- ポピュラー・サイエンス 27
- チンパンジーのなかのヒト
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- 神戸学院大学教授 理博 早木仁成 著
- 四六判/162頁/定価1320円(本体1200円+税10%)/1990年1月
- ISBN978-4-7853-8527-9 (旧ISBN4-7853-8527-8)
- 著者がアフリカで調査を続けているチンパンジーを中心に,豊富な写真と実体験を織り交ぜて霊長類を考える.そして,チンパンジーの中に,現代人では覆い隠されてしまっている,ヒトが本来もっていたものを見出していく.
- 【目 次】
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- プロローグ
- 1.霊長類のなかのチンパンジーとヒト
- 2.単位集団
- 2.1 霊長類の社会集団
- 2.2 チンパンジーの社会単位
- 2.3 メスの移籍とチンパンジーの社会構造
- 3.社会関係
- 3.1 オトナたちの社会関係
- 3.2 コドモからオトナへ
- 3.3 単位集団間の関係
- 3.4 子殺し
- 3.5 これからの章のためのメッセージ
- 4.挨拶
- 4.1 挨拶とは何なのだろうか
- 4.2 チンパンジーの挨拶行動
- 4.3 挨拶と優劣関係
- 4.4 挨拶とアイデンティティ
- 5.遊び
- 5.1 レスリング
- 5.2 指相撲
- 5.3 追いかけっこ
- 5.4 想像的な遊び
- 5.5 遊びと同調現象
- 6.社会的な知能
- 6.1 チンパンジーの知的能力
- 6.2 うそとごまかし
- 6.3 優位性の誇示
- 6.4 なだめとなぐさめ
- 6.5 仲直り
- 7.権力闘争
- 7.1 オスの連合
- 7.2 権力闘争
- 7.3 老獪な戦略
- 7.4 親しさの背後にあるもの
- 8.平等原則の台頭
- 8.1 同調、自己主張、約束ごと
- 8.2 人間平等起源論
- 8.3 平等原則のかなたに
- エピローグ
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