- ポピュラー・サイエンス 68
- 稲のきた道
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- 総合地球環境学研究所教授 農博 佐藤洋一郎 著
- 四六判/178頁/定価1320円(本体1200円+税10%)/1992年6月
- ISBN978-4-7853-8568-2 (旧ISBN4-7853-8568-5)
- 稲はどのようなルートで日本にやってきたのでしょうか? それは日本人や日本文化のルーツと深く関わっています.南北二元説という仮説を証明するために,著者は何を考え,どのような実験をしたのか,そのプロセスを興味深く紹介します.
- 【目 次】
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- 1. 稲と日本人
- 1.1 稲と日本人
- 1.2 生物としての稲点描
- 1.3 稲作の文化誌
- 2. かたすみの在来品種は語る
- 2.1 先人は語った
- 2.2 材料を集めよう
- 3. 遺伝子の分布を調べる
- 3.1 遺伝子の分布を調べてみよう
- 3.2 在来品種の異質性
- 4. 南からのルート
- 4.1 インディカとジャポニカ
- 4.2 二つのジャポニカ--熱帯型と温帯型
- 4.3 日本に熱帯ジャポニカを求めて
- 5. 南北二元説の展開
- 5.1 おもしろい話
- 5.2 早生品種--出生の謎
- 5.3 二つの晩生
- 6. 昔の稲の想像する
- 6.1 北進の過程
- 6.2 生物考古学
- 6.3 昔の稲を再現する
- 6.4 稲はどこから
- 6.5 これからの生物学を考える
- あとがき
- 索引
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