- ポピュラー・サイエンス 136
- 巨大望遠鏡への道
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- 東北大学名誉教授 理博 吉田正太郎 著
- 四六判/176頁/定価1430円(本体1300円+税10%)/1995年11月
- ISBN978-4-7853-8636-8 (旧ISBN4-7853-8636-3)
- より巨大な望遠鏡を建設して止まない人類の努力と成果の物語.
- 【目 次】
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- 1. 単レンズの巨大望遠鏡
- 1.1 ガリレオ式望遠鏡の限界
- 1.2 ウィーゼル商会の巨大地上望遠鏡
- 1.3 ホイヘンス兄弟の大望遠鏡と土星
- 1.4 カシニの溝と天文単位距離
- 1.5 単レンズの色収差
- 1.6 150フィートの空気望遠鏡
- 2. 金属鏡を使った巨大望遠鏡
- 2.1 金属の鏡
- 2.2 ニュートンが作った反射望遠鏡
- 2.3 本当の反射望遠鏡
- 2.4 反射望遠鏡のいろいろ
- 2.5 鏡材の気泡
- 2.6 反射望遠鏡の普及
- 2.7 ウィリアム・ハーシェルの望遠鏡
- 2.8 ハーシェルの40フィート大望遠鏡
- 2.9 プラチナの鏡
- 2.10 ロッスの合金と除冷法
- 2.11 ロード・ロッスの巨大望遠鏡
- 2.12 予想以上の発見
- 2.13 グラッブ社の74インチ望遠鏡
- 2.14 ナスミス式反射望遠鏡
- 3. 色消し巨大望遠鏡の実現
- 3.1 色消しレンズの発明
- 3.2 旧色消し望遠鏡の普及
- 3.3 高精度になった屈折望遠鏡
- 3.4 A.G.クラークが磨いた対物レンズ
- 3.5 巨大望遠鏡の完成
- 3.6 史上最大の屈折望遠鏡
- 3.7 巨大屈折望遠鏡の行きづまり
- 4. ガラス銀メッキ反射望遠鏡の発達
- 4.1 ガラス銀メッキ放物面鏡の登場
- 4.2 フーコーの80cm反射望遠鏡
- 4.3 クロスレー反射望遠鏡
- 4.4 リッチーの技術革新
- 4.5 ウィルソン山の60インチ反射望遠鏡
- 4.6 100インチ望遠鏡とM31の距離
- 4.7 パロマー山の200インチ望遠鏡
- 4.8 写野補正レンズの開発
- 4.9 リッチー・クレチァン望遠鏡
- 4.10 ソ連のシャイン望遠鏡
- 4.11 ゼレンチュクスカヤの6m望遠鏡
- 4.12 6m望遠鏡でM81銀河群の研究
- 5. 現代の巨大望遠鏡
- 5.1 MMTに替わる6.5m鏡
- 5.2 ジェミニ計画
- 5.3 マゼラン計画の6.5m望遠鏡
- 5.4 ユーナムの6.5m望遠鏡
- 5.5 91cm望遠鏡から188cm望遠鏡へ
- 5.6 日本の大望遠鏡計画
- 5.7 「すばる」望遠鏡の主鏡
- 5.8 ケック望遠鏡計画
- 5.9 ケック I,ケック II 望遠鏡の建設
- 5.10 最後の天体
- 5.11 重力レンズ,星震,褐色矮星
- 5.12 コロンブス計画
- 5.13 ドイツ巨大望遠鏡DGT
- 5.14 NNTT計画
- 5.15 分光掃天望遠鏡SST
- 6. ヨーロッパ南天文台のVLT
- 6.1 ESOの開設
- 6.2 VLT計画
- 6.3 史上最大のゼロデューア鏡材
- 6.4 ゼロデューア鏡材ができるまで
- 6.5 REOSCが磨くVLT主鏡
- 6.6 アクチブ光学とアダプチヴ光学
- 6.7 VLTのアダプチヴ光学
- 6.8 フリード・パラメーターγ0
- 6.9 星像直径
- 6.10 アクチュエーター
- 6.11 アダプチヴ光学系の実例
- 6.12 分解能210万のエンジェル分光器
- 6.13 建設地はセロ・パラナルに決定
- 6.14 VLTに思わぬ暗雲
- 6.15 VLTの現状
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