- ポピュラー・サイエンス 192
- コラーゲンの秘密に迫る
- −食品・化粧品からバイオマテリアルまで−
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- 東京農工大学名誉教授 理博 藤本大三郎 著
- 四六判/156頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/1998年8月
- ISBN978-4-7853-8692-4 (旧ISBN4-7853-8692-4)
- テレビや,新聞・雑誌でよく見聞きするコラーゲンとはいったいどのような物質でしょうか.巷で言われている健康食品や化粧品あるいはシワのばしの効果は本当にあるのでしょうか?また最近はコラーゲンを材料に使ったコンタクトレンズや人工臓器・人工皮膚などバイオマテリアルとしての役割も注目されています.本書ではコラーゲンの科学的な姿を紹介します.
- 【目 次】
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- 1. どのような物質なのか?
- 1.1 いまなぜコラーゲン?
- 1.2 体の中のコラーゲン
- 1.3 コラーゲンの分子
- 1.4 コラーゲンの線維
- 1.5 コラーゲンファミリー
- 2. コラーゲンの生物学
- 2.1 コラーゲンの合成
- 2.2 コラーゲンの分解
- 2.3 細胞の足場としてのコラーゲン
- 2.4 コラーゲンと老化
- 3. 化粧品としての魅力
- 3.1 コラーゲン化粧品ことはじめ
- 3.2 表皮の構造と働き
- 3.3 美しい肌とは
- 3.4 脂分の補給・水分の補給
- 3.5 コラーゲンの保湿効果
- 3.6 肌へのなじみやすさ
- 3.7 化粧品材料としてのコラーゲンのつくり方
- 4. 食品としての魅力
- 4.1 栄養素としてのタンパク質
- 4.2 コラーゲンのアミノ酸組成
- 4.3 骨・関節の病気への効用
- 4.4 毛髪や皮膚への効用
- 4.5 動物の実験
- 4.6 コラーゲン食の作用メカニズム
- 5. バイオマテリアルとしての魅力
- 5.1 バイオマテリアル ――人工臓器の材料
- 5.2 コラーゲンからいろいろな形のものをつくる
- 5.3 シワのばし ――コラーゲンを入れる
- 5.4 尿失禁の治療
- 5.5 やけどの治療と人工皮膚
- 5.6 出血を止める止血剤
- 5.7 眼や歯の治療
- 5.8 人工骨と人工血管
- 5.9 ドラッグ デリバリー システムへの利用
- 6. コラーゲン利用の未来
- 参考書
- 索引
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