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ポピュラー・サイエンス 259
分子膜ってなんだろう
−シャボン玉から細胞膜まで−

名古屋工業大学名誉教授 理博 齋藤勝裕 著
四六判/134頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2003年9月
ISBN978-4-7853-8759-4 (旧ISBN4-7853-8759-9)

 きらきらと輝きながら風に漂うシャボン玉の膜は,何でできているのでしょう? 分子膜は細胞膜のモデルと考えられることから,その研究はいろいろな分野から注目を浴びています.この本では,分子膜の生い立ち,構造,性質,機能について基礎からわかりやすく解説します.これを読めば君も分子膜通になれる!

【目 次】

『分子膜ってなんだろう』 カバー
1.集合する分子
 1.1 石油膜:虹を作る分子
 1.2 界面活性剤:立ち上がる分子
 1.3 両親媒性分子:仲良しにする分子
 1.4 分子間力:引きつけ合う分子

2.分子膜になる分子
 2.1 分子膜:並ぶ分子たち
 2.2 一分子膜:広がる分子たち
 2.3 二分子膜:重なる分子膜
 2.4 膜のダイナミズム:活動する分子膜

3.ミセルは小宇宙
 3.1 ミセル:分子のマリモ
 3.2 CMC:集団の変化
 3.3 ベシクル:神々の造形
 3.4 泡:空気のベシクル
 3.5 シャボン玉:神々の戯れ

4.分子膜は化学者
 4.1 洗浄:水と油も混じる
 4.2 体積変化:押されて凹む
 4.3 反応経路:反応を選ぶ
 4.4 反応速度:反応を速める
 4.5 不斉反応:天然物は鏡の世界

5.命を包む分子膜
 5.1 細胞:ベシクルの中の化学工場
 5.2 細胞膜:組成豊かな天然ベシクル
 5.3 細胞膜のダイナミズム:活動する細胞膜
 5.4 細胞膜は生きている:命を支える細胞膜

6.分子膜の生理機能
 6.1 透過機能:分子を通す分子膜
 6.2 輸送機能:分子を運ぶ分子膜
 6.3 イオン輸送:電子を運ぶ分子膜
 6.4 味覚センサー:味を見分ける分子膜
 6.5 嗅覚センサー:匂いを見分ける分子膜

7.未来医学と分子膜
 7.1 DDS:薬剤の宅配便
 7.2 抗ガン剤:ガン細胞の殺し屋
 7.3 人工ワクチン:夢のガンワクチン
 7.4 人工赤血球:酸素運搬システム



         

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