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- ポピュラー・サイエンス 203
- マルチメディア世代に向けて
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- ― 光通信の舞台裏 ―
- 和歌山大学名誉教授 理博 藤本正友 著
- 四六判/130頁/定価1430円(本体1300円+税10%)/1999年4月
- ISBN978-4-7853-8703-7 (旧ISBN4-7853-8703-3)
- 21世紀のマルチメディア,テラビットメディア社会を支える光通信のさまざまな基盤技術について,その研究開発の歴史を交えながらやさしく解説します.
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- 【目 次】
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- 1. 光通信と電気通信
- 1.1 情報を遠方に伝える
- 1.2 光とは
- 1.3 波および粒子としての光
- 1.4 光と電磁波
- 1.5 光通信の利点
- 1.6 電話の発明
- 1.7 電話のつながり方
- 2. 半導体と光
- 2.1 光の吸収と発光
- 2.2 半導体の光の発生
- 2.3 半導体中の電子のエネルギー
- 2.4 半導体の不純物
- 2.5 化合物でできた半導体
- 3. 光の情報を伝えるガラスの糸
- 3.1 ファイバー研究の歩み
- 3.2 ガラスファイバー中を進む光
- 3.3 石英ファイバーの作り方
- 3.4 ファイバー内を走る光は弱くなる
- 3.5 プラスチックファイバー
- 3.6 光ファイバーは鋼より強い
- 4. ゆらぎのない光 レーザー
- 4.1 干渉が可能な光
- 4.2 レーザー光研究の歩み
- 4.3 半導体レーザー研究の歩み
- 4.4 発光する材料
- 4.5 発光する結晶を作る技術
- 5. 光通信に用いる光源
- 5.1 半導体に電流を流す
- 5.2 pn接合を流れる電流
- 5.3 半導体を光らせる
- 5.4 半導体レーザーの構造
- 5.5 情報を伝えるには
- 5.6 半導体レーザーの寿命
- 5.7 ブレークスルー
- 5.8 半導体レーザーのモード
- 5.9 単一の波長で発振
- 5.10 光源と光ファイバーをくっつける
- 6. 次世代の半導体レーザー
- 6.1 低電流で発振するレーザー
- 6.2 電子・正孔を閉じ込める
- 6.3 よく光る構造
- 6.4 歪みの効果
- 6.5 光・電子を線状に閉じ込める
- 6.6 光・電子を点状に閉じ込める
- 6.7 面状のレーザー
- 7. 光を受ける仕組
- 7.1 光信号の電気信号への変換
- 7.2 受光素子
- 7.3 光の吸収
- 7.4 受光と増幅を同時に行う
- 7.5 性能の向上を目指して
- 8. 弱くなった光信号を強くする
- 8.1 光の増幅
- 8.2 半導体による光の増幅
- 8.3 光ファイバーで増幅
- 9. 次世代マルチメディアへの展開
- 9.1 光通信用デバイスの歩み
- 9.2 大容量の情報を伝える
- 9.3 光を波として扱う
- おわりに
- 索引
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