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ポピュラー・サイエンス 100
続・化学 話の泉
―新聞紙上のトピックス―

日本基礎化学教育学会名誉会長  宮田光男 編
四六判/200頁/定価1430円(本体1300円+税10%)/1994年7月
ISBN978-4-7853-8600-9 (旧ISBN4-7853-8600-2)

 生徒たちが関心や興味を持ちそうな身近な問題は,日々の新聞に掲載されている.これらを利用すれば,必ず生徒の心をとらえる授業をすることができる.
 好評既刊『化学 話の泉』の続編として,新聞紙上の身近な事項を整理してまとめたものである.

【目 次】

『続・化学 話の泉』 カバー
A 自然界と物質の変化

1. 地殻の成分元素
 古代からの音色・鳴き砂のメッセージ
 恐竜の卵から恐竜絶滅の謎を解く

2. 空気の組成と燃焼
 「酵素は空気の1/5」簡単で安全な実験法
 地下の酸欠警報装置

3. 水と水溶液の性質
 「おいしい水」はなぜ売れているのか
 こちらの水はおいしいよ!
 プールの塩素は水着の敵

B 日常生活の化学


1. 食品化学
 骨粗鬆症って何?
 機能性食品の流行
 ヘルシーブーム
 ゆで卵は半年たっても元にもどる
 アルコールの毒性を授業で実験

2. 衣料の化学
 殺虫剤って安全なの?
 絹を着たナイロン
 汗をかいてもにおわない消臭繊維
 ナイロン50歳を超える

3. 染色と洗浄の化学
 “変色”−遊ぶスキーウェア
 洗剤のコンパクト化革命
 紫外線に強い染料が人気

C 身近な材料

1. プラスチック
 特殊樹脂の粉雪でアフターファイブのスキーを楽しもう
 微生物を使って“無公害”プラスチックを合成
 “サメ皮”プラスチックフィルム
 導電性プラスチック蓄電池

2. 金属と電池
 人骨から鉛を検出
 注意!使い始めの水
 金属微粒子と光の共演
 懐中電灯で光通信

3. 窯業製品
 破けて絵が描け,焼いたら陶器に
 いま,安全ガラスに注目
 ニューセラミックス

D 身のまわりの物質と製造

1. 空気からできるもの
 空気の加熱,冷却でピストンを動かす
 圧縮空気を海底タンクにためる

2. 鉱物からできるもの
 新型段ボールでエチレンを除去
 不老長寿の薬としてのヒ素

3. 石油からできるもの
 光で膨れる高分子
 金属や樹脂と繊維複合
 青果物鮮度保持に大谷石が

E 化学の応用と人間生活

1. 化学の進歩とその役割
 植物から石油が
 ゲレンデで人気のハイテクスキー
 人工の骨,血管,皮膚,縫合糸
 イオン交換樹脂を使った夢の結石治療
 重曹は安全な農薬

2. 環境保全と化学の役割
 さよならプラスチック公害
 拡がるオゾンホール
 アサガオやムラサキキャベツで,酸性雨をチェック
 いずれ全国の山は丸坊主に
 像が溶けていく
 NOx,SOxはこんな悪さも

3. リサイクルの推進
 下水汚泥から作る宝物
 プラスチックのゴミが固形燃料に
 地球環境問題は家庭の中から
 天ぷら廃油の再利用



         

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