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裳華房メールマガジン (Shokabo-News)
バックナンバー(No.403;2025-5 5月の新刊/松浦晋也の“読書”ノート ほか)

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆   Shokabo-News No.403                2025/5/9   裳華房メールマガジン 2025年5月号   https://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 前回の配信から少し間があいてしまいましたことをお詫び申し上げます。 ★目次★ ─────────────────────────────────── 【1】5月の新刊  『現場で使うための統計学ハンドブック』  『分子の対称性と群論入門 −点群の指標表と応用−』 【2】連載コラム 松浦晋也の“読書ノート”(67):  『関東大震災と流言』(前田恭二 編著、岩波ブックレット) 【3】裳華房の売上げランキング(2025年1〜3月) 【4】自然科学書フェア2025のご案内 【5】お知らせ&編集後記 ─────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】5月の新刊 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●『現場で使うための統計学ハンドブック』 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1607-5.htm 石綿 元 著/A5判/516頁/定価5500円(税込)/2025年5月25日発行/ ISBN 978-4-7853-1607-5/裳華房 ★統計学の基本的手法を網羅した、“ハンドブック的に”使えるテキスト★  本書は大まかに、前半12章までの「数学」パートと、後半13章以降の「推測 統計」パートに分かれる。前半の「数学」は統計学の手法の根拠となるものだ が、あえて式展開や計算をなるべく詳しく記述し、数学でつまずくことのない ように配慮した。後半の「推測統計」では、各種の推定や検定の流れがわかり やすいよう、同じような手法であっても、冗長となることをいとわず、図を用 いながら手順全体を丁寧に述べることを心掛けた。  統計学とは、数学のような常に正しい答えを求める学問とは異なり、得られ たデータを適切に解釈することでより多くの同意が得られるように対象を把握 するための方法の体系である。このことは本文中の解説や「コラム」などで繰 り返し取り上げられ、“統計学とはどういうものか”を理解してもらえるよう に工夫している。  現実の問題に近い具体例や、現実のデータを用いる解析例も多く取り上げた。 本書が、データの発生する、あるいはデータについて議論する現場で、より多 くの同意を得られる解析方法を吟味するための一助となることを願っている。 【主要目次】 1.データの視覚化 2.データを代表値で読む 3.確率と事象 4.離散型確 率変数と確率関数 5.主な離散型確率分布 6.連続型確率変数と確率密度関 数 7.主な連続型確率分布I 8.正規分布の性質 9.主な連続型確率分布II 10.主な連続型確率分布III 11.分布関数・母関数および中心極限定理  12.確率過程 13.推測統計概論 14.区間推定I 15.区間推定II 16.仮 説の検定I 17.仮説の検定II 18.仮説の検定III 19.比率の推定・検定 20.直接確率法による比率の推定・検定 21.相関分析 22.回帰分析  23.分散分析 24.母数によらない方法I 25.母数によらない方法II  26.品質管理 27.情報量規準 ●『分子の対称性と群論入門 −点群の指標表と応用−』 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-3531-1.htm 中田宗隆 著/A5判/200頁/定価2860円(税込)/2025年5月25日発行/ ISBN 978-4-7853-3531-1/裳華房  分子の物理的・化学的性質の多くは、その幾何学的構造の対称性によってい る。  「群論」は分子構造の対称性を理解するための強力なツールであり、群論を 化学に応用するうえで欠かせないのが「点群の指標表」を正しく読み解くこと である。  本書は、点群の指標表の読み方を身につけ、振動スペクトル、原子軌道、分 子軌道といったさまざまな分野に応用するための参考書である。