- ポピュラー・サイエンス 134
- 時間を知る生物
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- 岡山大学教授 理博 富岡憲治 著
- 四六判/172頁/定価1540円(本体1400円+税10%)/1996年3月
- ISBN978-4-7853-8634-4 (旧ISBN4-7853-8634-7)
- 多くの生物は,昼夜,潮の満ち引き,四季等,自然環境のリズムに調和して暮らすための「体内時計」をもっています.その時計の性質は?どのように使っているのか?どこにあるのか?など,生物が時間を知るしくみについて,実例豊富に解説します.
- 【目 次】
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- 1. 一日の時間を知る
- 1.1 時間を知る手掛かり
- 1.2 生物も時計をもっている
- 1.3 時計の動きを見る方法
- 1.4 時差ぼけ
- 2. 体内時計の性質
- 2.1 周期は約二四時間
- 2.2 環境サイクルへの同調
- 2.3 時計は止められるか
- 3. 時刻合わせのための光受容器
- 3.1 昆虫の光受容器
- 3.2 脊椎動物の光受容器
- 3.3 体内時計は光受容器を調節している
- 4. 時計はいつ動き始める
- 4.1 リズムは学習か
- 4.2 時計はいつ動きはじめるのか
- 4.3 赤ちゃんのリズム
- 4.4 時計の性質は環境によって変わる
- 5. 時計の利用
- 5.1 生物が時計をもっているわけ
- 5.2 鳥の太陽コンパス
- 5.3 ミツバチの偏光を利用した定位
- 5.4 ミツバチの時刻記憶
- 6. もっと長い時間を知る
- 6.1 潮の満ち干きを知る
- 6.2 大潮を知る
- 6.3 季節を知る
- 6.4 一年の長さを知る
- 6.5 十数年の長さを知る ―周期ゼミ―
- 7. 体内時計はどこにある
- 7.1 昆虫の体内時計
- 7.2 軟体動物の時計
- 7.3 脊椎動物の時計
- 7.4 複数の時計をもつ生物
- 8. 時計の動きは遺伝子できまる
- 8.1 周期を決める遺伝子period
- 8.2 哺乳類の時計遺伝子
- おわりに
- 生物名索引
- 事項索引
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