- ポピュラー・サイエンス 268
- 生命科学者、現代を語る
- −時を越えて万里同符−
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- 東京大学教授 理博 佐倉 統・
- 元北海道大学教授 理博 澤口俊之・
- 東京理科大学教授 薬博 田沼靖一 共著
- 四六判/176頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2005年5月
- ISBN978-4-7853-8768-6 (旧ISBN4-7853-8768-8)
- さまざまな価値観が入り乱れ,複雑をきわめる現代社会において,科学の果たしうる役割とはなんなのか.時代をリードする生命科学者三名が,進化生物学,脳科学,細胞生物学などそれぞれの専門の立場から,生命と死,脳と心,理科教育などなど,現代社会が抱える諸問題を縦横に論じ,語り合います.
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- 【目 次】
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- 二四〇年後の万里同符(佐倉)
- 心は脳の活動:自由意思は脳活動を後追いする(澤口)
- 死による無限と夢幻(田沼)
- ◆鼎談1 現代における万里同符の意義◆
- 暁の死(田沼)
- 日本人の特殊性:微分的ネオテニー説(澤口)
- マンボウの卵、または利己的なミーム?(佐倉)
- 蝸牛の殻(佐倉)
- ◆鼎談2 死・老化・寿命のサイエンス◆
- 往還としての死(田沼)
- 結晶性知能と「生きる目的」(澤口)
- 漱石、メキシコ、ふたつの自分(佐倉)
- 脳からみた「人間性」(澤口)
- 死の存在の認識(田沼)
- ◆鼎談3 前頭連合野のはたらきは未熟になっているのか?◆
- 凶悪犯罪は脳内ダメージによる?(澤口)
- 教育と脳科学(澤口)
- 死の進化(田沼)
- ◆鼎談4 科学リテラシーと理科教育◆
- 人と時代の好運な出会い(佐倉)
- 分かりやすく伝えること(佐倉)
- 逍遙遊(田沼)
- 万里同符と万事同符(佐倉)
- 初出一覧
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