- ポピュラー・サイエンス 135
- マルチメディアで夢を送る 光ファイバの話
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- 元(株)フジクラ顧問 工博 稲田浩一 著
- 四六判/216頁/定価1540円(本体1400円+税10%)/1995年11月
- ISBN978-4-7853-8635-1 (旧ISBN4-7853-8635-5)
- ネットワーク社会の重要インフラのひとつである「光ファイバ」の本質をやさしく解説,その面白さを伝えます.光の伝播に始まるファイバ技術の基礎から損失・製法,さらには光ファイバ増幅器など最先端の話題も収録し,夢多い未来を描き出します.
- 【目 次】
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- 1. 光通信の夜明け
- 1.1 透明な物体
- 1.2 電磁波としての光
- 1.3 中空パイプを使用した初期の頃の光の伝送研究
- 1.4 ミリ波導波管の研究開発
- 1.5 同軸ケーブルを使った長距離通信
- 1.6 光ファイバの出現
- 1.7 半導体レーザーの実用化
- 1.8 MCVD法の発明
- 1.9 VAD法の発明
- 1.10 光ファイバの窓の発見
- 1.11 光ケーブルの実用化
- 2. 光の伝搬
- 2.1 光の全反射と臨界角
- 2.2 光ファイバの開口数
- 2.3 光ファイバのモード
- 3. 光ファイバの種類
- 3.1 光ファイバの種類
- 3.2 ステップインデックス多モードファイバ
- 3.3 グレーデッドインデックス多モードファイバ
- 3.4 シングルモードファイバ
- 3.5 分散シフトファイバ
- 4. 光ファイバの損失と帯域
- 4.1 光ファイバの損失
- 4.2 構造不完全による損失
- 4.3 光の伝送損失の測定
- 4.4 水素による損失の増加
- 4.5 多モードファイバの伝送帯域
- 4.6 シングルモードファイバの伝送帯域
- 4.7 シングルモードファイバの波長分散
- 4.8 分散シフトファイバ
- 5. 石英ガラスファイバの製法
- 5.1 石英ガラス
- 5.2 天然石英ガラスと合成石英ガラス
- 5.3 屈折率を変える添加剤
- 5.4 コーニング社の基本特許
- 5.5 石英ガラスファイバの製法
- 5.6 MCVD法
- 5.7 OVD法
- 5.8 VAD法
- 5.9 線引き法(紡糸法)
- 6. いろいろな光ファイバ
- 6.1 多成分ガラスファイバ
- 6.2 プラスチッククラッドシリカコアファイバ
- 6.3 プラスチックファイバ
- 6.4 赤外ファイバ
- 7. 光ファイバのケーブル化
- 7.1 光ケーブル
- 7.2 光ファイバの強度
- 7.3 ワイブル分布とm値,n値
- 7.4 動的疲労特性
- 7.5 ファイバ強度のスクリーニング装置
- 7.6 光ファイバの被覆構造
- 7.7 光ファイバの温度特性
- 7.8 光ケーブルの構造
- 7.9 高密度光ケーブル
- 7.10 高密度光ケーブルの防水構造
- 7.11 光海底ケーブル
- 7.12 最適な光ケーブル構造
- 8. 光ファイバの接続
- 8.1 接続損失の原因
- 8.2 光ファイバの切断法
- 8.3 いろいろな光コネクタ
- 8.4 融着接続法
- 8.5 コネクタ接続と融着接続
- 9. 光ファイバ増幅器
- 10. 光ファイバ通信網
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