むずかしい数 式を使わず平易かつ丁寧に書かれた解説を読み、さらに多数配された練習問題 ・演習問題を解けば、群論の化学への応用の道が大きく開けるだろう。 【主要目次】 1.対称操作とは 2.対称要素とは 3.分子の点群 4.点群の指標表 (1) −スカラーで表される指標表− 5.点群の指標表 (2) −行列で表される指標表− 6.振動スペクトルへの応用 7.原子軌道への応用 8.分子軌道への応用 (1) −水素分子の分子軌道の対称性− 9.分子軌道への応用 (2) − 一般の二原子分子の分子軌道の対称性− 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【裳華房 新刊一覧】   https://www.shokabo.co.jp/book_news.html 【裳華房 分野別書籍一覧】https://www.shokabo.co.jp/mybooks/0000.html 【正誤表などサポート情報】https://www.shokabo.co.jp/support/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】[連載コラム]松浦晋也の“読書ノート” (第67回) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ノンフィクション・ライター/サイエンスライターの松浦晋也さんに、お薦 め書籍や思い出の1冊,新刊レビュー等をご執筆いただきます。  ・バックナンバーはこちら→ https://www.shokabo.co.jp/column/ ─────────────────────────────────── ◆ 才人画家が見た関東大震災、体験した権力による検閲 ◆ ●『関東大震災と流言 −水島爾保布 発禁版体験記を読む−』             (前田恭二 編著、岩波ブックレット)  新型コロナウイルス感染症による世界的パンデミックが発生した2020年以降、 オンラインで、電子書籍を買うことが増えた。私の場合、気がつくと複数のオ ンライン書店でそれぞれ1000冊以上の本を買っている。  今でも電子書籍を完全に信用しているわけではない。なにしろなんらかの理 由でアカウントが凍結されてしまうと、買った本はすべて消滅してしまう。電 子書籍は所有権を買うわけではなく、閲覧する権利を買うからだというのだが、 紙の書籍と比べると明らかにサービスの後退だ。  電子書籍だって、他者に譲れるべきだし、古書市場での流通とまでは言わな いまでも、死後の相続に関しては引き継ぎができるべきと思うのだが、今のと ころ、そうはなっていない。  それでも、すでに本棚が物理的にいっぱいになってしまっている身としては、 紙の本を買うよりも電子書籍を買うほうが、ずっと心理的抵抗が低いのは間違 いない。最近はかなり専門的な本もオンラインで読めるようになり、重宝して いるのもまた事実である。  そんな電子書籍では、気になる面白そうな本を見つけるのにも、オンライン の情報を使うことが多い。主にSNSで読書家の方をフォローし、彼ら彼女ら の書き込みの中から、自分の興味を引く本を見つけるというのが日課となって いる。  今回紹介するのは、そうやって見つけた本だ。  水島爾保布(みずしま・におう、1884〜1958)という名前を見せられても、 それがどんな人かすぐに思い出せる人はかなり少ないだろう。大正から昭和の 前半にかけて活動した日本画家であり、日本最初期の漫画家でもあり、また随 筆家でもあったという人物である。  SF作家・今日泊亜蘭(きょうどまり・あらん、1910〜2008)の父であると 言うと、SFファンなら「ああ、なるほど、そういう人か」と思うかもしれな い。今日泊亜蘭、本名・水島行衛(みすしま・ゆきえ)は博学、かつ独特の気 っぷの良い文体で知られた人だった。  と、すると、その父も相当な博学かつ面白い文体で文章を書く人だったので は、と思った方。あなたは鋭い。  今でこそ半ば忘れ去られた存在となっている水島爾保布だが、間違いなく才 能豊かな人物だった。  谷崎潤一郎と組んだ挿絵と文章が緊密に組み合わさった豪華装丁の小説集 『人魚の嘆き・魔術師』(1919年、春陽堂刊)は、2020年に春陽堂から復刊さ れ、さらに2022年には中公文庫に収録されて、今でも新品の本として入手する ことができる。本書にもいくつか水島の手による日本画や書籍挿絵が掲載され ているのだが、一見して相当に鋭い美意識を感じさせる。  本書は、その水島爾保布の書いた、1923年9月1日に発生した関東大震災の体 験記「愚漫大人見聞録(ぐまんたいじんけんぶんろく)」を、編著者である前 田恭二氏(武蔵野美術大学教授)による解説とともに収録している。  