- ポピュラー・サイエンス 279
- 日本の化学の開拓者たち
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- 大阪大学名誉教授 理博 芝 哲夫 著
- 四六判/164頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2006年10月
- ISBN978-4-7853-8779-2 (旧ISBN4-7853-8779-3)
- 幕末に海外の化学書を翻訳した宇田川榕菴,川本幸民,数多の工夫と苦労の末わが国独自の化学産業を興した人びと,西欧の近代化学を伝えるために海を越えてやってきたお雇い外国人教師たち.厳しい環境の中,日本の化学を切り開き,今日の興隆の礎となった偉大な先人たちの軌跡を辿ります.
- 【目 次】
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- 1.日本の化学は宇田川榕菴によって開かれた −『舎密開宗』−
- 2.「化学」の語をはじめて使った川本幸民
- 3.長崎におけるファン・デン・ブルグの化学伝習 −九州諸藩の化学技術−
- 4.わが国最初の化学講義録『ポンペ化学書』
- 5.日本の写真術の開祖 上野彦馬 −『舎密局必携』−
- 6.日本最初の外国人化学教師ハラタマ
- 7.大阪に舎密局が開設される
- 8.舎密局から育った日本の化学の開拓者たち
- 9.京都舎密局を開いた明石博高
- 10.宇都宮三郎がわが国に化学工業を開く
- 11.日本の製鉄事業を始めた大島高任
- 12.日本の化学の発足に貢献したお雇い外国人たち
- 13.日本の化学会を創った人びと
- 14.火薬で日本を救った化学者下瀬雅允
- 15.世界ではじめてホルモンを結晶として分離した高峰譲吉
- 16.日本の薬学を開いた長井長義
- 17.うまみの化学成分“味の素”を発見した池田菊苗
- 18.最初のビタミンを発見した鈴木梅太郎
- 参考文献
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