-
- ポピュラー・サイエンス 193
- 電子はめぐる
- −先端エレクトロニクスとその開拓者たち−
-
- 姫路工業大学名誉教授 工博 岸野正剛 著
- 四六判/176頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/1998年9月
- ISBN978-4-7853-8693-1 (旧ISBN4-7853-8693-2)
- 最先端の超LSIや超伝導デバイスで主役を担う電子の活躍を紹介します.ショックレーら,研究開発過程での人間模様にも触れつつ興味深く,先端エレクトロニクスのエッセンスを伝えます.超伝導発現のメカニズムもくわしく解説.
- 【目 次】
-
- 1. 物質はなぜバラバラにならないか?
- 1.1 腕白小僧と中間子論
- 1.2 地球上ではブラックホール的現象は起こらないか?
- 1.3 化学的に安定な原子は物理的にも安定だろうか?
- 1.4 粒子を交換して引力が生じるとは!?
- 1.5 湯川秀樹の中間子論
- 1.6 物に大きさがあるのはなぜか? −パウリの発見−
- 1.7 中間子はガンの治療に役立つ
- 2. 電流を初めて発生させた人とその発見
- 2.1 本屋の小僧と化学の出会い
- 2.2 ローソクの不思議
- 2.3 モータの発明
- 2.4 電気工学の誕生
- 2.5 ファラデーの人柄
- 3. 半導体からコンピュータが生まれる不思議
- 3.1 電気は1秒間に地球を7周半する −それでもデバイスのスピードが遅い?−
- 3.2 半導体デバイスの面白さにとりつかれる若者
- 3.3 様々な性質を持つ不思議な材料“半導体”と半導体デバイス
- 3.4 整流作用とp-n接合ダイオード
- 3.5 トランジスタ
- 3.6 トランジスタ誕生の経緯とバーディーンとショックレー
- 4. 電流が永久に流れ続ける不思議
- 4.1 先端技術は日常に経験しない世界から生まれる −低温は量子の世界−
- 4.2 宙に浮く磁石と流れ続ける電流
- 4.3 力なしで物体が動くのは不思議ではない!−慣性の法則(ニュートンの驚異)−
- 4.4 電気抵抗の起源と超伝導の起こる条件
- 4.5 低温を拓いた人−カメリン・オンネス−の謎の解明
- 4.6 再びバーディーンと超伝導メカニズム
|