- ポピュラー・サイエンス 149
- 老人ボケは防げるか
- ―高齢化社会をのりきるために―
 
 
- 広島大学名誉教授 医博 中村重信・
- 国立病院機構長良医療センター 医博 松山善次郎 共著
- 四六判/170頁/定価1430円(本体1300円+税10%)/1996年9月
- ISBN978-4-7853-8649-8 (旧ISBN4-7853-8649-5)
  老人ボケの問題は単に一人一人の問題にとどまらず,高齢者社会を迎えようとしているわが国をはじめとして人間社会全体の課題となってきています.本書はボケについての原因,治療,予防などの生物的側面を中心にして社会的,心理的側面についても平易に解説します.
 
- 【目 次】
 
 
- 1. 離婚された妻
 
- 2. 老いをめぐって
-  2.1 老いについての考え方
-  2.2 生物学的老化
-  2.3 老化に対する社会的対応
 
- 3. ボケとは
-  3.1 ボケの診断
-  3.2 ボケの診療
-  3.3 ボケと紛らわしい状態
-  3.4 ボケの症状
 
- 4. ボケの社会的側面
 
- 5. ボケを来す疾患
-  5.1 脳血管性痴呆
-  5.2 アルツハイマー病
-  5.3 混合性痴呆
-  5.4 ハンチントン舞踏病
-  5.5 パ−キンソン病
-  5.6 ウエルニッケ脳症
 
- 6. 老人ボケは防げるかーどうして起るのかー
-  6.1 アミロイドタンパク
-  6.2 家族性アルツハイマー病
-  6.3 アミロイドタンパクの重合
-  6.4 アルツハイマー神経原線維変化
-  6.5 神経伝達物質
-  6.6 免疫異常および神経成長因子
-  6.7 痴呆の動物モデル
-  6.8 痴呆の危険因子
-  6.9 まとめ
 
- 7. 老人ボケの治療
 
- 8. ケアの問題
 
- 9. 心の問題
 
- あとがき
- 索 引
                                          
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