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ポピュラー・サイエンス 151
放射線ものがたり

岐阜医療技術短期大学名誉教授 工博 森内和之 著
四六判/216頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/1996年10月
ISBN978-4-7853-8651-1 (旧ISBN4-7853-8651-7)

 原子力・チェルノブイリ原発の事故・放射能などの話題がマスコミに現れる一方で,診断撮影やがん治療など医療やその他でも放射線が盛んに活用されていることはよく知られています.本書では,放射線についてその概念の要点を物語り風に解説します.

【目 次】

『放射線ものがたり』 カバー
1. 誤解だらけでかわいそうな放射線
 1.1 キリシタン・バテレンの妖術?「放射能」
 1.2 理解をさまたげ混乱させている実体
 1.3 木を見て森を見ない専門家たち

2. 強烈な放射線発生源-太陽と星
 2.1 水や空気よりはるかに縁の深い放射線
 2.2 太陽からの放射線
 2.3 多数の恒星からの宇宙線

3. 原子核に関する主な言葉
 3.1 原子・原子核の構造
 3.2 質量数,核子
 3.3 同位核(同位元素,アイソトープ)
 3.4 原子量,アボガドロ定数

4. そもそも放射線とは?
 4.1 電離(イオン化)作用
 4.2 荷電粒子による電離作用の特徴
 4.3 直接電離と間接電離
 4.4 「電離性放射線」の定義
 4.5 電離性放射線の本体となる粒子

5. 主な放射線粒子の特徴
 5.1 素粒子および反粒子
 5.2 電子,陽子,イオン,などの荷電粒子
 5.3 核反応を起こしやすい中性子
 5.4 最も身近な放射線としての光子

6. 放射線のエネルギー
 6.1 放射線のエネルギーと電子ボルト単位
 6.2 粒子線のエネルギー
 6.3 光子のエネルギーと波長の関係
 6.4 自然,および人工放射線のエネルギー範囲

7. 放射線の強さと透過性
 7.1 放射線の強さ(エネルギーフルエンス率)
 7.2 ラジオメトリック(放射計測)量
 7.3 放射線の透過性とは?
 7.4 荷電粒子と光子の透過力のちがい
 7.5 放射線を止めるには(遮蔽の原理)

8. 放射線の話
 8.1 放射能の意味とその定義
 8.2 核種の数の減少と放射能の減衰,その他
 8.3 放射性核の壊変形態
 8.4 放射線を浴びると放射能が残るか?

9. 放射線量のこと
 9.1 「放射線量」は「”放射線の”量」ではない
 9.2 放射線量(ドシメトリック量)の概念
 9.3 各種ドシメトリック量の考え方

10. 放射線全体を見渡して
 10.1 放射線に関する各種の量の相互関係
 10.2 放射線の測定器のこと
 10.3 身の周りの放射線と線量について

参考文献について
索引



         

自然科学書出版 裳華房 SHOKABO Co., Ltd.