その解説がまた一筋縄ではいかない。  水島の書いた「愚漫大人見聞録」は1923年4月に発行された水島の著書『新 東京繁盛記』に収録された。  ところがこの『新東京繁盛記』は、発売当日に内務省によって発禁処分とな ってしまう。同年6月に改めて発売された改訂版では「愚漫大人見聞録」は削 除されてしまった。つまり発禁の理由は「愚漫大人見聞録」にあったのである。  ところで、内務省の検閲官が読んだ『新東京繁盛記』が、国立国会図書館に 保存されていた。本には、検閲官が書いたと思われる書き込みがあった。検閲 の書き込みは「愚漫大人見聞録」に、しかも関東大震災最大の社会的汚点とな った朝鮮人虐殺の原因となった流言と、それに関連する暴力の記述に集中して いる。  つまり、検閲で「愚漫大人見聞録」の朝鮮人虐殺の記述が問題になったため に、削除の上改訂版を出版したらしい。  改訂版で、水島は以下のような文章を付け加えた。    寺門静軒の江戸繁昌記は官僚官需を目の敵にやつつけたので幕譴を蒙    ったと同様、本書も亦ある問題に対して少しタンカを切り過ぎて一旦    は発売を禁止されたが、今度お上の役人衆と話し合ひがついて、タン    カの一部を訂正して出すことになりました。改訂したからつてつまら    なくなつたわけではありません。−著者−  実際には、「愚漫大人見聞録」全編という大規模な削除を行うことで、やっと 出版が可能になったのであった。  前田教授は、水島の文章を解説するのと並行して、どこに検閲官が書き込みを したか、それは何を問題としてのことだったかを明らかにしていく。  つまり本書は、第一に水島爾保布という才人が残した知られざる文章の紹介で あり、第二に関東大震災のかなり生々しい体験記であり、第三に当時の国家権力 が朝鮮人虐殺をどのように考えていたかを示す歴史的資料であるという、「一粒 で3度、知的においしい」という内容なのである。これで面白くなかったらどう かしている。  本書からは、1923年から24年にかけての日本社会が、立体的なパースペクティ ブを持って目の前に立ち上がってくるのである。  地震発生時、水島は友人たちと帝国ホテルにいた。大きな揺れに驚いて外へと 逃げ出し、向かいの日比谷公園に避難するが、揺れが収まるとさっそく友人らと 軽口を叩き合う。が、むしろその様子は、異常事態に直面した人が興奮状態にな って騒いでいるかのようだ。水島は自分たちの興奮状態をも、冷静に分析し、 「たつた今のさつき、地面のドン底から、グーンとひとつ揺り上げられて、目の 色唇の色迄変え、醜態の限りを曝けて慌てふためいた事なんかは、僕も友達も、 もうケロリ忘れていた。いや忘れたやうにお互に努めてゐたんである。」と書く。  「愚漫大人見聞録」は全編がこのような調子の漫談調の気っぷの良い文体で書 かれている。それは、どこか今日泊亜蘭の『宇宙兵物語:外惑星野郎ども』(早 川書房)あたりのSFを連想させ、「さすが今日泊亜蘭のお父さん」という気分 になる。  日比谷公園の記述には水島が描いたイラストも掲載されている。どこか和田誠 を思わせる洒脱なもので、彼の才能の幅の広さを感じさせる。  場所は、水島の自宅のある根岸へ移り、「安政の地震のほうがすごかったね」 と語り、「あの時は水戸の長屋で藤田東湖がヒツ潰されたよ──(中略)──別 段覚悟もしなかった地震にペツシャリやられちまうなんかア、……誠にはや、人 間つてえもののつまらなさを見せに生まれてきたやうな男だつたな。」と、藤田 東湖(1806〜1855)の悪口を言うボー鱈先生という古老が登場する。この「ボー 鱈先生」のように、登場人物はすべてあだ名で記述されている。  前田教授による注解によれば、このボー鱈先生は、あの『言海』を編纂した国 語学者の大槻文彦(1847〜1928)らしい。つまり、関東大震災の直撃を受けた東 京には、まだ江戸を知る人がいっぱい住んでいたのである。うわあ、面白い!  さらに水島は「津波が来る」という流言に動揺する人々を描く。関東大震災で は相模湾から伊豆半島にかけて津波が来たが、もちろん東京の根岸まで津波が来 るはずはない。前田教授は地震の13年前、1910年に東京下町を襲った洪水の記憶 が影響しているのではないかと分析している。  この後、酒を飲んで「痛快ですね。僕とても愉快でたまらない。三越もそれか ら帝劇もペロペロと燃えちゃつたんですぜ」と語り、さらに「いや痛快だ。僕は この革命的天災の前に今迄大きな面してゐた奴が……態(ざま)アみやがれ、プ ロレタリヤ万歳だ。すべてが平等になるんだ。」