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ポピュラー・サイエンス 188
明るい暗号の話
― ネットワーク社会のセキュリティ技術 ―

東京大学教授 工博 今井秀樹 著
四六判/128頁/定価1430円(本体1300円+税10%)/1998年7月
ISBN978-4-7853-8688-7 (旧ISBN4-7853-8688-6)

 明るく輝くネットワーク社会も,一歩間違えれば極めて危険な側面をもち,顔の見えない無数の人たちが闇に隠れ,あなたを狙っているようなところがあります. 誰もが安心してネットワーク社会の恩恵を受けるためには,ネットワークの安全性(セキュリティ)を高くしなければなりません.そのための基礎技術が現代の暗号です.
 本書は情報化社会における暗号のおもしろさや可能性を興味深く解説したものです.

【目 次】

『明るい暗号の話』 カバー
1 はじめに
2 ネットワークでコイン投げ
3 離散対数による一方向性関数
4 秘密のメールを送る
5 効率のよい暗号化法
6 鍵を共有する
7 メールに署名する
8 RSA署名は本当に安全か
9 いろいろなディジタル署名
10 暗号の世界を拡げよう
11 お墨付き方式によるディフィ‐ヘルマン暗号インフラ
12 お墨付き方式によるRSA暗号インフラ
13 いつでも,どこでも,誰とでも
14 耐タンパーカードによる暗号インフラ
15 鍵回復システム
16 電子マネー
17 さらに便利で安全なネットワーク社会に向けて
あとがき
参考書
索引



         

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