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『世界天文年2009』
ポピュラー・サイエンス220
生れたての銀河を探して
−ある天文学者の挑戦−

愛媛大学名誉教授 理博 谷口義明 著
四六判/128頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2001年11月
ISBN978-4-7853-8720-4 (旧ISBN4-7853-8720-3)

【世界天文年2009日本委員会公認書籍】

 「天文学者って一体何をしているんだろう?」「どのように研究を進めているのだろう?」 生れたての銀河の探究を例に,そのような疑問にお答えします.
 第1章では,スターバースト銀河(爆発的に星を生成する銀河)をテーマに進めてきた歩みを,第2章では,赤外線天文衛星を使って生れたての銀河を探してゆくドラマを,第3章では,ハッブル宇宙望遠鏡などによる探査について解説します.
 日ごろ触れることのない天文学者の有様を興味深く語った,ひと味違ったサイエンスの入門書です.

(同じ著者による 『不思議な銀河の物語』 『銀河もウルトラをめざす』もご参照ください)


【目 次】

『生れたての銀河を探して』 カバー
1.憧れの銀河
 1.1 銀河の世界
 1.2 銀河を探る
 1.3 スターバースト銀河
 1.4 スーパーウインド
 1.5 スターバーストはなぜ起こるか?
 1.6 ウルトラ・スターバースト
 1.7 スターバーストから生れたての銀河へ
 コラム1 天体までの距離
 コラム2 活動銀河
 コラム3 水素原子の放射する輝線
 コラム4 ガス雲の重力不安定性

2.生れたての銀河への道
 2.1 生れたての銀河を探すまで
 2.2 キットピークにて
 2.3 東京にて
 2.4 相模原にて
 2.5 ハワイにて
 2.6 パリにて
 2.7 オランダにて
 2.8 再びハワイにて
 2.9 ビアフランカにて
 2.10 仙台にて

3.銀河の誕生と進化
 3.1 1996年の憂鬱
 3.2 撮像のハッブル:ハッブル・ディープ・フィールド
 3.3 分光のケック:赤方偏移5を超えて
 3.4 可視光では見えない銀河
 3.5 遠赤外線で銀河を探す
 3.6 サブミリ波で銀河を探す
 3.7 銀河の歴史
 コラム5 波長帯(バンド)
 コラム6 等級と光度
 コラム7 赤方偏移

あとがき
銀河と宇宙を知るための参考書
本書に登場する施設・機関などのwebサイト
  (リンク一覧は下記)
人名索引
天体・天域名索引
事項索引

本書に登場する施設・機関などのWebサイト

(URLアドレスは2009年5月現在)

東北大学

 ・理学研究科 天文学専攻

東京大学

 ・天文学教育研究センター
 ・木曽観測所
 ・理学系研究科 天文学専攻

国立天文台

 ・すばる望遠鏡(ハワイ観測所)
 ・岡山天体物理観測所
 ・ALMA(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)

宇宙科学研究所 (現 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部

 ・赤外線天文衛星IRIS(ASTRO-F)
 ・ISOの日本観測者のサポート
 ・SPICA計画

NASA(アメリカ航空宇宙局)

 ・ハッブル宇宙望遠鏡(STScI:宇宙望遠鏡科学研究所)
 ・IRAS(Infrared Astronomical Satellite )
 ・SOFIA(The Stratospheric Observatory For Infrared Astronomy)
 ・Spitzer Space Telescope (旧 SIRTF:Space InfraRed Telescope Facility)
 ・James Webb Space Telescope (旧 NGST:Next Generation Space Telescope)

ESA(欧州宇宙機関)

 ・ESTEC研究所
 ・ISO(Infrared Space Observatory)

アメリカ合衆国 国立光学天文台

 ・キットピーク天文台

ハワイ大学

 ・天文学研究所
 ・マウナケア天文台
 ・ケック天文台
 ・JCMT(the James Clerk Maxwell Telescope)
 ・SCUBA(The Submillimetre Common-User Bolometer Array)

ケンブリッジ大学 天文学研究所

 ・王立グリニッジ天文台



         

自然科学書出版 裳華房 SHOKABO Co., Ltd.