- ポピュラー・サイエンス 84
- ダイヤモンドとガラス
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- 東京工業大学名誉教授 工博 境野照雄 著
- 四六判/166頁/定価1430円(本体1300円+税10%)/1993年10月
- ISBN978-4-7853-8584-2 (旧ISBN4-7853-8584-7)
- 月とスッポンほどに違うダイヤモンドとガラス.「美に憧れる眼」と,冷徹な「科学者の眼」をあわせ持つ筆者が,独特の視点から両者を縦横に論じました.これまでにない新しいスタイルで送るユニークな科学啓蒙書.
- 【目 次】
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- 1. ヴェルサイユのダイヤモンド
- 1.1 略奪の小太鼓
- 1.2 豹の眼
- 1.3 光ファイバー元年
- 2. ガラスの城のカドリーユ
- 2.1 七色の光の幻影
- 2.2 猫の目の行列
- 3. 天から降りそそぐ音と光
- 3.1 降りそそぐ楽音
- 3.2 コルドバの寺院
- 4. ダイヤモンドの素性と生い立ち
- 4.1 ダイヤモンドの親類
- 4.2 どこで生まれるのか
- 4.3 ダイヤモンドの現れ方
- 4.4 ダイヤモンドはどこで採れるのか
- 4.5 科学の眼で見たダイヤモンド
- 5. ダイヤモンドの品定め
- 5.1 採集
- 5.2 分類
- 5.3 カッティング
- 5.4 ダイヤモンドの研磨
- 5.5 ブリリアント・カットのプロポーション
- 5.6 ブリリアント・カットとファイヤー
- 5.7 ダイヤモンドの品質
- 6. ガラスの生い立ち
- 6.1 石器時代のファッション
- 6.2 ヴェネチアからガラスの波
- 6.3 北欧のデザインの温かさ
- 6.4 ヨーロッパ大陸のガラス
- 7. ダイヤモンドとガラスを比べてみれば
- 7.1 なにが違うのか
- 8. ダイヤモンドの造り方
- 8.1 初めて見た人工ダイヤモンドは薄茶色
- 8.2 ダイヤモンドの造り方教えます
- 8.3 炭素サッカーボール
- 8.4 スーパーダイヤモンド
- 9. 猫の目,豹の眼,赤い眼
- 9.1 猫の眼と豹の眼
- 9.2 ダイヤモンドと光学ガラス
- 9.3 無色のプリズムから生まれる七色の光
- 9.4 光る交通標識は猫の眼
- 10. 光ファイバーで生活が変わる
- 10.1 ガラスから造るガラス一気相合成
- 10.2 銅線5千本分の働きをする1本のガラス・ファイバー
- 10.3 光ファイバーの魔術
- 10.4 衛星通信より速い光通信
- 10.5 お腹を開かない手術
- 11. ダイヤモンドとガラスのごった煮
- 11.1 磨かれないダイヤモンドはただの石ころ
- 11.2 ダイヤモンドの略歴
- 11.3 伝説の中のダイヤモンド
- 11.4 液体から造ったガラス
- 11.5 平衡平面のレンズ
- 11.6 煙からダイヤモンド
- 11.7 宇宙をさまよう大量のダイヤモンド
- 11.8 ダイヤモンドを含んだ太いパイプ
- 11.9 カーボン・ナノ・チューブ
- 11.10 素晴らしく尖鋭なレンズ
- 11.11 日本の「すばる」マナウケア山に登る
- 11.12 ブラック.・ホールの姿を捉えたハッブル望遠鏡
- 11.13 色でデザインしたダイヤモンド
- 11.14 指先大のガラスに新聞40万ページ
- 11.15 地球上からガラスが消える日
- 11.16 生活の中のガラス
- 11.17 ガラスとともに消える豊かな生活
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