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ポピュラー・サイエンス 40
光のスピードに迫る
―粒子加速器の話―

高エネルギー物理学研究所名誉教授 理博 冨家和雄 著
四六判/122頁/定価1210円(本体1100円+税10%)/1990年9月
ISBN978-4-7853-8540-8 (旧ISBN4-7853-8540-5)

 現代物理学の最先端である高エネルギー物理学の研究を支える“粒子加速器”の歴史的な流れ,進展を紹介し,人類の歴史と対比させながら,興味深い逸話を交えて,研究発展の著しい素粒子物理学をわかりやすく語る.

【目 次】

『光のスピードに迫る』 カバー
1. 物理学と加速器
 1.1 加速-リンゴは木から落ちる
 1.2 人類の文明に大きな役割を果たした加速器
 1.3 人類が最初につくった粒子加速器
 1.4 アトムという意味を失ったアトム

2. 黎明期の粒子加速器
 2.1 直流・交流電場を用いた粒子加速器
 2.2 高エネルギー粒子加速器へのステップ
 2.3 がんこな先生の弟子は良く育つ
 2.4 誘電電場加速と軌道の安定化
 2.5 いろいろなアイディア

3. 素粒子時代の始まり
 3.1 コスモトロン-ブルックヘブン国立研究所の栄光
 3.2 強収束型シンクロトロン
 3.3 宮本研究室でのAGSの開発
 3.4 ついに三百億電子ボルトを突破
 3.5 線形加速器

4. クオーク
 4.1 加速粒子のエネルギーは有効に使われていない
 4.2 電子・陽電子衝突型加速器
 4.3 クオークは何個あるか
 4.4 陽子・反陽子衝突型加速器
 4.5 熾烈な戦い-日本が世界のトップに
 4.6 これからの粒子加速器
 4.7 粒子加速器の応用

エピローグ
索引



         

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