
・東北大学生協 理薬店 11/5〜12/28
・茨城大学生協 工学部店 11/1〜12/21
・早稲田大学生協 理工店 11/5〜12/27
・京都大学生協 各店舗 10/29〜12/7
・岡山大学生協 11/12〜12/28
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◇編集後記
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寒さが厳しい季節となってきました。くれぐれも健康にご留意してご自愛く
ださいませ。
(TK)
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次号は2018年12月下旬の配信予定です.どうぞお楽しみに! \\(^o^)//
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