- ポピュラー・サイエンス 47
- 物質の質量から何がわかるか
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- 元群馬工業高等専門学校教授 理博 田島 進・
- 群馬大学教授 理博 飛田成史 共著
- 四六判/184頁/定価1320円(本体1200円+税10%)/1991年1月
- ISBN978-4-7853-8547-7 (旧ISBN4-7853-8547-2)
- 原子・分子の質量測定法と,そこから明らかになる事柄を解説しました.
- 【目 次】
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- 1. 質量とは
- 1.1 質量とはなにか
- 1.2 重さとはなにか
- 2. 分子とは
- 2.1 原子とはなにか
- 2.2 同位体とはなにか
- 2.3 原子量とはなにか
- 2.4 分子とはなにか
- 2.5 分子量とは
- 3. 原子量・分子量の測定法−その1
- 3.1 デュロン・プティの法則からの原子量の測定
- 3.2 気体の状態方程式からの原子量・分子量の測定
- 3.3 蒸気圧効果度からの分子量の測定
- 3.4 凝固点降下度および沸点上昇度からの分子量の測定
- 3.5 溶液浸透圧からの分子量の測定
- 3.6 X線による結晶格子の解析による分子量の測定
- 4. 原子量・分子量の測定法−その2
- 4.1 異音とはなにか
- 4.2 扇型磁場形単収束質量分析
- 5. 簡単な分子の質量スペクトル
- 5.1 質量スペクトル中のピークの名称
- 5.2 クロロベンゼンの質量スペクトル
- 5.3 バックグランドの質量スペクトル
- 5.4 13Cによる同位体ピーク
- 5.5 ハロゲン原子による同位体ピーク
- 5.6 分子イオンの見わけ方
- 6. イオンのつくり方
- 6.1 電子衝撃イオン化法
- 6.2 フィールドイオン化法
- 6.3 化学イオン化法
- 6.4 FABによるイオン化
- 6.5 光イオン化法
- 6.6 その他のイオン化法
- 7. 質量精密測定(高分解能質量スペクトル)
- 7.1 高分解能質量スペクトルによる混合物の分析
- 7.2 分析能とはなにか
- 7.3 ピークの形
- 7.4 分解能
- 7.5 エネルギーセレクターでの速度収束
- 7.6 二重収束質量分析計
- 7.7 逆配置二重収束質量分析計
- 8. その他のタイプの質量分析計
- 8.1 飛行時間差質量分析計
- 8.2 四重極質量分析計
- 8.3 イオンサイクロトロン
- 9. イオンはどのようにして壊れていくのか
- 9.1 イオンの分解のルートはどのようにして調べるのか
- 9.2 メタステーブルイオンはどのようにして測るのか
- 9.3 リンクト(連動)走査によるメタルテーブルイオンの検出
- 9.4 衝突活性化スペクトル
- 10. 混合物の分離測定
- 10.1 GC-MSについて
- 10.2 LG-MSについて
- 10.3 MS-MSについて
- 11. 質量分析計の応用
- 11.1 人工ダイヤモンドの製造
- 11.2 イオンビームによる乾式メッキ
- 11.3 ドーピングテスト
- 11.4 天然物の構造解析
- 11.5 質量分析の医学・薬学への応用
- 11.6 環境分析
- 11.7 地質年代の測定
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