- ポピュラー・サイエンス 66
- 21世紀のハイテク農業
- −植物工場−
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- 東京農業大学客員教授 理博 高辻正基 著
- 四六判/144頁/定価1320円(本体1200円+税10%)/1992年5月
- ISBN978-4-7853-8566-8 (旧ISBN4-7853-8566-9)
- 植物工場はこれからの日本の農業,また世界的な食糧問題や,環境問題などに大きな役割を果たすことが期待されています.
本書では人工的な植物の生産技術である植物工場について,その意義・しくみから,野菜生産の現状やイネの工場生産の可能性,そして未来の展望について紹介しています.
- 【目 次】
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- 1. いま日本の農業は
- 1.1 野菜価格の高騰
- 1.2 農業は衰退する
- 1.3 なぜ衰退したか
- 1.4 ハイテク農業の役割
- 1.5 第四の農業
- 2. 環境制御の原理
- 2.1 主要な環境要因
- 2.2 複合効果
- 2.3 限界効用の逓減則
- 2.4 最適化原理
- 2.5 光環境
- 2.6 温度環境
- 2.7 炭酸ガス施用
- 2.8 湿度と風速
- 2.9 物理的刺激
- 3. 植物工場とは
- 3.1 定義と範囲
- 3.2 水耕栽培
- 3.3 太陽光利用型植物工場
- 3.4 移動栽培と密植栽培
- 3.5 成長定量化と成長促進
- 4. 実際の植物工場
- 4.1 タイプ別開発状況
- 4.2 海外の植物工場
- 4.3 国内の植物工場
- 4.4 栽培品目
- 4.5 育苗工場
- 4.6 技術課題
- 5. 植物工場の未来
- 5.1 イネの工場的生産
- 5.2 地球規模の貢献
- 5.3 植物工場の思想的意味
- 参考書
- 学会・研究会
- 索引
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