と叫ぶカン君という若者が登場 するあたりから、俄然内務省の検閲官のものらしき傍線書き込みが一気に増える。  つまり、権力の側はそういう発言をする者がいたということが世間に知られる のを好まなかったわけだ。今の我々の視点からは、「そういう視点で大地震を見 ていた者もいるのか」という感想になる。  水島もこのような記述が検閲に引っかかる可能性は意識していたようで、むし ろ文章としてはカン君を諫める調子の書き口となっている。  また、迷惑が及ばないようにするためだろう──カン君が誰であるかについて は一切記述していない。それでも発禁を逃れることはできなかったのである。  朝鮮人が暴動を起こすという噂を水島のところに持ち込んだのは、中学1年生 だった彼の長男だった。つまり後の今日泊亜蘭である。    『朝鮮人が火を付けるんですって……そりやそうかも知れない。そりや    そうかも知れませんよ。』と中学生はいつた。『日本人はふだんから朝    鮮人をいぢめ過ぎますよ。僕、毎日見てるんです。』     その一年生の学校では現に一部工事中なので、鮮人の土工が沢山這入    つてゐた。それ等に対して日本人の土木請負人とか、土木技師とか、監    督とかいふ連中が、如何に侮辱し、如何に酷使し、如何に暴虐を振舞つ    ているかつて事は、一年生は殆ど目が痛くなる程見せつけられてゐたん    である。  もちろんこの部分も検閲の対象となった。  ここで水島はすぱっと、朝鮮人暴動の流言がなぜ生まれ、なぜ虐殺が起きたか を簡潔に指摘している。  日本人は庶民レベルで、普段から嗜虐の心丸出しで朝鮮人を虐待していたので ある。なぜ平気で虐待できるかといえば、彼らが弱い立場でやり返してこないと 知っていたからだ。しかし、震災で社会秩序は一時的に崩壊した。  すると、恐怖が沸き起こる。普段は調子に乗って虐待していた連中が仕返しを するのではないか。  日頃の虐待が、人が人に対して行うべきではない恥じるべき行いだと理解して いるが故に、恐怖は増幅し、「朝鮮人が暴動を起こす」というデマになる。  だったら、やられる前にやってしまえ、という意識から虐殺が発生した。そこ には、社会秩序が回復すれば自分たちは社会的に強い立場に復帰し、虐殺の所業 はもみ消せるという小狡い計算高さも透けて見える。  前田教授によると、水島は必ずしも「愚漫大人見聞録」で体験のすべてを書い ているわけではないとのこと。別の文章では、殺気だった自称自警団に半殺しの 目に遭っていた中国人を、「彼は朝鮮人ではない」と身を張って助けた経験も書 いているのだそうだ。実際、関東大震災では、千葉県検見川で沖縄の人が朝鮮人 と誤認されて殺され、埼玉県熊谷市で秋田の人が同じく誤認で殺されている。  2011年3月11日の東日本大震災の時、私はテレビ放送で、「中国人が自動車か らガソリン盗んでいるという話を聞いてさあ、本当ならとんでもない、懲らしめ なくちゃいけないと思って来たんだけど」と、津波が引いた後のがれき広がる元 市街地で語る男のインタビューを見た。「うわ、これは、下手をすると関東大震 災の朝鮮人虐殺の二の舞が起きるぞ」と心配したが、幸いなことに虐殺は起きな かった。  これは、ひとつは社会全体が、関東大震災時に比べて暮らしよくなり、かつ人 々の人権に関する認識が進歩した結果だろう。が、男の言葉は、同様の虐殺が起 きる可能性が、まだ現代社会に埋み火のように残っていて、いくつかの不幸が連 鎖すればまた悲劇は起きるであろうことを示していると言える。  水島爾保布があっさりと指摘した、朝鮮人虐殺に至る日本の庶民の心理のあり ようは、けっして今の私たちにとっても他人事ではないのである。  他方で水島は、庶民が世間知を発揮して冷静さを取り戻す様子も描き出す。    『一体鮮人や主義者だつていつてるが。そいつ等が何かしたのを見たつ    てものは一人もねぇぢやねぇか』と、西瓜を囓っていた車屋のカツさん    がいつた。  全編この調子で、読みどころ満載である。薄いブックレットのなのですぐに読 み通せるだろう。これは是非、読んでみて欲しい。 【今回紹介した書籍】 ●『関東大震災と流言 −水島爾保布 発禁版体験記を読む−』 前田恭二 編著/A5判/96頁/定価836円(税込み)/2023年8月発行/ 岩波書店(岩波ブックレット)/ISBN 978-4-00-271083-9 C0336 https://www.iwanami.co.jp/book/b629846.html ※電子書籍もあります。 【編集部註】 本文中に出てくる水島爾保布著『新東京繁盛記』は、日本評論社の創業100年 記念復刊として、新装復刻版が2018年5月に刊行されています。 (四六判/240頁/定価2640円(税込)/日本評論社/  ISBN 978-4-535-59605-4) https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7796.html 【松浦晋也さんのプロフィール】 ノンフィクション・ライター。1962年東京都出身。現在、日経ビジネスオンラ インにて「チガサキから世間を眺めて」を連載の他、「Modern Times」 「Viwes」「テクノトレンド」などに不定期出稿中。近著に『母さん、ごめん。 2──50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編』(日経BP社)がある。そ の他、『小惑星探査機「はやぶさ2」の挑戦』『はやぶさ2の真実』『飛べ! 「はやぶさ」』『われらの有人宇宙船』『増補 スペースシャトルの落日』 『恐るべき旅路』『のりもの進化論』など著書多数。 X(旧Twitter)アカウント https://twitter.com/ShinyaMatsuura       「松浦晋也の“読書ノート”」 Copyright(C) 松浦晋也,2025 ※本コラムは本メール配信後、なるべく早い時期にWebサイトに掲載する予定  です。 https://www.shokabo.co.jp/column/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】裳華房の売上げランキング ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2025年1〜3月(3か月間)ベスト10です。各分野別ランキングは下記サイ トをご参照ください。  https://www.shokabo.co.jp/ranking/ranking2025-1.html  なお、いずれも新刊刊行時の書店配本分や、大学等での採用品(教科書)と しての注文分は除いております。 ───────────────────────────────────  ◆◆◆【2025年1〜3月(3か月間)ベスト10】◆◆◆ https://www.shokabo.co.jp/ranking/ranking-best10.html 1.『手を動かしてまなぶ 線形代数』 藤岡 敦 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1564-1.htm 2.『物理学レクチャーコース 素粒子物理学』 川村嘉春 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2415-5.htm 3.『手を動かしてまなぶ 集合と位相』 藤岡 敦 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1587-0.htm 4.『手を動かしてまなぶ 微分積分』 藤岡 敦 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1581-8.htm 5.『物理学レクチャーコース 物理数学』 橋爪洋一郎 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2410-0.htm 6.『手を動かしてまなぶ 基礎数学』 富川祥宗 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1604-4.htm 7.『物理学レクチャーコース 電磁気学入門』 加藤岳生 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2411-7.htm 8.『理論物理のための 現代幾何学』 秦泉寺雅夫 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1606-8.htm 9.『基礎物理学選書5A 量子力学 I(新装版)』 小出昭一郎 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2142-0.htm 10.『物理学レクチャーコース 量子力学入門』 伏屋雄紀 著 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2414-8.htm https://www.shokabo.co.jp/ranking/ranking-best10.