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ポピュラー・サイエンス 189
読み物 熱力学

大阪教育大学名誉教授 理博 小出 力 著
四六判/194頁/定価1760円(本体1600円+税10%)/1998年6月
ISBN978-4-7853-8689-4 (旧ISBN4-7853-8689-4)

 熱力学を通した「エネルギー」の理解は,今後の環境問題を考える一助となるでしょう.難解な熱力学がよくわかる,待望の解説書.

【目 次】

『読み物 熱力学』 カバー
1. 熱力学とは何だろうか

2. 温度とエネルギー
 2.1 エネルギーとは何だろうか
 2.2 気体の圧力の正体
  2.2.1 大気圧
  2.2.2 気体の圧力と体積
  2.2.3 理想気体の状態式
  2.2.4 気体の圧力の正体
  2.2.5 温度とエネルギー
  2.2.6 気体分子の速さ
  2.2.7 気体分子の速度分布〜エネルギー分布
  2.2.8 実在気体の状態式
  2.2.9 気体の体積変化と仕事

3. 熱力学第一法則とその周辺
 3.1 熱力学第一法則
 3.2 内部エネルギーとエンタルピー
 3.3 変化にともなうエンタルピー変化〜反応エンタルピー
 3.4 エンタルピーの基準〜標準生成エンタルピー
 3.5 熱容量とその内容
  3.5.1 熱容量
  3.5.2 固体の熱容量
  3.5.3 分子運動
  3.5.4 気体の熱容量
 3.6 変化にともなうエンタルピーの温度変化

4. 熱力学第二法則とその周辺
 4.1 熱力学第二法則
 4.2 効率,熱力学温度,エントロピー
 4.3 ギブスエネルギーの基準と標準エントロピー
 4.4 熱力学第三法則
 4.5 温度計
  4.5.1 温度計の歴史
  4.5.2 温度計の原理
  4.5.3 いろいろな温度計と特徴

5. 熱力学の応用
 5.1 気体の断熱膨張・圧縮
 5.2 気体の液化
 5.3 状態図
 5.4 物質の状態と分子間力
 5.5 相平衡 111
  5.5.1 固相と液相の平衡
  5.5.2 凝縮相と気相の平衡
  5.5.3 蒸発と沸騰

6. 多成分系の熱力学
 6.1 濃度と部分モル量
  6.1.1 濃度の表わし方
  6.1.2 部分モル量
 6.2 溶体
  6.2.1 ラウールの法則〜理想溶液
  6.2.2 沸点上
  6.2.3 溶解
  6.2.4 溶液相互の溶解
  6.2.5 固体相互の溶解〜固溶体
  6.2.6 固体の溶解
  6.2.7 凝固点降下
  6.2.8 分子間化合物
  6.2.9 溶液の沸騰〜分溜
  6.2.10 共沸混合物
  6.2.11 浸透現象
  6.2.12 希薄溶液の束一的性質

7. 化学反応
 7.1 化学反応の進み方
 7.2 平衡定数
  7.2.1 圧平衡定数
  7.2.2 いろいろな形の平衡定数
  7.2.3フガシティーと活量
  7.2.4 平衡定数の温度変化

付録
参考図書



         

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