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- ポピュラー・サイエンス 167
- 地上に星空を
- ―プラネタリウムの歴史と技術―
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- 杉並区立科学館 伊東昌市 著
- 四六判/216頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/1998年8月
- ISBN978-4-7853-8667-2 (旧ISBN4-7853-8667-3)
- より美しい星空を体験させてくれる施設として,また天文学や宇宙科学の学習の場として,その重要性が増してきたプラネタリウム.そこには,リアルな星空の再現を求めてやまない,はるか昔の先人たちの様々な智恵と技術が凝縮されています.
本書では,おもにプラネタリウムのしくみや歴史,将来展望の話などを中心に,読者を星空の世界へと誘います.
- 【目 次】
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- 1 プラネタリウムとは何か
- 1.1 心をなごませてくれる星空との出会い
- 1.2 プラネタリウムの楽しみかた
- 1.3 どんなことができる機械か?
- 1.4 プラネタリウムの構造
- 1.5 プラネタリウムの使われ方
- 2 プラネタリウムのルーツ −プラネタリウムの先祖たちを訪ねて−
- 2.1 天文学の歴史と天球儀
- 2.2 文化の都アレキサンドリアとムセイオン
- 2.3 アラトスの天球儀
- 2.4 三球儀の発明
- 2.5 天球儀の発展
- 2.6 時計の発達とオーラリー
- 3 プラネタリウムの誕生物語
- 3.1 ドイツ博物館の建設
- 3.2 二つのプラネタリウム −地動説と天動説のプラネタリウム−
- 3.3 ツァイス I 型の完成
- 3.4 万能型プラネタリウムへの発展
- 4 プラネタリウムの発達史
- 4.1 世界中へ広がったツァイス II 型
- 4.2 日本にもプラネタリウムがオープン
- 4.3 東西二つのドイツとプラネタリウム
- 4.4 モリソン型プラネタリウムの誕生
- 4.5 コルコス兄弟のプラネタリウム
- 4.6 スピッツのプラネタリウム
- 4.7 プラネタリウムの国産化
- 5 プラネタリウムの新しい流れ
- 5.1 宇宙劇場 −スペース.シアター−
- 5.2 プラネタリウムの革命? デジスター I 型の登場
- 6 現在のプラネタリウムとこれから
- 6.1 現在生産されているモデル
- 6.2 補助投映器の役割と傾向
- 6.3 プラネタリウムに求められる機能
- 6.4 これからのプラネタリウム
- 7 プラネタリウムの現状と問題点
- 7.1 プラネタリウム建設におけるプライオリティー
- 7.2 人の問題 −プラネタリウムを生かすも殺すも担当者次第−
- 7.3 番組内容の問題 −日本のプラネタリウムは子ども向けばかり?−
- 7.4 運営経費を考える −プラネタリウムはお金がかかるものだ−
- 7.5 これほどたくさんのプラネタリウムが必要か
- −隣どうしの町に建設するのは得策でない?−
- 7.6 欧米との比較から見える日本の問題点
- おわりに
- 参考文献
- 日本のプラネタリウム一覧
- → 世界のプラネタリウムの一覧へ
- 人名索引
- 施設名(プラネタリウム館名)索引
- 事項索引
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- ほかコラム5題
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