- ポピュラー・サイエンス 158
- 背に腹はかえられるか
- ―生物の極性とからだつくり―
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- 埼玉大学名誉教授 理博 石原勝敏 著
- 四六判/164頁/定価1540円(本体1400円+税10%)/1996年12月
- ISBN978-4-7853-8658-0 (旧ISBN4-7853-8658-4)
- 生物の卵はみごとに丸い玉です.それが受精すると,卵は巧妙に仕組まれた罠にかかったように,形を変えていきます.
丸い球から,上下の区別ができ,左右相称になり,立体的な均整の取れた形ができる仕組みをやさしく解説します.
- 【目 次】
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- 1. からだの形と生命
- 1.1 形の中に生命は宿る
- 1.2 生物の非相称性
- 2. からだづくりのルール
- 2.1 卵の特性
- 2.2 からだの特性
- 2.3 からだの中のレール
- 3. 双頭・双尾の生物
- 3.1 生きるための規則性
- 3.2 動物の頭尾極性
- 4. 背に腹はかえられるか
- 4.1 生物の前と後ろ
- 4.2 背腹の逆転
- 5. 植物の極性
- 6. 遺伝子−その不思議な作用
- 6.1 カエル
- 6.2 ショウジョウバエ
- 7. からだづくりの要因
- 7.1 細胞の自己制御
- 7.2 形づくりの仕上げ
- 8. 無重力下(宇宙)での発生実験
- 8.1 カエルの宇宙旅行
- 8.2 メダカの宇宙旅行
- おわりに
- 索 引
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