- ポピュラー・サイエンス 170
- 化学が面白くなる実験
- −なぜを探し,ナゼに答える−
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- 東京学芸大学名誉教授 理博 長谷川 正 編著
- 四六判/146頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/1997年11月
- ISBN978-4-7853-8670-2 (旧ISBN4-7853-8670-3)
- 実験室があればもちろん,そうでなくても手軽にできる実験を数多く紹介し,そこに潜む多くの「なぜ」を追求します.「物質の分離と精製」「沈殿と溶解」「電池の化学」「色と光の化学」「日常品と化学」の5テーマで「化学がきっと面白くなる」.
- 【目 次】
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- 1. 物質の分離と精製
- 1.1 最も基本的で重要な実験操作は「分離・精製」!
- 実験1 薄膜クロマトグラフィーによる色素の分離
- 1.2 なぜTLCにより物質を分離することができるのか?
- 1.3 なぜTLCでは分離したスポットができるのか?
- 1.4 シミュレーションとモデル
- 実験2 TLCのシミュレーション(模擬実験)
- 1.5 TLCにより物質を分離し,純物質を得ることができるか?
- 1.6 物質を分離・精製する他の方法とその原理は?
- 1.7 蒸留法
- 1.8 減圧蒸留法
- 1.9 再結晶法
- 実験3 液体拡散法による食塩の再結晶
- 1.10 おわりに
- 2. 沈殿と溶解
- 2.1 溶媒としての水
- 2.2 水の中でイオンはどうなっているのか?
- 実験1 食塩(塩化ナトリウムNaCl)の溶解度
- 2.3 水はなぜイオンを取り囲むのか?
- 2.4 水に溶けるということ
- 2.5 なぜ水に溶ける物質と溶けない物質があるのか?
- 実験2 塩化物の沈殿生成
- 2.6 溶解度積
- 2.7 混合溶液からの沈殿生成−沈殿が生成する順序
- 実験3 塩化銀とクロム酸銀
- 実験4 味噌汁中の塩分
- 2.8 沈殿生成とpH
- 実験5 硫化水素とカドミウムイオン,亜鉛イオン
- 3. 電池の化学
- 3.1 電池の不思議
- 3.2 酸化還元反応と電子の移動
- 3.3 電池の歴史の始まり
- 実験1 ボルタ電池の原理
- 3.4 ボルタ電池を改良したダニエル
- 実験2 ダニエル電池の原理
- 3.5 酸化マンガン(IV)を合成し,乾電池を作る
- 実験3 酸化マンガン(IV)の合成と確認
- 実験4 マンガン電池の作製
- 3.6 高電圧のリチウム電池
- 実験5 リチウム電池の作製
- 3.7 新しい電池の研究
- 4. 色と光の化学
- 4.1 CuSO4の水溶液はなぜ青い?
- 4.2 色と光の関係は?
- 実験1 直視分光器で太陽光線(虹の七色)を見る
- 4.3 簡易分光器を作ろう!
- 4.4 色と波長の関係は?
- 4.5 白色光とは?
- 実験2 直視分光器で蛍光灯の光を見る
- 4.6 色のある光を直視分光器で見ると?
- 実験3 直視分光器でナトリウムランプを見る
- 4.7 原子が発する光とは?
- 4.8 炎色反応を直視分光器で見ると?
- 実験4 直視分光器で炎色反応を見る
- 4.9 分光学と元素の発見
- 4.10 なぜ原子は光を発するのか?
- 4.11 色のある光でものを見ると?
- 実験5 ナトリウムランプの下で色を見る
- 4.12 光の吸収とは?
- 実験6 紫外線の吸収
- 4.13 可視光線を吸収すると?
- 実験7 色のついた溶液を通して直視分光器で白色光を見る
- 4.14 補色とは?
- 4.15 可視光線の吸収と錯体の色の関係は?
- 4.16 なぜ錯イオンは光を吸収するのか?
- 4.17 再びCuSO4の水溶液はなぜ青い?
- 5. 日常品と化学
- 5.1 生活と化学
- 5.2 身の回りの匂いの元は「エステル」
- 実験1 酢酸ブチルの合成
- 実験2 プラモデル用ボンドの作製
- 5.3 “Like dissolves like.”は何と訳す?
- 実験3 エステルの合成と触媒
- 5.4 なぜ硫酸には脱水作用があるのか?
- 5.5 なぜ酸がエステル化の触媒として働くのか?
- 実験4 セロハンテープの作製
- 5.6 どのようにして高分子化合物が生成するのか?
- 実験5 温熱パッドの合成
- 5.7 温熱パッドは何に利用されているか?
- 5.8 温熱パッドの中身の液体はどんな状態か?
- 実験6 水を冷やしたときの温度の変化
- 5.9 温度変化のグラフは何を示しているか?
- 5.10 凝固するとなぜ発熱するのか?
- 5.11 なぜ過冷却になるのか,また過冷却はなぜ壊れるのか?
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