- ポピュラー・サイエンス 283
- 人と犬のきずな
- −遺伝子からそのルーツを探る−
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- 岐阜大学名誉教授 農博 田名部雄一 著
- 四六判/142頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2007年11月
- ISBN978-4-7853-8783-9
- 人間と共に生活している犬たちは,番犬や盲導犬から最近はコンパニオン・アニマルとしても活躍している.本書では犬の成立(家畜化)の起源や人間とのかかわり合いを紹介しながら,日本犬や洋犬の特性を外見と遺伝子構成の両面から解説し,さらに犬種の特徴を生かした飼育の仕方にまで触れる.また,忠犬ハチ公や南極探検隊のタロとジロの話も掲載している.
- 【目 次】
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- はじめに
- 1章 犬の祖先と人
- 1.人の進化
- 2.人とオオカミの特徴とその共生の成立
- 3.犬の成立と世界における拡散
- 4.人の文化史における犬の役割
- 2章 犬の品種
- 1.犬品種の成立史
- 2.犬品種の特徴と用途の比較
- 3.日本犬の成立と特性
- 4.日本犬の遺伝子構成
- 3章 犬の外部形態
- 1.哺乳類の毛色の特徴と遺伝
- 2.犬の毛色とその遺伝
- 3.犬の毛の性質とその遺伝
- 4.犬の体の大きさの遺伝
- 5.犬のその他の形態の遺伝
- 6.日本犬を含む東アジア犬の形態の比較
- 4章 犬の性格
- 1.犬の祖先オオカミの性格と人との共生の適性
- 2.犬品種の行動性
- 3.犬の性格的特徴を生かした飼育の仕方
- 5章 犬にまつわるいろいろな話題
- 1.忠犬ハチ公の話
- 2.タロとジロの話
- 3.犬の意思表示の理解
- 4.犬好きと猫好き
- 5.人と犬の共通感染症
- おわりに
- 引用文献および参考書
- 索引
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