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ポピュラー・サイエンス 238
医療最前線で活躍する物理

放射線医学総合研究所 医博 遠藤真広 著
四六判/156頁/定価1870円(本体1700円+税10%)/2001年9月
ISBN978-4-7853-8738-9 (旧ISBN4-7853-8738-6)

 現代の医療では,X線はもちろんのこと,超音波,核磁気共鳴など物理学の原理を用いた診断装置が医療の現場で数多く使われ,これら無しには,もはや医療は成り立たなくなってきている.本書では,医療と物理との結び付きにスポットを当て,物理が医療に果たす役割をやさしく解説する.

【目 次】

『医療最前線で活躍する物理』 カバー
1. X線診断とはどのようなものか
 1.1 X線診断のいろいろ
 1.2 X線で臓器の映像が明暗に見えるわけ
 1.3 X線診断の最新技術
 1.4 X線診断の歴史

2. CT(コンピュータ・トモグラフィー)とは何か
 2.1 CTの使われ方
 2.2 CTは医療をどう変えたか
 2.3 CTはどのような装置か
 2.4 CT技術の発展
 2.5 CT技術の夢とその実現への期待

3. MRIとは何か
 3.1 MRIの使われ方
 3.2 MRIはどのような装置か
 3.3 MRIで画像が見えるわけ
 3.4 MRIの歴史

4. シンチグラフィー,SPECT,PETとは何か
 4.1 シンチグラフィー,SPECT,PETの使われ方
 4.2 シンチグラフィー,SPECT,PETはどのような装置で行うか
 4.3 核医学診断装置の歴史

5. エコー(超音波診断装置)とは何か
 5.1 エコー(超音波診断装置)の使われ方
 5.2 超音波診断装置とはどのようなものか
 5.3 超音波診断装置の歴史

6. 放射線治療とはどのような治療か
 6.1 放射線によるガン治療
 6.2 放射線でガンが治せる理由
 6.3 放射線治療の最新技術
 6.4 放射線治療の歴史

7. 粒子線治療とはどのような治療か
 7.1 放射線治療の限界と粒子線
 7.2 粒子線の特徴
 7.3 重イオン線治療
 7.4 速中性子線治療と陽子線治療

8. レーザーメス,ハイパーサミア,衝撃波結石破砕療法
 8.1 レーザーメス
 8.2 ハイパーサミア(温熱療法)
 8.3 衝撃波結石破砕療法

おわりに
索引



         

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