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【電子書籍のご案内】  https://www.shokabo.co.jp/ebooks/index.html 【オンデマンド出版書籍】 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/d-pub.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】自然科学書フェア2025のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  弊社も加盟している自然科学書協会と大垣書店との共催で、「自然科学書フ ェア2025」が下記の日程にて開催されます。  期間:5月15日(水)〜7月6日(日)  場所:大垣書店イオンモールKYOTO店      JR他「京都駅」八条口から徒歩約5分      イオンモールKYOTO Kaede館2階  https://www.books-ogaki.co.jp/post/60143  今年は、協会加盟社の専門分野である「理学」「工学」「農学」「医学」 「家政学」の分野コーナーのほかに、下記8つの小テーマのコーナーを設置し ます。(順不同)   ・“京都”発 −京都関係の著者本−   ・AI   ・防災と街づくり   ・万博とテーマ「いのち」   ・量子物理学100周年   ・プラネタリウムと宇宙科学   ・“昭和100年” −昭和から続くロングセラー−   ・希少本とマニアックな本  また、特別コーナー「わが社の2024年売上げベスト1」も設けます。  さらに、6月7日(土)にはイオンモールKYOTO内で、フェア関連行事とし て、科学普及支援団体「てんもんぶ」による科学イベント   ・移動プラネタリウム「今夜の星空を徹底解説します!」   ・サイエンスショー「空気のちから−いろんなものを浮かせてみよう!」   ・遊べる科学工作「吹き上げパイプ」 も開催されます。詳しくは大垣書店の下記サイトをご参照ください。 https://www.books-ogaki.co.jp/post/60016  弊社をはじめ、46社約3600冊の自然科学書が一堂に会するフェアです。  お近くにお住まいの方は、ぜひ期間中に店舗にお立ち寄りくださいますよう お願い申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【5】お知らせ&編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇お知らせ ─────────────────────────────────── 1.裳華房フェアのご案内 https://www.shokabo.co.jp/fair/2025fair.html 2.「2024-25年度 裳華房 総合図書目録」 https://www.shokabo.co.jp/catalogue/ 3.書店・生協様のページ https://www.shokabo.co.jp/sales/index.html 4.訂正表・正誤表や新しい演習問題など「書籍のサポート情報」 https://www.shokabo.co.jp/support/index.html 5.【note】「心地よい “ざらつき” の源泉 #4 【東京電機大学 理工学部  理学系 富川祥宗先生 ロングインタビュー】」などを掲載中です。 https://note.com/shokabo ─────────────────────────────────── ◇編集後記 ───────────────────────────────────  今年の裳華房フェアは、上記「お知らせ」に掲載の店舗以外に、秋ころに、 西日本にある大学の生協・書店を中心に開催する予定です。  詳細が決まりましたら、Webサイトにてお知らせいたします。 https://www.shokabo.co.jp/fair/2025fair.html                               (TK) ─────────────────────────────────── 次号は2025年7月の配信予定です。 どうぞお楽しみに!\\(^o^)// ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ Shokabo-Newsの配信停止・アドレス変更は下記URLよりお願いします ★ https://www.shokabo.co.jp/m_list/m_list.html メールマガジンのご意見・ご感想は m-list@shokabo.co.jp まで. 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